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2011年9月29日 (木)

11-39 あい ホールディングス株式会社

11-39 あい ホールディングス株式会社
                 (東証一部: 3076)

第5回定時総会

2011年9月29日(木曜) 午前10時

東銀座 時事通信ビル2階 時事通信ホール

金城の出席状況: 3年連続4回目  

議決権を有する株主数: 13,010名(前年比+52名)

開会時点の出席人数: 73名
            (前年比増減なし、うち女性14名)

フリードリンク: なし

事業報告: 会長(報告書朗読)

発言者: 5名(前年比増減なし)

所要時間: 42分(前年比△2分)

お土産(先渡し): クオカード 500円券 1枚

 2011年6月期は増収増益で配当据置。

 --セキュリティー機器部門は防衛省向け大型案件が減少したため減収なのに、セグメント利益は逆に増加している。官公庁向け取引は売上増加に寄与しても利益が上がらないなら無理に取る必要はないのではないか。対処すべき課題の中で官公庁を中心としたビジネスにシフトし既に成果を挙げていると書いてあるが、矛盾している。

 「防衛省向けの取引は昨年初めて入札に参加し、10億の売上を計上したが、粗利はほんの数パーセントであった。ただ最近メンテナンスが始まって、ぼつぼつ収益も上がっている。その後ある程度の利益を確保した見積もりで再度入札に参加したが落札できなかった。対処すべき課題にある官公庁の仕事とは機器の納品ではなく、設計部門による耐震構造の設計である」

 --海外取引は為替のリスクはあっても利益率が高いので積極的に進めるべきと思うがどうか。

 「ご説のとおり、今後もアジア中心に進めていく」
 --偶発債務として、M社から起こされた特許権侵害の訴訟で
43億5,000万円と金利の支払いを求められているそうだが、当社程度の売上規模で、もし敗訴したら大変なことになる。

 「総会招集通知を印刷する段階では間に合わなかったが、8月30日に全面的に和解となり、すでにプレスリリース済みである。
今後のこうした場合の対策として、法務部門に経験者を数名増員した」

 --最近業績も良いのに16円配当据置。以前20円配当したこともあるのに増配できないか。

 「20円配当していた当時は、利益があまり出ていなかったのでほとんどの利益を配当に回しており、配当性向は7~8割にも達していた。前期は38%くらいで、これでも他社よりは高い。今後とも利益を上げて増配したい」

 質問、答弁ともまずまずの内容といったところか。平穏な総会なのにひとりだけ議長の発言に常軌を逸するほど異常に熱烈な拍手を送る株主がいたのには違和感を覚えた。 

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2011年9月28日 (水)

11-38 ショーボンドホールディングス株式会社

11-38 ショーボンドホールディングス株式会社
                 (東証一部: 1414)

第4回定時総会

2011年9月28日(木曜)午前10時

東陽町 ホテル イースト21東京 3階 「永代の間」 

金城の出席状況: はじめて 

議決権を有する株主数: 6,135名 

開会時点の出席人数: 83名(うち女性6名)

フリードリンク: 会場入り口で南アルプスの天然水350ml配布
 
地震関係: 人的被害なし
      保有資産の被害も軽微 

事業報告: 社長(スライド併用)

発言者: 3名

所要時間: 40分

お土産(先渡し): クオカード 1,000円券 1枚

 橋りょう、トンネル、高速道路などコンクリート補修の最大手。
2011年6月期は減収増益で、連続増配。12年6月期はすでに増収増益で増配の予想を公表済み。

 --自己株式の消却はしないと思うが、M&Aに使用する考え
はあるのか。

 「自己株式の取得は配当に次ぐ株主還元策と考えており、両者の組み合わせをどうするかが問題だ。当社の工期は平均6か月程度と短いため、期初に予想を見通すのが難しく、配当予想もコンサバティブにせざるを得ない。これを機動的に対応できる自己株式取得で補完しており、結果として自己株式が積み上がっている。
一時消却の議論があったこともあり検討課題と考えてはいるが、今のところその必要はない。M&Aには、自己株式より現金を使いたいと思っている」

