株式会社ホリプロ
株式会社ホリプロ (東証一部: 9667)
2008年6月28日(土) 午後1時
三軒茶屋 昭和女子大学 人見記念講堂
議決権を有する株主数: 8,167名
開会時点の出席人数: 2,008席の8割くらい
(株主数の割に出席者が多い)
フリードリンク: なし
総会の前: 所属タレントのポートレートを映写
事業報告: 映像、ナレーション使用
総会の後: 引き続き同一会場で当社所属フリーアナ前田真理の司会により、昨年ホリプロタレントスカウトキャラバンで入賞、デビューした新人、足立梨花と入来茉里の紹介ビデオ上映ならびにインタビュー
発言者: 14名
所要時間: 総会 1時間34分
タレント紹介 約15分
お土産: ベルギー・キプリング社のカジュアルバッグ
(当社取扱商品)
芸能プロダクション大手。2008年3月期は2期連続増収増益。
大学構内での株主総会というのは珍しい。
--増収増益なのに減配した理由は。
「連結では増益だが、単独決算が経常増益なのに株価下落による評価損のため純利益が減少したので、配当性向を最終利益の40%とする基本的考え方に従って減配とした」
--自己株式を保有する目的は。消却する考えはないのか。
「現時点では未定だが、ストックオプション、消却を含めて企業価値向上に利用するつもりだ」
--在京民放大手5社が大株主に名を連ねているが、これは持ち合いか。もしそうなら当社が保有する相手の株に評価損は出ていないか。
「上場時から当社株を所有していた外国人投資家から売却したいと申し出があったとき、各社に頼んで引き取ってもらったもので、必ずしも持ち合いではない。当社側も株を持っているのは5社中3社だけで、現時点では評価損は出ていない」
--取締役を退任する創業者堀威夫氏に対する慰労金贈呈の議案が提出されているが、金額はどのくらいか。
「当社は再来年創業50周年を迎えるのでファウンダーの在職期間は48年になり、当社の規定に従って計算すると約7億円である」
--当社は総会の後にイベントがあると聞き、それを楽しみに株を買い、家内にも買わせたのに、今年は中止になったため、へそを曲げられてしまった。
「昨年イベントで混乱があったため株主の方々に不快な思いをさせてしまい、申し訳ない。イベントを中止するかどうかアンケートをさせていただいた。結果は正直なところ賛否両論であったが、株主総会の原点に帰るという意味で、今年はこのようにさせていただいた。だれよりも早くこれからの新人を知っていただくというのも株主への利益還元と思っている。今後もこのままの形でやるかどうかは分からない」
--コンサートや音楽会の割引サービスがあるが、電鉄会社の優待乗車券やヤクルトの野球入場券は無料だ。
「さまざまな意見があるので100%は対応できないが、検討してみたい」
立食パーティーなど総会後のイベントは、個人株主を増やすのに効果的だが、株主数が増え過ぎると混雑して運営が難しくなるのは避けられず、すでにワタミ、ドクターシーラボなど廃止に追い込まれた企業も少なくない。
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