株式会社コロワイド (東証一部: 7616)
2007年6月9日(土) 午後2時
横浜 みなとみらい パシフィコ横浜 国立大ホール
開会時点の出席人数: 5000人収容の巨大ホールの1階のみ使用
座席数(3260)の6~7割の入り
フリードリンク: なし
事業報告: 社長(報告書朗読)
総会の後: 引き続き同一会場でPRビデオ上映と質疑応答
発言者: 総会 4名
質疑応答 17名
所要時間: 総会 52分
ビデオ上映と質疑応答: 約1時間25分
お土産: 生チョコ発祥の店シルスマリア(平塚市)の菓子折
株主様特別ご優待券(1000円券)3枚
「横浜近郊店舗一覧」(タイトルがおかしい。実際は会場周辺である横浜中心部の店舗網)添付
東京、神奈川が地盤で複数業態を展開する外食企業。2007年3月期は積極的なM&Aで連続増収を維持するも、利益半減。
--総会の会場が前回と変わったが、費用の掛けすぎではないか。
「昨年までの川崎のホテルは狭くて座れない人が出たと怒られたので広い場所に変更したものである」
--毎年巨額の除却損が出るのはなぜか。
「過去3年の除却損は順に18億、21億、72億となっているが、理由は(1)既存店の立地環境の変化(2)買収した企業の無駄を整理(3)減損会計制度の変更である。しかし前期で必要な手当てはほぼ終了しており、今年閉鎖する店の分も計上済みなので、今期は業態の整理による看板の架け替え程度で、10億と見込んでいる」
--ネット上に当社の株主優待は手厚すぎ、収益を圧迫しているとして見直しを求める声があるが、コストはどの程度か。
「個人に安定株主になってもらい、敵対的買収を防ぐのが目的で、決して高いとは思っていない。販管費に計上している優待のコストは186百万円、上場子会社が独自に発行しいる分を含めて265百万円である」
--優待券で支払うとき住所、氏名を書かされるが、面白くない。
「販促の一環としてお客様の情報がほしいのでお願いしている」
金券屋への横流しをけん制する目的かもしれないが、確かに他社ではあまり例がない。
--取り扱うアルコールのブランドがサントリーだけなのはなぜ。
「私個人がサントリーと仲が良いだけのことだ」
--電子マネー、ポイントカードへの取り組みについて。
「現在携帯電話を利用した電子クーポンの実験を銀座、新宿、渋谷、池袋の各地区で始めている。電子マネーはエディがほぼ全店で利用可能で、一部の店ではスイカも使える」
--前社長はなぜ突然辞めたのか。
「自分から辞めたことにしてあるが、実は無能だから辞めさせ、創業者である自分が会長から復帰した。謙虚さがまったくなく、社長になったとたん人間性が変わった。創業当時から自分の手元に置いていたが、ただの傍観者で無為無策な『死の八甲田山』だった。
もちろん後任に選んだ自分の責任は痛感している」(場内シーンとなる)
--以前の総会で私が千葉県の某外食企業を買収するよう提案したが、他社に買われてしまったではないか。
「実は先方から売りに来たが、中身があまりにひどいので断った。会社を売りにくる社長は初めのうちこそ自分はどうなってもいいから、従業員の雇用だけは保証してくれというが、最後になると必ず従業員はどうでもよいが、自分にはいくら払ってくれるかと聞く」
--席料としてお通しを出して金を取るのは止めてほしい。注文していないものには金を払いたくない(場内拍手)。
「将来的には廃止したいが業界の慣習で現時点では止められない。
当社のイタメシヤ ラパウザでは、やっていないが、和民のイタリアン業態ではお通しを出している」
以前別の外食産業の総会でもまったく同じ内容の発言と回答を聞いたことがある。居酒屋と利用客の間の永遠の対立点か。それにしてもイタリアンのお通しとは?
--禁煙席を設けてほしい。和民にはあるのに。
「私自身は煙草を吸わないし、隣で吸われると不愉快だが、客商売ではなかなかできない。少しずつ進めていくしかない」
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