 --配当性向からみてまだ増配の余地があるのではないか。

 「業績に応じかつ安定的な配当を考えている。リーマンショック時には有価証券評価損計上で減益となったが配当は据え置き、結果として配当性向が上がった」
 
 --東日本大震災で多くの橋が破損したが、当社の受注への影響はどうか。

 「震災特需については聞かれることが多い。今回は津波の被害が大きく、直すというより作り直す必要がある場合が多く、補修の仕事は少ないのではないか。東北新幹線関係の工事は仙台の子会社が下請けで受注したし、今後東北高速道の補修も受注が見込めるが、予算執行の見通しが立たないので何ともいえず、金額の規模は不透明だ。阪神淡路大震災のときは耐震基準が改訂され、被災地以外でも全国的に耐震強化工事の受注があったが、今回はそういうことがない。ただ耐震工事の有効性と必要性が再認識されたため、まだ工事を行っていないところからの発注が今後出てくる可能性はあると考えている」

 質問はやや低調だったが、議長の答弁は詳細にわたっており、良好。 

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2011年9月17日 (土)

11-37 株式会社キングジム

11-37 株式会社キングジム (東証一部: 7962)

第63回定時総会

2011年9月14日(水曜) 午前10時

飯田橋 ホテルグランドパレス 2階 ダイヤモンドルーム

金城の出席状況: 2年連続2回目

議決権を有する株主数: 7,904名(前年比 +1,590名)

開会時点の出席人数: 座席数約450の5割くらい

フリードリンク: なし

総会の前: ロビーで製品展示
      PRビデオ上映

地震関係: 社員、家族に人的被害なし
      建物(仙台営業所)の補修と棄損した商品の廃棄費
      用合計計約2,000万円
      日赤に義捐金拠出
      2,000万円相当の商品提供を申し出たが、今のところ
      実行は100万円程度。理由は、希望を問い合わせたと
      ころ、すでに多くの救援物資が集まっているため当面
      不要との回答が多かったこと、詐欺的な依頼もあった
      こと、地元の文具店から売上が減り、復興の妨げにな
      るとして抗議があったこと、などである。

事業報告: 一部社長(スライド併用)
      一部スライド、ナレーション使用
      (いずれも報告書朗読)      

総会の後: 別室で株主懇談会
      (立食パーティー、アルコール飲料なし)
      混雑度は3段階評価で最低のC

発言者: 9名(前年比 +4名)

所要時間: 1時間25分(前年比 +3分)

お土産: クリアファイル 2冊

 2011年6月期は増収増益で、配当据置。

 --海外売上はどのくらいか。

 「まだ連結ベースで2%程度に過ぎないが、ベトナム、インドネシア、マレーシア等生産拠点を持つ国には営業部を設置して、地場での営業活動を開始している。これらの地域では欧米大手の目立った動きはなく、生産拠点を持つことによって土地のニーズに合った商品の生産が可能なので、将来期待できる」

 --配当性向が高い。今後の配当政策をどう考えているか。

 「配当性向は30%を基本に考えているが、一方で安定配当も重要なので、ここ数年は60~70%になっている」

 --社長は自社製品を使っているか。

 「もちろんたくさん使っている。自分で使ってみないとお客様にお勧めできない」

 --工場を海外に移転したのに原価率が上がったのはなぜか。

 「各海外子会社とも製造原価引き下げに努力しているが、商品の売価が下がっているためである」

 --電子文具の売上状況はどうか。

 「いずれも好調だが法人向けの厚型ファイルなど既存商品がよくない」

 --既存商品不振の原因はコクヨやライオンにシェアを奪われたためか。

 「景気が悪いのとIT化の影響でファイル全体の売上が減っている。数量は横ばいだが価格が下がっているためだ。当社のシェアはここ数年ほぼ75%前後で横ばいである。」

 --社外役員がいないのはなぜか。

 「以前いたこともあるが、社内役員との差はそれほど感じなかった。ただ社外取締役を義務づけようとする動きもあるので今後の検討課題としたい」

 --取締役の任期が2年だが、他社はほとんど1年だ。

 「これも今後の検討課題としたい」

 --株主優待品の中に造花が入っていたが、ヤフーの掲示板などで評判が悪い。

 「当社としては喜んでいただける商品を差し上げたつもりだったが残念である。子会社がいろいろあるので、各社の製品をまんべんなく入れようと思って造花を作っている会社の製品を使ったが、評判が悪く反省している」

