株式会社レーサム
株式会社レーサム (ジャスダック: 8890)
2009年11月27日(金) 午前10時
霞が関コモンゲート西館37階 霞山会館
金城の出席状況: はじめて
議決権を有する株主数: 6,252名
開会時点の出席人数: 53名(うち女性9名)
フリードリンク: 開会前にロビーでコーヒー、紅茶、
ウーロン茶、オレンジジュース、
ミネラルウオーター
総会の前: PRビデオ上映
事業報告: 常務取締役(スライド併用)
発言者: 4名
所要時間: 1時間12分
お土産(先渡し): オリジナルクオカード 1000円券 1枚
富裕層に対する投資用物件販売を主力とし、自己投資やファンドも手掛ける不動産会社。2009年8月期は売上が前期の半分以下となり、赤字計上、無配転落。 冒頭、社長が巨額赤字発生、配当見送りに至った経緯について、減損損失計上にあたっては、大企業並みの評価では銀行から融資の返済を迫られる可能性があるため、鑑定評価額以下への大幅な洗い替えを行ったなどと説明し、全役員が起立、陳謝の後、議事に入る。
--住宅地・工業地に加えて、新たに商業地の開発も業務に加える定款変更が提案されているが、こんなことは大手のデベロッパーに任せて、当社は従来の業務に専念した方がよいのではないか。
「商業地の開発は従来から手掛けている。これまで定款の規定が住宅地・工業地等となっていてあいまいなので、はっきりさせるための改定だ」
--経費削減を進めているというが、総会招集通知の封筒ひとつとっても金を掛け過ぎている。
「コスト削減については、150名の社員を2月末から100名以下にし、役員報酬もそれに先立って12月から引き下げている。その結果人件費は年換算2億から1億2,000万に圧縮された。オフィスは当ビル(コモンゲート)で900坪を借用していたが、年初に申し入れを行い、ゴールデンウイーク明けから300坪に縮小した。
さらにこの10月から賃料の水準見直しがあり、家賃支払額は当初の3分の1以下になっている。その結果、前期は一般管販費を前年比35%圧縮し、今期の予算では半分以下としている」
大幅な売上落ち込み、赤字計上の割に株主の態度は冷静で感情的な発言はなかったが、当社との個別の取引内容についてクレームを申し立てようとした株主に対して、議長が声を荒らげる場面もあった。閉会後全役員が会場出口に駆けつけ、株主を見送ったが、そこでも当の株主が社長と後日個別に面談する約束を取り付けようとしてひともめ。
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