株式会社レナウン
株式会社レナウン (東証一部: 3606)
2008年5月29日(木) 午前10時
グランドプリンスホテル高輪(旧高輪プリンスホテル)
地下1階 プリンスルーム
議決権を有する株主数: 52,920名
開会時点の出席人数: 座席数約540の4割くらい
フリードリンク: ロビーおよび控室で
コーヒー、紅茶(いずれもホット、アイス)
オレンジジュース、ウーロン茶
事業報告: 社長(報告書朗読)
発言者: 7名
所要時間:1時間35分
お土産: なし
長年不振が続く老舗のアパレル大手。2008年2月期は減収、純損失拡大で無配継続。
冒頭全役員が起立、百貨店チャネルのレディース部門売上不振で欠損計上、無配となったため、社長の50%はじめ全役員報酬カットの上再建に全力を尽くすと陳謝し、事業構造の改革案を説明。投資対象の厳選と資源の集中投入。不採算16ブランドの廃止と中核8ブランドの底上げ、女性の管理職登用、現場販売員の正社員化、例外なき所有不動産の売却、アクアスキュータムの根本的見直し等を約束した。
--現経営陣に能力がないからこういう事態になったのだ。このままでは会社はつぶれて、来年の総会はない。社長の報酬カットは50%ではなく100%でいい。もっと抜本的なリストラをすべきだ(拍手)。
「短期間で結果を出すつもりで役員の任期を2年から1年にする定款変更の議案を提出した。我が社の赤字の原因は販売管理費が高過ぎる点にある。これをいかに抑えるかが問題で、具体的な目標を掲げてやっていく。赤字のブランドが多過ぎるが、そのほとんどが昨今始めたものである」
--当社の赤字体質はアクアスキュータムを買収したころから始まった。アクアスキュータムを整理する気はあるのか。
「アクアスキュータムも02年から04年までは収益を上げていた。06年に積極拡大策を採用して宣伝費を先行投入したのに結果が出なかった。まだやり方次第で立て直せるのではないかと考えているが、この状況では思い切って決断しなければいけないかもしれない」
--壇上に並んでいる役員のうち自社製のレナウン、ダーバンのスーツを着ている人は手を上げてください。
ほとんどの役員が挙手。
--来年度の数値目標は。
「当社は07年度起点の中期3か年計画を作成し、各年度の経常利益をそれぞれ9億、15億、30億としたが、初年度が赤字で出だしから大きく狂った。この計画によると来年度(3年目、10年2月期)の売上はレナウン単体の国内販売で1,100億円となっている。多くのブランドを整理するので、100%この計画を達成するのは困難だが、何とか3割減程度にとどめ、利益は経費の節減等でできるだけ計画の30億に近づけたい」
--赤字の会社がこんな立派なホテルで総会をやるべきではない。
身の丈に合った経営をしろ。
「本日の経費は200万円である。実は自社の展示場で開催する計画で、警備、椅子の借用・配置等の見積もりを数社から取ったところ300万円ほど掛かることがわかり、ホテルの方が安かった」
--ファッション関係の企業なのに、壇上の役員が紺の背広ばかりではだめだ。来年は役員の半分を女性にしろ。
「おっしゃることはよく分かるが、当社全従業員1,100名のうち女性管理職は2名しかいないので、来年すぐにというのはかなり難しい」
株主の間から前社長に退職慰労金を支払ったのを問題視し、その金額開示を迫る声が出た。会社側は要求を拒んだものの、結局個人情報の漏えいに当たらないか専門家の意見を聴取した上で、差支えないとなれば後日電話で照会した株主には回答する旨約さざるを得なかった。
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