 --当社は100%海外生産だが、5~10年先を考えると国債暴落、円安で国内生産の方が有利になる事態もあり得るのではないか。
国内工場は全くの廃止か、それともいざという場合再開できるようになっているのか。

 「協力工場の製品には国内で作ったものもあるので100%海外生産ではないが、閉鎖した工場の跡地は他の用途に転用するものを除き売却の方向で進んでいる」

 --大株主の銀行から持ち株売却の話はないか。

 「6か月ほど前に各銀行から持ち合いの比率を下げるという一般的な方針の申し入れを受けたが、弊社の株については引き続き保有する旨の意思表明があった」

 --連結と単独の決算で受取利息及び配当金の額に大きな差があるのは子会社からの受取配当金が多いためと思われる。高収益で親会社に多額の配当金を支払っているなら完全子会社化すべきだ。

 「ご指摘のとおり大半はラドンナというグループ企業からの配当金である。しかし同社の製品はインテリア雑貨関係が主体で、売り先、販売ルートがまったく異なるため、当面完全子会社化は考えていない」

 質問の多くがよく会社の内容を理解したもので、答弁も的確。その後の懇談会でも株主・役員間で有益な意見の交換が期待されたが、食糧争奪が激戦でその余裕なし。

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2011年9月 6日 (火)

11-36 日本プライムリアルティ投資法人

11-36 日本プライムリアルティ投資法人
        (東証不動産投資信託証券市場: 8955)

第8回総会

2011年9月6日(火曜) 午前10時

有楽町 東京會舘 11階 「シルバールーム」

金城の出席状況: 連続4回目  

議決権を有する投資主数: 14,576名(前回比 +6名)

開会時点の出席人数: 71名(前回比 +2名、うち女性19名)

フリードリンク: 入場時にevian 330mlを配布

総会の前: PRビデオ上映

地震関係: ポートフォリオの直接の被害は軽微
      一部のビルで壁のクラック等を補修
      復旧費用として特別損失6,400万円計上
      (1口あたり分配金90円に相当)

総会の後: 休憩15分の後同一会場で運用状況に関する説明会

発言者:    総会 3名(前回比 +3名)
        説明会 4名(前回比 △1名)

所要時間:   総会 29分(前回比 +10分)
        説明会 約50分

お土産:    なし

 2011年6月期の成績はほぼ横ばいの微減益で、震災関連の特損がなかったら逆に微増益だった計算。今期(11年12月期)は増益予想公表済み。12年6月期は数字未公表ながらさらに増益予定とのことで、10年12月期を底に回復基調であると強調していた。

 --小型のビルが多く、保有物件の数も多過ぎるのではないか。

 「オフィスビルについては一定の基準を設けて、小型のものは買っていない。小型の物件は繁華性の高い商業施設のみで、これらは稼働率が高く、結果として収益に貢献している。ただ小物件が多いとマネジメントに手が掛かるので、むやみに増やす考えはない」

 --東急リートから購入したJPR原宿ビルの賃料見通しは?

 「東急は売却損を計上して処分したが、リーマンショック後の鑑定価格ベースで購入でき、いい買い物だったと思う。アパレル系、デザイン系のテナントが多く、景気への感応度が高い」

 --古い物件の所有が多く、地震に弱いのではないかという印象を受ける。新耐震基準をクリアする新しいビルと入れ替える考えはないか。

 「所有物件の地震PML値は3.5%である。Jリート全体の平均が7~8%程度なので、当法人の物件は地震に強いといえる」

 --物件の入れ替えは考えているのか。

 「今具体的に売却を検討してる物件はないが、売ってくれないかという話はいくつか来ている。ポートフォリオのためになるようなら売却も考える」

 --リートが自ら不動産を作り上げるということはあるのか?

 「端的にいえば、ディベロッパーのように自ら不動産を開発することができないわけではないが、リートはあくまでミドルリスク、ミドルリターンを目標とすべきで、我々は基本的に大きな開発リスクは取らない方針である」

 比較的内容をよく理解した質問が多く、回答も丁寧でよい総会、説明会であったと思う。

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