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2009年11月 1日 (日)

株式会社大盛工業 (東証二部: 1844)

株式会社大盛工業 (東証二部: 1844)

2009年10月28日(金) 午前10時

葛飾区水元 当社 3階会議室

金城の出席状況: 5年連続5回目  

議決権を有する株主数: 10,050名(前年比 262名減)

開会時点の出席人数: 66名(前年比32名増 うち女性4名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

事業報告の後: 自社開発の新技術紹介スライド上映 

発言者: 8名

所要時間: 1時間30分(前年比27分増)

お土産: 銀座風月堂の菓子折(ゴーフレット他)

 2009年7月期は増収にもかかわらず2期連続で赤字幅拡大。
無配継続。受注高が増えたのは一応好材料で、会社側は資本準備金を取り崩して資本剰余金に振り替えるなど早期復配の構えだが、当社の受注はほとんど東京都の上下水道工事に限られており、民主党政権の公共事業抑制政策の下、前途は依然として不透明といわざるを得ない。

 定刻「大量の議決権行使書を持ち込んだ株主がいたので目下精査中」との発表があり、結局38分遅れで開会。冒頭まず「本日は一部株主との間で委任状争奪戦になる可能性があり、議事が公平に運営されているか客観的に記録するため、裁判所の執行官が同席している」と断って議事に入る。

 --最初に社長が「議長として司会をつとめさせていただく」といったときに拍手がまったくなかったから議長就任は無効である。

 「定款の規定で社長が議長をすることになっているので問題ない」

 --売上27億で従業員72名は多過ぎないか。

 「当社は元請工事が多く、現場が都内であるため夜間工事が中心なので、どうしても人手が必要だ」

 --大株主W社との業務提携関係は今後どうなるのか。

 「3年前不動産事業で業務提携したが、市況の悪化で利益が出ていない。先方からは提携強化の申し出があったが、先行きも不透明なので解消したい」

 (W社社長)
 --不動産市況が悪いといっても当社の最近決算は黒字である。
大盛の技術が素晴らしいのは分かるが、利益が出ていない。我々は下水道工事を止めろといっているのではない。公共事業も当分予算的に厳しいと思うので、我々と手を組んで不動産もやってみたらどうかということだ。

 「当社の下水道工事は4年前受注の26%程度が元請がだったが、元請比率は年々上がり、今ではほとんど100%になった。ようやく新技術が認められつつあり、今後の受注増につながると考えている」

 --今期の土木工事の売り上げと粗利益率の予想はどのくらいか。

 「売上29億、利益率12%である」

 --見通しが甘い。過去2年間は公表した売上目標の50%しか達成していない。仮に29億の目標を達成したとしても、利益率の業界平均は10%程度だから売上総利益は2億9,000万円にしかならない。しかるに前期の一般管販費は3億9,000万円で、そのうち雑費が1億もある。これは一体何に使ったのか」

 「監査法人の報酬など上場費用である」

 --中期計画を作っても全然経営が改善されない。この間だれも責任を取らず、役員のたらい回しをしているだけだ。社長は何回目の就任か。

 「2回目です」

 --当社の技術者は立派なのに経営者がまったくなっていない。
退陣すべきである。社長以下役員候補者のうち4名をW社の関係者と差し替える動議を提出する。

 「一生懸命頑張りますのでよろしくお願いします」

 質問を打ち切って採決に入り、3分の2の多数を要する第1号議案(定款の変更)のみ否決、役員人事を含む他の3件は可決と発表して閉会を宣言。役員が退場した後、会場に居残った株主が裁判所の執行官に説明を求める。

 (執行官)
 「自分は裁判所の依頼を受けて総会に立ち会った弁護士である。
自分の任務は総会の招集手続きと、総会で何が行われたか事実の確認を行うことであり、それが正しいかどうか判断する権限はない」

 提案された定款変更は株式電子化の実施に伴うもので、全上場企業一斉に手続きしているのに当社だけ否決でどうなるのか。
 
 当社はここ数年欠席する株主に対しクオカードの贈呈を条件に議決権行使書の送付を促していたが、行使書争奪戦が予想される今回に限り実施を見送った。

 そもそもW社との業務提携がさほど利益を生まなかったとしても、当社側から突然解消を申し出る程の緊急性があったとは思われず、結局単なる役員の保身に過ぎないのではないかと疑われる。
一方でW社側には当社に積極的に業務提携を迫って一体どんなメリットがあるのかもよく分からない。

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