14-40 株式会社サカタのタネ(東証一部: 1377)
14-40 株式会社サカタのタネ(東証一部: 1377)
第73回定時総会
2014年8月26日(火曜) 午前10時
横浜市港北区新横浜
新横浜プリンスホテル 5階 シンフォニア
最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置(JR新横浜駅北口)
金城の出席状況: 4年連続6回目
議決権を有する株主数: 32,554名(前年比△1,582名)
開会時点の出席人数: 座席数約1,300の5割くらい
フリードリンク: ロビーで紙パックのコーヒー(ホット、アイス)
オレンジジュース、ウーロン茶
別途冷水とほうじ茶(温)の供給器も設置
会場でひざ掛け(タオルケット)貸与サービス
総会の前: PRビデオ上映
ロビーで花の展示
事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用)
発言者: 12名(前年比+2名) 質疑打ち切りあり
所要時間: 1時間50分(前年比△2分)
お土産(先渡し): スピーディベジタブル 種子
レタス、ラディッシュ、バジル
球根
プチパックサフラン 3球
かほりすいせんゴールデンレイン 2球
ぴったりちゅうりっぷ
春色キャンバス 10球
すかしゆりビタミンリリー 2球
2014年5月期は増収経常増益だが、純利益は減少(詳細は質疑応答参照)。創業100周年記念配当を落とす。
--過去3年間の新入社員の離職率は?
「具体的な数字は明らかにできないが、新入社員に限らず、離職率は極めて低い」
--米国現法の状況は?
「1977年設立。当初は種子生産が目的であったが、その後、営業、品質管理、研究なども加え現在では全米の野菜種子売上で5本の指に入る重要な拠点である。売上ナンバーワンはブロッコリー」
ーー当社がベンチマークとしている企業はどこか。
「競争相手という意味であろうか。モンサント、バイエル等の海外大企業と考えている。当社は花と野菜だが先方は穀物をやっていて、花はやっていないなどの違いはあるが」
--フランスではとうもろこしは家畜のえさだ。生食用のとうもろこしは売り込めないのか。
「食文化に関係するのでいわゆるスイートコーンの売り込みは難しい。アジア諸国では食べられているし米国でもバーベキューに使われているが」
--株価がぱっとしない。財務内容がいいのに安定配当では物足りない。配当性向をどう考えているか。
「長いスパンでものを考えなければいけない業種なので、長期的なビジョンに基づいた安定配当が必要だが、33.6%という現在の配当性向は妥当な水準と思う。株価についてはさらに業績を上げことが必要だが、IRも重要だ。種子業界に対する理解が不十分であることには責任を感じている」
--国の研究機関とのコラボが少ないのではないか。
「産官学の共同研究には積極的に取り組んでいる。農林水産省のつくばの研究所とも提携しており、海外でも積極的に連携している。特に基礎研究部門は一民間企業では負担が重過ぎる」
--花の種の売上が減っているようだが。
「花の市場はどうしても景気に左右されるが、トルコキキョウ、ひまわりなどの切り花部門の強化を図っている。今後海外新興国の経済成長が著しく、生活に余裕ができれば、花の需要も増えてくるものと思われる」
--経常増益なのに純利益が減少している理由は?
「前年の特殊要因(為替差益、投資有価証券売却益等)が剥げ落ちたためで、本業の営業利益は大幅に増えている」
事業報告では社長が長文の報告書を読み上げたた後、トマトとブラジルの話があった。トマトは競合他社が強い部門であるが、相次ぐ新品種の投入により2009年5月期には20%であったシェアが14年5月期には30%になった。さらに来年から黄化葉巻病の耐病性品種を販売開始し、26年5月期のシェア50%を目標としているとのこと。またブラジルには150万人の日系人がおり、野菜生産の分野でブラジル農業に大きく貢献した結果、それまで肉中心だった食生活に野菜が取り入れられるようになったとし、同国の現法Sakata Seed Sudamrica Ltda.から南米各国への輸出を手掛けているとの説明があった。
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