株式会社アルク
株式会社アルク (ジャスダック: 2496)
2007年8月29日(水) 午前10時
新宿NSビル NS3Fホール
開会時点の出席人数: 33人(うち女性7名)
フリードリンク: お茶、ミネラルウォーターなど500mlペットボトル数種から選択
事業報告: 社長(報告書朗読)
発言者: 4名
所要時間: 1時間4分
お土産: 英和・和英電子辞書「英辞郎」のCD-ROMと解説書
(価格 本体2,381円+税)
外国語通信教育が主力。2007年5月期は第4期決算だが、業績は創立当時が最高で、以後3期連続の減収、経常減益、第4期でついに赤字転落。創立以来無配継続。上場後初総会とあって、まず全役員の紹介、続いて業績不振、配当見送りに対するお詫び。
--売上増、販促のための広告戦略は。
「以前は紙媒体が多かったが、最近の反応状況から、紙媒体も続けてはいくものの、今後はインターネットに力を入れていく。新聞広告はほぼ日経一紙にしぼっている。広告費は年間5億程度」
--NOVAの不祥事は当社のチャンスではないか。
「語学教育にはNOVAのような語学学校と当社のような教材出版、通信教育の分野があり、ほぼ同じくらいの規模である。両者の間に直接的な競合関係はなく、NOVAの問題をビジネスチャンスとは捉えていない。全体としての市場は拡大するものと期待している」
--今後の業績回復の見通しは。
「急激な業績悪化はひとえに私の責任である。最大の原因は基幹システムの再構築に際してトラブルが発生したこと、TOEIC の新テストへの切替に際し、対応が遅れたことと旧バージョンの在庫処分コンピュータートラブルにより営業施策が遅れたための通信教育不振などであるが、いずれも一過性で着実に手を打ってあり、今期後半からの回復は期待できる。すでに今期目標として、売上76億、経常利益2億、純利益1.2億と公表している。新商品の開発、販売ルートの整備、経費の節減を進めており、配当性向は連結利益の15~20%を目標にしている」
--インターネットはこの後どのように展開していくのか。
「当社は出版社として出発、第2ステージとして通信教育に進出した。1995年からインターネットのホームページを立ち上げ、第3段階ではこれが事業の中核となっていく。最終的には子供からシニアまでのグローバルな語学学習サイトを目指しており、将来は日本語教育分野でも圧倒的な強みを持つようになると思う」
業績不振の割りに感情的な発言が少なく、株主の期待が感じられた。
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