株式会社 インボイス
株式会社 インボイス (東証一部:9448)
6月25日(日) 午後1時
品川 新高輪プリンスホテル 国際館パミール
総会の後: 経営近況報告会
開会時点の出席人数: 2,500近い座席の3割くらい
フリードリンク: ミネラルウオーターのペットボトルを配布(越後の名水 ライオンズミネラルウオーター 500ml)
質疑・意見: 文書によるもの 1件
総会 発言者 6名
説明会 なし
所要時間: 総会 2時間26分
説明会 約20分
お土産: なし
大型株主総会のメッカ、国際館パミール、以前ホリエモンが大量の立ち見が出るほど満員の出席者を集めた会場だが、今日はややその広さを持て余し気味。
当社の2006年3月期はいろいろ議論を呼びそうな内容。
単独は微増収、減益で純利益のほぼ100%を配当。連結は増収ながら日本テレコムと合弁で設立した連結子法人、日本テレコムインボイスの事業開始に伴う初期投資費用の発生で大幅赤字計上。
問: 当社が実施した日本最初の株主に対するストックオプションを入手したが、すでに紙くずになってしまった。
答: かなり多額のストックオプションを発行してしまったため実行されると発行株式数が増え過ぎることを懸念して売られてしまい、株価が行使価格を下回ってしまった。いずれオプションが利用できるよう努力していきたい。
問: 日本テレコムインボイスはなぜ営業開始6か月で160億もの赤字を出したのか。
答: ソフトバンクとの間で昨年10月から本年3月までの間に当社が日本テレコムへ支払う費用を200億円としている。
これは日本テレコムの設備投資の肩代わりであって、資産計上して償却していくような処理方法もあるが、昨今の情勢から厳しい経理処理をしたものである。
問: 単独利益の配当性向100%の方針とのことだが、内部留保の必要はないのか。
答: 利益はすべて株主のものだと思う。その代わりに大型のM & A を仕掛けた際などに必要な資金調達については是非株主の皆様のご協力をお願いしたい。ただ100%配当すると筆頭株主である自分はもらい過ぎになる。何とか受領辞退できないか模索したが、税務当局に認めてもらえなかったので、現在は社長の報酬をゼロにしている。
問: ダイナシティーをライブドアから買収するのに200億借り入れたが大丈夫か。
答: 日本テレコムインボイスと異なり、40億の利益を出している会社なので問題ない。
問: インボイスSEIBUドームのネーミングライツ取得の費用は。
答: 年2億5,000万円の広告宣伝費を西武鉄道に支払っている。
近況報告会では2007年3月期の単独業績予想を売上600億、営業利益21億、経常利益20億、純利益11億7,000万円(増収増益)であるとした上で、この純利益が達成できれば、1株あたり配当は前期の39円から100円強となること、日本インボイステレコムは10月から単月黒字転換するものの通期ではまだ赤字脱却できないこと、連結ベースでは若干の黒字転換を予想していることなどの説明があった。
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