株式会社大盛工業
株式会社大盛工業 (東証二部: 1844)
2008年10月28日(火) 午前10時
葛飾区水元 当社本社 3階会議室
議決権を有する株主数: 10,312名
開会時点の出席人数: 34名(うち女性1名)
フリードリンク: なし
事業報告: 専務取締役(報告書朗読)
発言者: 4名
所要時間: 1時間3分
お土産: 銀座風月堂の菓子折
クオカード 1,000円券 1枚
2008年7月期は2年連続の減収で赤字幅拡大、無配継続。
--事業報告書によると工事原価低減に努めたそうだが、原価率は前年比何パーセントくらい低下したのか。
「全社一丸となって努力したが、原油価格高騰の影響などもあって残念ながら逆に1%ほど上がってしまった」
--ここ数年、年間受注高が売上を下回り、次期繰越受注額が減少している。このままでは将来の売上増が期待できない。
「販管費をカバーして利益の出る案件のみを選別し、当社が特許を持つ下水道の元受工事の受注に努力している。今月、昨年の工事に対し当局から技術優秀と評価され、11月から1年間の優先指名権を得たので今後の受注は期待できると思う」
--最近株価は11~12円程度で推移しており、このままでは時価総額が不足して、上場廃止基準に抵触してしまうのではないか。
「現在当社の1株あたり純資産は28円程度であり、そこまで買われれば廃止を免れることが可能だが、世界的な株安で市場の評価が低い」
--最大の借入先ブライトン インベストメント コープとは何者か。
「平成15年にりそな銀行の債権を肩代わりして大株主となった投資家で同時に融資も受けた。条件は半分が金利2%、残りが無利息で逐次返済している」
--東京都から受注する場合、ある程度の手持現金が必要と聞いたが、バランスシート上の現金預金残高が少な過ぎないか。
「たまたま決算期末の預金残高は少なかったが、その直後に完成工事代金の入金があった」
--株価が安過ぎる。自社株買いを実行せよ。
「当社は原資となる剰余金がマイナスであるため自社株買いはできない」
会社側は今回の優先指名権獲得を強調し、このところ続いているじり貧状態を脱却できるとしているが、万一それでも黒字化が達成できない場合は役員報酬カットを約束せよという一株主の執拗な要求に対しては、言を左右にして絶対に応じなかった。
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