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2012年10月26日 (金)

12-42 株式会社大盛工業

12-42 株式会社大盛工業(東証二部: 1844)

第46回定時総会

2012年10月26日(金曜) 午前10時

足立区綾瀬 東京マリアージュ 5階 シエルの間

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置

金城の出席状況: 2年ぶり5回目

議決権を有する株主数: 10,257名

開会時点の出席人数: 53名(うち女性15名)

フリードリンク: 受付で喫茶室のお飲物券配布 

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 3名

所要時間: 38分

お土産: 銀座風月堂の菓子折(ゴーフル他) 

 上下水道施工主体の建設会社。2012年7月期は受注・売上とも増加したが7年連続の最終赤字計上。もちろん無配。赤字幅も一応減少したし、薄日がさすととまではいかないものの土砂降りの雨足が多少小降りになった程度か。
  
 --管理本部長として責任を果たしていなかったS氏が社長に就任したと聞いて驚いた。株主総会の開始を40分も遅らせたし、株式分割、従業員持株会の結成等上場企業として考えられる株価対策を何もやっていない最低の経営者だ。前社長の方がよほどよ
い。

 「3年前の総会で開会が40分遅れたのは委任状争奪戦があって議決権行使書を数える必要があったためで、やむを得ない。株価対策は一にも二にも業績を上げることで、そのために頑張っている。従業員持株会は存在するし第10位の大株主である」

 この発言者は自称元上場企業の総務部長とのこと。S氏は近年当社業績不振の間、車内の枢要ポストについており、責任を免れないにもかかわらず社長に昇格したことに疑問を感じるのは当然としても、それ以上に責任重大というべき前社長を称賛するのはなぜか。また、株式分割さえすれば株価が上がると思い込んでいるのはおかしいし、招集通知の大株主名簿に従業員持株会の名前が載っているのを見逃していたのはちょっとお粗末。

 --当社が施工した上水道工事で東京都水道局から瑕疵を指摘され、補修費用2億円を請求されたそうだが、自分で補修すればもっと安くてすんだのではないか。

 「残念ながら町田の工事で瑕疵があり、こちらから修理方法、費用などの提案を行ったのに一方的に修理をされ、費用の請求を受けたものである。現在調停申請中で、双方が調停委員に意見を提示しているところだ。これで都を怒らせてしまい、受注が減るのではないかとご心配かもしれないが、今のところ数字には表れていないし、当社が入札から除外されている事実もない」

 --新規事業を手掛けては失敗してきたのが当社の過去の歴史だ。介護や不動産など不慣れな分野に進出して大丈夫か。これから水道管の交換も増えてくるのでそちらに特化した方がよいのではないか。

 「上下水道など公共工事の発注は減少してきており、新しい事業に出ていかざるを得ない。以前は自分の土俵の外で失敗したが、今後は土木、建築、不動産など本業と関連のある分野で勝負するので失敗することはない。介護事業は本社の余剰スペースを専門業者に貸し出しているのであって、直接手掛けているわけではない」

 会場が交通不便な葛飾区水元の本社から千代田線綾瀬駅前の結婚式場に移ったのは助かる。本社の会議場スペースが新規事業転用のため使えなくなったのが理由かと推測されるが、もしそうならせめて外部への会場代支払いを上回るくらいの利益は上げてほしいものだ。

 不動産は、大株主であり提携関係を結んだ専門業者のノーハウを生かして絶対に利益を得られるといっているが、株主が前例からして当社の新規事業はあてにならないと考えるのももっとも。さりとて独自技術に強みを持つと称する上下水道工事にしても、今回の都とのトラブルのようにどこまで信頼できるか疑問で、悩ましいところだ。

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2012年10月25日 (木)

12-41 日本ロジスティクスファンド投資法人

12-41 日本ロジスティクスファンド投資法人
        (東証不動産投資信託証券市場: 8967) 

第6回総会

2012年10月23日(火曜) 午後2時

千代田区神田美土代町 住友不動産神田ビル3階
ベルサール神田 ROOM1

最寄駅からの道案内: なし

金城の出席状況: 初めて

議決権を有する投資主数: 6,695名

開会時点の出席人数: 36名(うち女性7名)

