株式会社バルス (東証一部: 2738) 株主総会 株主総会 Francfranc
2008年4月26日(土) 午前10時
日比谷公会堂
開会時点の出席人数: 開会前に1階席(定員1,052)はほぼ満席
となり、以後2階席(定員1,022)へ誘導
フリードリンク: なし
事業報告: 社長(報告書朗読)
総会の後: 約15分の休憩後、同一会場で経営近況報告会
発言者: 総会 9名
報告会 17名
所要時間: 総会 51分
報告会 約1時間45分
お土産: Francfrancの朝食用食器セット
(マグカップ、ボウル、プレート)
Francfrancブランド創立15周年記念映画
「恋するマドリ」のDVD
Francfrancブランドを主力とするインテリア・雑貨小売販売事業。
このところ毎期増収増益継続中。
--現場の従業員のうち正社員と派遣の比率はどのくらいか。派遣社員を正社員に登用する制度はあるのか。
「店舗の従業員に派遣はいない。1,600人中600人が正社員で残りはパートとアルバイト。現在の店長はほとんどアルバイト出身だ」
(この発言者は前日SUMCOの総会で同じ主旨の質問をしたのと同一人物)
--利益還元策として一部の株主が期待する優待制度の拡充は、株主公平の原則に反する。今優先すべきなのは企業価値の向上だ。
「上場して調達した資金でようやくキャッシュフローが黒字化したので、今後は配当、自社株取得の形で株主に酬いるのが正しいと思う。配当性向は30%を目指す」
--昨年本業と関係ない不動産子会社Seven Signaturesの株式を売却したのは正しい。
「ハワイのホテルの区分所有権を販売する会社だが、全株ではなく連結対象でなくなる限度まで売却し、将来の利益を前倒しで手に
入れるとともに、借入金を返済し、保証も外すことができた」
--香港その他海外進出の現状はどうか。
「香港は生産地(中国)に近く、日本とマーケット構造が似ているので進出し、5年目である。昨年、全店それぞれ単独では黒字だが、全体では赤字、つまり本部経費までは賄えない状況だ。台湾へはフランチャイズで展開しているので最初からわずかながら利益が出ている。シンガポールなどからもオファーをもらっているが、あくまで国内がメインなのであせらずやっていく。中国はどうかとよく聞かれるが、欧米の方を優先したいと考えている」
--自己株式取得の目的は。
「前期5億取得し、3月からも取得継続中である。将来については消却という線で考えている」
--電子マネーへの対応状況と今後の方針は。
「まだやっていない。現在フランフランカード(ポイントカード)導入のための設備投資を考えている」
--本業に関係ないとしてSeven Signaturesから手を引いたのに東京住宅という不動産会社を持っているのはなぜか。
「われわれが売っているインテリアに必要な空間を作りたいという考えで木下工務店と提携して設立した注文住宅会社で、現在駒場にモデルハウス1棟を建築中である。工事はすべて木下が行う」
--優秀な人材の確保についてどう考えているか。
「引き抜きがしづらい業界なので、優秀な新卒を採用し、育てていく必要がある。幸い女性を中心に人気が高く、今年の新卒30人は5,000人の中から選ぶことができた。来年はさらに100人の採用を考えている」
--携帯電話機を開発したそうだが利益は出たのか。
「ドコモショップで販売したN705iについてはデザイン料として3,000万円を受け取った。一方当社が自らリスクを負って、自社のamadana storeで販売したamadanaモデルは幸い5,000台を2日間で完売し、5,000万円のの利益を得た。今後はドコモショップで販売する分についてもロイヤリティーをもらうなど利益率の向上につとめたい」
--ブランド名フランフランに比べてバルスという名は知名度が低い。社名もフランフランに統一すべきではないか。
「今のところ考えていない。将来いろいろなブランド名ができる可能性があるので、その場合はバルスというのがホールディングカンパニーの名前になり、各ブランド名の会社が傘下になることもありうる」
--客層の推移、年齢構成の変化にどう対応していくのか。
「Francfrancは25歳で都会にひとり暮らしする女性をターゲットとしてスタートした。これは今も変わっていない。客は次第に年を取って30代、40代の人も来るようになるが、だからといって店も年を取って商品の幅をひろげることはしない。30代、40代でも25歳の心を持ち、あこがれている人はいて、そういう人が顧客になってくれる。ヴァンサンカンという雑誌が40代の女性に読まれているのと同じことだ」
経営近況報告会ではまず会社紹介ビデオを上映後社長から中期経営計画について説明があり、店舗数を増やすより店舗効率の向上によってFrancfrancブランドの継続的な成長を維持すること、不採算事業の収益を改善してフリー・キャッシュフローの黒字化の継続を図ること、株主還元と成長のバランスがとれた経営で今後とも連続増収増益を目指すなどの考えが示された。
最近のコメント