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2008年10月25日 (土)

株式会社アルデプロ

株式会社アルデプロ (マザーズ: 8925)

2008年10月24日(金) 午前10時

西新宿 ヒルトン東京 4階 菊の間

議決権を有する株主数: 38,510名

午前10時の出席人数: 103名(うち女性18名)

フリードリンク: ロビーに冷水入りのジャーとコップ
          (セルフサービス)

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 10名

所要時間: 2時間24分

お土産: なし

 中古マンション再活事業を主力とする不動産業者。2008年7月期は減収、赤字転落で、会計監査人から「継続企業の前提に関する重要な疑義の発生」を指摘された。総会招集通知発送時点で監査未了であったため、計算書類承認を求める議案を提出したが、総会当日までに監査終了、計算書類等に所要の訂正を行って同議案は撤回した。

 開会に先立ち会長から赤字転落のおわび。ゴールドマンサックスから資金調達して、商業施設、オフィスなど中古マンション以外のビル開発事業に乗り出したが失敗。福岡、広島の2店以外の支店、営業所計40か所を閉鎖して、人員をピーク時の220名から40名に縮小、28億の販管費を8億に抑え、物件の売却、借入金の圧縮を進める。ビジネスモデルは原点に帰って今でも需要の大きい中古マンションの再活に集中する。今期業績予想は近々発表の予定だが、まだ赤字で、黒字転換は来期以降になろうと説明。

 --赤字転落の責任は社長にある。辞任すべきだ。従業員を大幅に減らしておきながら取締役は逆に増やしている。

 「今回の損失発生には役員全員が責任を感じており、この会社を継続していくのが責任の取り方だと考えている。支店、営業所の閉鎖を決める前、昨年11月から役員報酬を30%カットしており、現在も継続中である」

 --株主優待としてTシャツを配るという約束が一方的に破棄された。

 「優待中止の決定が権利確定日以降となったことは誠に申し訳なく、反省している。不動産業界がこれほど悪化するとは思わず、この程度の費用は何とか出せるのではないかと考えていた」

 --業績が悪いのに広告宣伝に金を使い過ぎているのではないか。

 「いずれも代金を前払いしてしまったものだ。8月ころから首都圏中心に流しているTVコマーシャルは来年3月までで中止する。
高速道路周辺に看板を掲示しているが、これも期限の来たものから撤去する。すでに一部は他社に肩代わりしてもらった」

 --中古の物件を高く買うから評価損が出るのではないか。

 「中古マンションの再活については、当社はパイオニアと自負している。業績不振はあくまで開発型案件に着手し、支店を大量に開設して、全国展開した結果である」

 --特別損失として26億円を貸倒引当金に繰り入れているが、これに対応する債権額はいくらか。

 「同額、つまり100%の積み立てだ。相手は消滅したわけではなく今でも存続しているので、今後いくらかの回収は可能だと思って協議を続けてきたが、会計監査人がどうしても譲らなかった」

 会社側はしきりに同社の自己資本が厚い(確かに100億以上の巨額欠損を計上したのに債務超過になっていないが)ことと、思い切って大胆なリストラを断行したことを高く評価してほしいような口ぶりであった。しかし、これほど極端な営業拠点と人員の削減が可能ということは逆にそれ以前の経営が甘かったことの証明にならないか。また前期に特別損失として26億5,000万円の解約違約金を支払っているが、事業報告の注記によると、現在も不動産売買媒介手数料、物件売買契約違約金等として3件計16億ほどの支払いを求める訴訟の提起を受けており、紛争多発体質であるうようなのが気になる。

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投稿: | 2014年10月20日 (月) 14時43分

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