フリードリンク: 受付でevian330mlを配布 

総会の後: 休憩15分の後同一会場で運用状況報告会

発言者: 総会 なし
     報告会 4名

所要時間: 総会 17分
      報告会 約40分

お土産: 神戸市 久井堂の菓子折
     三井物産ロジスティクス・パートナーズ(株)
      オリジナル煎餅(瓦せんべいに「創業平成十七年
      ニホンロジ 安定成長」などの焼き印
      
 三井物産、三井住友信託銀行、KENEDIX3社がスポンサーでJ-REIT唯一の物流施設特化型投資法人。2012年7月期は2期連続の増益。今期(13年1月期)も増益予想。不動産投信はオフィス系、住宅系、商業施設系を問わず、リーマン・ショック後の不動産不況で多かれ少なかれ打撃を受けたが、当法人は11年7月期に震災による特別損失で減益となった以外、伸び率こそ鈍ったもののほぼ増益傾向を維持してきた。

 --負債比率が低すぎる。もっと借り入れを増やし、レバレッジを利かせて収益向上を図るべきである。

 「先日の決算説明会で機関投資家の方々にも申し上げたが、リーマン・ショックなどのブラックスワンが来ても耐えられるようにという経営方針を守っている。倉庫は投資するファンドがほとんどいないので流動性が低く、万一金融危機になって借入金の返済を迫られても換金が難しい。そうはいっても当法人も徐々に体力がついてきたのでいつまでも20%台の低い負債比率を守るつもりはない。
他法人並みに50%近くとまではいかなくとも30%台前半か半ばくらいまでは徐々に借り入れを増やしていくことは考えている」

 --負債比率は不動産の簿価に対する割合か。

 「不動産価格には取得価格、簿価、時価(鑑定価格)の3種類があるが負債比率は通常時価に対するものである。証券会社が作成するリストなどもそうなっている」

 報告会ではJーREIT中最高の含み益率、最低の負債比率、3番目に低い分配金変動率という財務の健全性が強調された。質問も借り入れ問題に集中。

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2012年10月24日 (水)

12-40 株式会社ドクターシーラボ

12-40 株式会社ドクターシーラボ (東証一部: 4924)

第14回定時総会

2012年10月23日(火曜) 午前10時

中央区中野 中野サンプラザ サンプラザホール 

金城の出席状況: 4年ぶり5回目

最寄駅からの道案内: 改札口正面に案内係を配置

議決権を有する株主数: 33,955名

開会時点の出席人数: 1階席(約1,700)の1割くらい

フリードリンク: なし 

事業報告: スライド、ナレーション使用(ほぼ報告書朗読)

発言者: 9名

所要時間: 1時間15分

お土産(先渡し): 自社製品
          
          美禅食(黒糖入り穀物粉末) 15.4g×3包
          
          リフトケア実感セット
           クレンジング  20g
           美容液  1.5mL×2包
           化粧水 20mL
           クリーム 15g
           日焼止め乳液 5mL
           ファンデーション 0.5g×2包  

 通信販売主体の化粧品会社。2012年7月期は現在の決算期になって以来連続の増収記録を更新したが、超音波美顔器の広告物が消費者庁の措置命令を受け当該商品の返金に係る損失を計上したこともあって最終利益は減少。配当は増額。

 今日もまた開会直後最前列中央の男性が立ち上がり「動議を提出する」と叫んで、議長席に迫る。議長は「お静かに願います」と応じ、議事進行の妨げになるとして退場を命じると男はあっさり出ていく。動議は無視して継続。  

 --常勤監査役のI氏が退任するが、常勤監査役は今後だれになるのか。

 (常勤監査役)
 「総会では監査役が選任されるだけである。その後監査役会の互選で常勤監査役を決める」

 手続き的にはそのとおりだろうが、常勤監査役就任が想定さる人物は当然決まっているはずで、株主の質問に対しこんなそっけない回答はないだろう。

 --期中、商品、無料サンプルの欠品が多発したとのことだが、その原因と今後の防止策は?

