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2015年3月21日 (土)

15-06 日本たばこ産業株式会社(東証一部: 2914)

15-06 日本たばこ産業株式会社(東証一部: 2914)

第30回定時総会

2015年3月20日(金曜) 午前10時

港区芝公園 ザ・プリンス パークタワー東京
地下2階 「ボールルーム」

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置
           (三田線芝公園駅A4出口) 

金城の出席状況: 3年ぶり2回目
         
議決権を有する株主数: 146,942名

開会時点の出席人数:
       座席数約2,300がほぼ満席で第二議場も設営

フリードリンク: ドリンクコーナーでコーヒー、ほうじ茶と
         お名残りの自社製品
          Rootsアロマブラック
          辻利
          桃の天然水
 
総会の前: 風景ビデオ、PRビデオ上映
      商品展示コーナー開設  

事業報告: スライド、ナレーション使用
      対処すべき課題のみ社長(スライド併用)      

 飲料事業については1988年に参入し、Roots、桃の天然水などのヒット商品も生み出したが、厳しくなる事業環境から9月を目途に撤退するとした上で、今後の中長期的な成長率目標を Mid to high sinngle digit とする旨の意向表明があった。

発言者: 14名(質疑打ち切りあり)

所要時間: 2時間10分

お土産(後渡し、開会前退出時入手可): 
       サンジェルマンの菓子折(焼菓子) 
       テーブルマークのパックごはん
       (北魚沼産こしひかり1食180g)

 飲料事業撤退が話題のたばこメーカー。2014年12月期は決算期変更で9か月決算だったが、13、14年の両年1~12月の比較では増収減益、増配。

 --たばこの製造を通じて香料、甘味料に関する技術の蓄積があるはずだから、新規事業として医療品ではなく化粧品を取り上げるべきではないか。

 「事業のポートフォリオについては、現有資源の配分を念頭に置いて不断に検討している。医薬品についても専売公社時代からバイオテクノロジーの蓄積があり、早ければ2016年にも黒字転換するところまで来ているので、今後とも花を咲かせていきたい」

 --たばこを吸うとがんになるというマイナスイメージがあるのだから、抗がん剤を手掛ける必要があるのではないか。

 「がん治療は当社が重点的に取り組んでいる分野から外れており、残念ながら治験の蓄積も高くない。戦力集中の必要からも今すぐ力を入れるのは難しい」

 --海外展開の一環として台湾にたばこ工場を建設中だそうだが、どの程度シェアアップできるのか。また台湾工場から中国市場への進出を考えているのか。

 「台南に工場建設中で順調にいけば来年夏ごろ稼働の予定である。建設を決断したのは、台湾の関税が高く、日本で生産していたのでは収益が上がらないからであり、シェアの向上に直接結びつくかは分からない。中国の市場は大きいが専売制なので、輸入枠を増やすのが難しい」

 --米国などでは電子タバコがかなり普及しているようだが、当社の取り組み状況は?

 「電子タバコとはニコチンの入った容器を電気的に加熱して楽しむものである。当社は英国の電子タバコ製造企業を買収し、英国とその周辺で販売しているが、日本では薬事法で医薬品に分類されているため認可を取らないと販売できない。現在国内で電子タバコと称して売っているのは、ニコチンの入っていない葉たばこを電気的に温めて楽しむものである」

 --海外主要市場における当社シェアの資料を見ると、欧州や途上国ばかりだが、米国でのシェアはどうなのか。

 「当社が1999年に米国のRJRナビスコ社から買収したたばこ事業は米国以外のみであって、現在も米国内での営業実績は微々たるものである。米国は訴訟社会でたばこに対する訴訟も多いので、今後も積極的にはなれない」

 --日本のたばこは高くなりすぎている。もっと安く販売できないか。

 「欧州ではリーマン・ショック以後景気が低迷したため、たばこの総需要も減少し、税金の安いきざみたばこがよく売れて、これを自分で手巻きして吸うのが流行っている。日本でも2010年の10月にたばこ税が上がった直後は多少きざみたばこの売上が増えたが、欧州ほど税制面のメリットが大きくないのであまり期待はできない」

 --飲料事業撤退を穴埋めする新規事業は?

 「1:1で新規事業を考えているということはない。売上高より利益が重要と考えている。撤退するのはJTブランドの飲料製造販売部門であり、グループ企業を通じて行っている自販機オペレーター事業は他社の飲料製品も扱っており、今後も継続する。
飲料事業の従業員数は約5,000名だがそのうち製造販売に従事しているのは200名程度なので十分他部門で吸収できる。残りは自販機のオペレーターである」

 --ロシア事業のシェアが高いが、最近のルーブル安の影響は?

 「ドルに転換するとき目減りするが、ドル→円の交換で多少取り戻すので為替はたいした問題ではない。むしろ近年、増税、たばこの店頭陳列禁止、室内での喫煙禁止等の規制強化が繰り返されている影響の方が大きい」

 --女性の活用にはどう取り組んでいるか。

 「社外取締役と執行役員に各1名の女性がいる。グループ全体で女性従業員比率25%に対し女性管理職は9.4%だが、これは海外たばこ事業部門JTIの女性管理職比率23.5%の影響が大きく、本体にはまだまだ課題がある。それでも2年前にはまだ1%だったのが2.6%になった。これを2018年には5%、2023年に10%に引き上げたい」

 お騒がせ男Hは春めいた陽気だというのに相変わらずほおかぶりの上にマフラーを首に巻きつけ、廊下のじゅうたんに座り込んで携帯をかけていた。開会15分前ころ入場、ぶつぶついいながら通路を歩き回るが、だれも見向きもせず、場内係員も相手にしない。携帯が鳴り、あわてて出て行ったのは意外。開会時点には最前列中央の座席に戻り「議長~っ」と叫んだが、その後は何といったのか聞き取れず。議長は不信任案提出と認めて直ちに付議、否決、退場処分一直線。

 最近当社の総会には毎年外資系ファンドの株主から大幅増配と自己株式大量取得の議案が提出されているようで、今年も議長が提案者に説明を求めたが、まったく発言なくあっさり否決。

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