12-23 株式会社小松製作所
第143回定時総会
2012年6月20日(水曜)午前10時
有明 東京国際展示場(東京ビッグサイト)
西展示場「西1ホール」
金城の出席状況: 7年ぶり3回目
議決権を有する株主数: 229,367名
開会時点の出席人数: 座席数約2100の5割くらい
フリードリンク: 展示場入り口でサンドイッチと紙パック入り
のミルクティーを配布、場内では紙コップで
オレンジジュース、ウーロン茶のサービスも
総会の前: PRビデオ上映
事業報告: 事業の経過とその成果 映像、ナレーション使用
対処すべき課題 社長(映像併用)
総会の後: 会場後部で先端技術、環境対応、社会貢献の展示
(実機やパネル)
発言者: 8名
所要時間: 2時間4分
お土産(先渡し): トミカ(コマツ対人地雷除去機D85MS)
ケンケンキッキデザイン針なしホッチキス
建機国内最大手。2012年3月期は円高の逆境をものともせず増収増益で増配。
--単独の損益計算書に54億の関係会社支援損が計上されているが、その内容は?
「昨年7月1日に子会社のコマツレンタルと本社の事業分担の見直しを行った。同社は機材をレンタルに使用した後中古として販売していたが、その資産価値が低下したためである。1回限りの損失で、今後発生することはない」
--先日NHKのクローズアップ現代でコマツのある工場の節電策が評価されていたが、全社的にどのような対策を実施しているのか。
「大震災の後、生産性向上と両立する使用電力半減活動を全社的に展開している。見える化による省エネで10%、代替エネルギーで10%、生産改革30%という計画である」
--技術の流出をどう防いでいるか。人材の流出による技術流出の恐れはないか。
「キーコンポーネントを国内で自社開発し、生産することが大事である。当社の年間退職者の割合は0.7%程度と低く、そのほとんどが家業の継承などである。定年退職者も9割以上が社内にとどまっている。中国など新興国では人事の流動が高いが、彼らが関心を持つ報酬や将来のキャリアなどを配慮することで引きとめている」
--自動車メーカーがタイからASEAN諸国などに輸出すると関税が免除になるとしてタイへ生産を移す動きがあるが、当社の計画は?
「かなり前から工場があり、ASEAN地域のほかに中近東、オーストラリア、南アフリカなどへも輸出している。部品の現地調達比率も当初30%程度だったのが現在は50~55%程度で、将来は70%まで高めるつもりだ。30%はキーコンポーネントだ」
--連結損益計算書に特別損失の記載がない。
「当社は米国基準の会計処理を行っているからである」
質疑応答の最後に株主の要望で坂根会長(前社長)のあいさつがあった。
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