 「不本意な結果となりおわび申し上げる。3月月中と年間を通していずれも過去最高の新規顧客を獲得したりしたため追加発注が間に合わなかった。原因は社内の連係が悪く、TVCMのオンエアとサンプル量のバランスが取れなかったためである。二度とこういうことを起こさないようスタッフの意識改革を行っている」

 --消費者庁から措置命令を受けた理由は?同業他社のチクリがあったのではないか。

 「申し訳ない。広告の表現に問題があるとの指摘で、商品自体の欠陥ではない。他社から何かがあったかはわからない」

 --新聞報道によると消費者庁が美顔器の効果に関する資料を提出するよう求めたのに対してまったく弁明できなかったそうだが。

 「情報はすべて提供したが、客観性に乏しく、第三者の証明が必要と判断されたのが最大の理由である」

 --営業外収益の商品破損受取賠償金とは何か。

 「宅配業者が壊した商品の賠償金である」

 --韓国では免税店で販売して、購入するのはほとんど日本人観光客とのことだが、なぜ韓国人に売れないのか。

 「韓国へは4~5年前に一度百貨店に進出したがうまくいかず、撤退した経緯がある。魅力ある市場なので再チャレンジすべく、1年半ほど前に免税店に進出した。結果的に日本人の購入が多いが、中国人、韓国人も買っている」

 --中国へ進出する準備を進めているようだが、世界中が中国から撤退している流れに逆らって出ていくにはどのような覚悟があるのか。

 「中国進出についてはここ数年準備を進めてきた。法制面など難しい国であるが、一応すべて完了し、いつでも出られる状態になっている。ただ現在はご承知のような状況なので様子をみているところだ。なお上海の百貨店への出店だけは、以前からエントリーしているので実行するが、今すぐこれ以上多額の資金を投入する予定はない」

 --多額の手許資金を持っているが、自社株買いなどに活用する考えはないか。

 「現在顧客動向の分析を行えるようにIT基幹システムの入れ替えを進めている。それ以外に特に大きな設備投資の予定はないが、今後の現金の使用方法については柔軟に考えていきたい」

 本日のお騒がせ男はこれまでとは別人のようにも見えたが、果たして同一人物がやっているのか、グループの仕業か、それともまったく無関係で、偶然に多発しているだけなのか判然としない。いずれにせよつまらないことが流行りだしたものである。

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2012年10月16日 (火)

12-39 株式会社稲葉製作所

12-39 株式会社稲葉製作所 (東証一部: 3421)

第65回定時総会

2012年10月16日(火曜) 午前10時

大田区池上 大田区立池上会館 2階集会室

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置

金城の出席状況: 5年連続6回目

議決権を有する株主数: 18,203名(前年比+620名)

開会時点の出席人数: 座席数約340の6割くらい

フリードリンク: 会場入り口に給湯器を設置
         (煎茶、麦茶、冷水、白湯) 

総会の前: 物置のCM上映       

事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用)

質疑応答: 文書によるもの 7件
      会場での発言者 6名(前年比△3名)

所要時間: 1時間15分(前年比△9分)

お土産: オリジナル図書カード 1,000円券 1枚

 オフィス家具と物置製造。物置は国内最大手。2012年7月期は増収増益で配当据置。09年7月期の赤字から脱却、3年連続黒字を確保したものの、以前と比べると利益水準はまだ低い。特にオフィス家具部門は競争が激しいようだ。太陽光発電事業を推進するため定款を変更するほか、新製品「倉庫」の発売をきっかけに第3の柱として建築部門への進出を検討している旨の意向表明があった。

 開会直後最前列中央の男性が立ち上がり「議長不信任動議を提出する」と叫んで議長席へ迫る。警備の社員が取り囲み、議長は「ご着席ください」と連呼。男は一方的にわめいた後、場内の罵声を浴びてさっさと退場。その後動議を否決して再開。

 --定款を変更して事業目的に発電を加えたが?

 「昨年10月、本社倉庫の屋根に5,650万円で太陽光発電装置を設置した。定款を変更したのは群馬県富岡市の工場建設予定地でさらに大がかりな発電を行い、売電することをことを検討中だからだ」

 --今期の売り上げ計画は?

 「鋼製物置191億、オフィス家具100億の見込み。オフィス家具はほとんど横ばい」

 --国際会計基準適用の影響は?

 「現在当社は出荷時点で売上計上しているが、これを売上時点に変更する必要が出てくる。しかし適用になるのは以前の計画よりだいぶ遅れそうだ」

 ーー設備投資計画は?

 「従来、年7億程度の規模で来ているが、富岡のメガソーラーで3億程度の上乗せを検討中の段階だ」

 --1億7,000万円の減損損失を計上しているが、その内容は?

 「オフィス家具の赤字が続いているので、同部門の機械装置、工具等について行った」

 --海外生産、海外からの部品調達についてどう考えるか。

 「私も中国やベトナムに何回も視察に行って検討しているが、現地生産にはまだいろいろ問題があると思う。部品は品質的に問題があるが、価格は海外の方が圧倒的に安く、今後技術指導することによって使える可能性が出てくるのではないか」

 --自己株式の目的、使用方法は?

