株式会社ひらまつ (東証二部: 2764)
株式会社ひらまつ (東証二部: 2764)
2008年12月26日(金) 午前11時
青山ダイヤモンドホール地下1階 サファイアルーム
議決権を有する株主数: 7,701名
開会時点の出席人数: 座席数約500の6割くらい
フリードリンク: なし
事業報告: 社長(スライド併用)
発言者: 7名
所要時間: 1時間23分
お土産: スパークリングナチュラルミネラルウオーター
バドワ(フランス産) 330ml 2本
宣伝パンフレット 2冊
外食業界にとって厳しい環境の中で、当社の2008年9月期は婚礼営業が好調、既存店売上高も若干増加し、新規開業店舗数の減少で経費率も改善、大幅増収増益となった。ただ政府の緩和方針を受けて自社株買いを実施、配当決定の基準を配当性向から総還元性向に変更したため、増配を期待していた株主の間からは不満の声も出た。
--従来どおり配当性向30%であれば配当は1,200円程度になるはずだったのが、方針変更で796円になってしまった。
「昨年までと情勢が大きく変わった。自社株買いで株価が上がれば株主にとってもプラスになる。現にリーマンショックの後38,000円まで下がった当社の株価も、60,000円程度まで回復した。株価が上がればM&Aもやりやすくなる」
--自社株買いをしても消却しなければ株主にとってプラスにならない。
「消却、M&A、ストックオプションなど何に使うかはまだ考えていないが、株主の期待を裏切らないようにしたい。来年1-3月にも第1四半期(10-12月)の業績を公表し、インサイダー取引の問題がなくなったら自社株買いを進めたい」
--開会の際、監査役1名遅刻ということだったがまだ来ていない。
「実は今朝から連絡が取れない状態になっており、何か事故でもあったのではないかと心配している」
(閉会間際に自宅にいるが体調を崩して電話口にも出られぬ状況と分かった旨の説明があった。
--先日関西へ旅行したが、ひらまつの店がなかった。
「もちろん検討はしているが、関西はフランス料理文化が一番根づきにくい土地で、よほど強力なメンバーを用意しないと難しい。
巨人・阪神の問題のように東京の会社が関西へ進出して成功するには相当の覚悟が必要だ」
--株主に自社レストランの案内くらい送ってほしい。
「7,000名の株主全員に送ると郵送料だけでもかなり掛かる。経費節減のためホームページを見てほしい」
--取締役5名任期満了で4名選任、再任されなかったのが外部取締役で、外部取締役がいなくなったのは残念だ。また女性の役員を入れるべきだ。
「実は前任者が辞めたのが急なことで、現在後任の外部取締役を物色中だが、女性になるかどうかは分からない」
--K取締役は役員なのに当社の持ち株がゼロだ。
「特に他意はないと思う。社長だからといって命令はできない。持ち株がないからといって他の役員に愛社精神で劣ることはない」
総会における事業報告はとかく軽視され、招集通知に掲載された文章を丸読みして済ます企業が多い中で、当社はその経営理念、前期業績、将来の計画等について時間を費やして詳細に説明したのは評価できる。
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