株式会社ゼクス
株式会社ゼクス (東証一部: 8913)
2008年8月31日(日) 午前10時
TOC有明コンベンションホール
TOC有明ビル4階WESTホール
議決権を有する株主数: 12、514名
開会時点の出席人数: 座席数約450の2割くらい
フリードリンク: なし
事業報告: 社長(報告書朗読)
発言者: 11名
所要時間: 2時間1分
お土産: なし
不動産コンサルティング、マンション分譲、リゾート施設・ゴルフ場経営、シニアハウジング事業等を手掛ける。ここ数年連結ベースで増収増益を続けてきたが、2008年5月期は不動産市況低迷による大型開発案件の繰り延べ、所有物件の減損処理などの結果、大幅赤字計上。不動産業界倒産相次ぐ中での総会。
--当社は泥船状態だ。だれが責任を取るのか。
「不動産市況の低迷、経営方針のミスで業績が低迷しているのは自分をはじめとする経営陣の責任である。役職員一丸となって努力するので今後ともご支援を賜わりたい」
--会社に万一のことがあった場合、シニアマンション入居者が支払済みの入居保証金はどうなるか。
「全国有料老人ホーム協会が500万円までの損害賠償に応じるがそれ以上の保証はない」
--前期に繰り延べとなった大型案件が今期売却できる見通しはあるのか。
「垂水の18,000坪の商業施設だが、某大手から買付証明を取っているので、確実に売却できる」
--今期の売上目標は。
「不動産コンサルティング事業 200億
シニアハウジング&サービス事業 160億
リゾート&スポーツ、その他事業」 20億
不動産コンサルティング事業は、マンション分譲の子会社中央コーポレーションを連結対象外としたため前期の680億から大幅に減少する」
--利益目標は。
「経常利益2億5,000万円、純利益5,000万円である」
当初経常利益5,000万と回答後、事務方に誤りを指摘されて訂正。
社長が記憶していないような利益目標が達成できるとはとても考えられない。
--資本の増強はどうなっているか。
「8月29日に公表したが、ジェイ・ウィル・パートナーズが運営するファンドから15億円を調達した。ジェイ・ウィルは外人ではなく、日本のファンドである」
--コンサルティングとは要するに不動産の転がしではないか。
シニア事業のパイオニアとしてまじめにやっていればよいものを不動産やリゾートに手を出して赤字を計上したのは問題だ。
「シニア事業がやりたくて伊藤忠から独立したのだが、この事業は何しろ初期投資が掛かるので不動産の利益が必要だった」
--経営陣がまったく変わらないのでは世間が納得しない。
「期中に役員2名が辞任した。販管費節約のため人員を削減し、役員の給与も20~40%カットしたが、人員、役員給与とも更なる削減を予定している」
--ゴルフ場、ホテルからの撤退は評価できるが、今後残った不動産、シニアの両事業のうちどちらを中心にやっていくつもりか。
「現在の市況の下で不動産に軸足を置くというわけにはいかないが、完全にシニアに移るわけにはいかない。シニア事業に軸足を移し、その黒字化を図るが、不動産をまったくやらないともいえない。
不動産は現在売りも買いもできず、じっと我慢している状態だ。
--住宅型有料老人ホーム、バーリントンハウスは赤字で、入居者も出ていくほどだったのになぜグッドウィルから買収したのか。
「グッドウィルから買収したシニアハウジングのうち介護付有料老人ホーム、コムスンガーデン(現ボンセジュール・グラン)4棟は完全に承継し、代金も支払済みだが、バーリントンハウスの2棟(三鷹と馬事公苑)については、売買契約は締結したものの支払いはまだ行っていない。特に三鷹は建物の耐震性に疑義が出たため現在第三者機関が評価中で、新たな入居募集は自主的に控えている。
結果が出た段階で再検討できることになっている」
--今期の売上目標で利益が出るのか疑問だ。民事再生法の計画はあるのか。
「シニアハウジングの入居促進を図っていく。前期、前々期は新規のマンションが多かったので入居率が低かったが、新規の開発をやめて、既存施設への入居を進めれば何とか利益を出せる。民事再生の計画はまったくない」
民事再生についての回答は最初から分かっているが、こういう質問が出ること自体、同社の置かれた状況を物語っている。
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