 「現在939,500株保有、全株式の5.2%である。一部金融機関の当社株式売却計画に対応して取得したもので、将来の組織再編に使うこともできるし、消却も可能だ。買い増しについては、当社は安定株主が多く、一般株主が少ないので、市場で取得すると株主数が減ってしまうという問題がある」

 またしてもおさがわせ男の登場で5分ほど時間を浪費。いかなる目的でやるのか、まったく無意味な行動だと思うが。

 物置のCMには象が登場するが、象も入れる広い物置という意味で、象が乗っても大丈夫というわけではない。屋根に乗るのは相変わらず人間100人。

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2012年10月14日 (日)

12-38 株式会社内田洋行 (東証一部: 8057)

12-38 株式会社内田洋行 (東証一部: 8057)

第74期定時総会

2012年10月13日(土曜) 午前10時

中央区新川 当社新川本社ビル 2階

最寄駅からの道案内:なし

金城の出席状況: 初めて 

議決権を有する株主数: 5,003名

開会時点の出席人数: 座席数約150の7割くらい

フリードリンク: 休憩室で紙コップのウーロン茶

事業報告: 映像、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 6名

所要時間: 1時間36分

お土産: 千葉めぐり(成田市なごみの米屋の菓子折)

 オフィス家具コンピューター商社の大手で、学校教育機器でもトップ。2012年7月期は経常段階で黒字転換したものの4期連続で最終赤字。それでも10円の安定配当は継続。
 
 --業績不振なのに従業員数が73期末の1,072名から1,382名と大幅に増えているのは何故か。

 「有価証券報告書に記載されている73期末の数字は出向者を除いてある。出向者を入れると1,421名で1年間で39名の減少だ」

 --4年前に株主になって以来ずっと赤字続きだ。部門別ではオフィス関連事業分野が大幅な営業赤字で他部門の利益を食いつぶしている。オフィス関連事業分野は存続可能なのか。

 「赤字はリーマン・ショックの影響が大きい。74期は大幅に改善し経常段階では黒字となったが、投資有価証券評価損や税制改革による繰り延べ税金資産取り崩しの影響で純損失となった。
75期からはこれまでの成果が出て新しい成長が望める。オフィス関連事業は当社の基幹事業で関連子会社も多く、裾野の広い分野なので、撤退は考えられない」

 --先日エプソンの株主総会に出たら学校関係は内田洋行が強いので一任しているといっていた。

 「激励ありがとうございます」

 --10年間在社したが当社には新しいことに挑戦せず石橋をたたいても渡らない雰囲気がある。

 「新しい分野への挑戦として米国企業と組んで学力調査事業を企画している」

 --単元株が1,000株だが各社ともどんどん100株になりつつあり、1,000株では古臭いという印象を受ける。

 「引き下げを検討したことはあるが、東証の指導が単元株は50万円程度で買えるようにとのことであり、その後の株価値下がりで1,000株でも20万円程度で買えるようになってしまった」

 --当社を卒業して14年になる。その間一度も総会に出席しなかったが、この体たらくを見て初めて出てきた。前社長(現名誉会長)、現社長の時代を通じて売上目標を達成した年は一回しかない。社内出身者だけの仲良しクラブの役員会はだめだ。社外重役を採用せよ。

 「目標を掲げた以上達成すべく全員一丸となって努力しているつもりだ」

 --名誉会長はM大の理事をしている。大学の理事になるためには多額の寄付をするのが常識だ。当社が支出した寄付金の明細を開示せよ。

 「M大には営業面で大変お世話になっているから寄付をしたのであって、名誉会長が理事になったこととは関係ない」

 この株主がM大への寄付金と関連会社E社の支援状況を開示するよう緊急動議を提出したが、議長は本総会の目的に反するとの理由で採り上げず、採決へ。

 複数のOB株主から厳しい指摘があったが、こう赤字が続いては黒字の計画を発表してもだれにも信用されないのは当然で、いまさらリーマン・ショックを不振の原因にするのもどうかと思う。当社の社屋はオフィス家具のショールーム的な意味合いがあるのだろうが、極めて斬新で近代的な内装で、もし社風がOB株主のいうように古臭く、消極的なら何とも奇妙なコントラスト。

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