15-44 株式会社オープンハウス(東証一部: 3288)
15-44 株式会社オープンハウス(東証一部: 3288)
第19回定時総会
2015年12月22日(火曜) 午前10時
新宿区戸塚町 リーガロイヤルホテル東京
最寄駅からの道案内: なし
JR、地下鉄、西武高田馬場駅からホテルシャトルバス利用可
金城の出席状況: 初めて
議決権を有する株主数: 10,585名
開会時点の出席人数: 35名(うち女性2名)
フリードリンク: なし
事業報告: 映像、ナレーション使用(報告書朗読)
発言者: 4名(質疑打ち切りなし)
所要時間: 59分
お土産: なし
仲介からスタートし、23区、川崎、横浜の戸建てに強みを持つ不動産業者。2015年9月期は増収増益。記念配を落とす。
--東京オリンピックまでの不動産のマクロ環境は?
「いろいろな意見があるが、黒田日銀総裁の任期である18年までは好況が続くという見方が多い。しかし過去に不動産の相場を事前に当てた人がなかなかいない状況で、私自身は必ずしもそのようには考えていない。1~2年以上先はなかなか見えないが、今の段階では急に何か不測の事態が起きて不動産の価格が下がり、金融が締まるような状況ではないとは認識している」
--消費税が再増税された場合の影響は?
「5%から8%への引き上げの際住宅業界が大きな打撃を受け、多くの業者が業績を落とした中で、当社はお陰様で昨年、今年と好調を維持してきたので、再増税に対してもそれなりの対応は考えているし、対応する力はある」
--具体的に当社が好調な理由は?
「私なりの考えでは、ハウスメーカーが建物を作るのに対して、当社のような不動産業者(デベロッパー)は土地と建物両方を扱うが、土地には消費税がかからないので土地の比率が高い方が消費税の影響が少ない。当社は23区内、川崎、横浜という地価が高い地域がメインなので、あまり消費税増税の影響を受けないということと、住宅ローンに対する減税措置があって所得の高い人ほど所得税、住民税の減税の影響が消費増税より大きいということがある」
--当社の今後の戦略と強みは?
「当社が主に事業を行っている23区内など人口の増えるエリアでは、限られた土地に限られた大きさの建物を建てなければならないのでひとつの現場あたりの戸数は2.5戸である。非常に面倒な仕事になるから、マンションは別として大手のハウスメーカーやデベロッパーはそれほど細かい戸建ての仕事はやらない」
--今後の店舗増設計画は?
「まだ東京、神奈川の1都1県にしか仲介店舗がない。千葉、埼玉、東京都の23区以外などまだまだ手を付けていないで進出できる地域はあると思う」
--海外進出計画は?
「日本は人口減少社会なので中長期的にはいずれ出ていくことは間違っていないと思うが、あと数年は国内中心に事業を進めていく」
--今の不動産のトレンドについて教えてほしい。
「日本が一極集中であるように、東京も丸の内、大手町に一極集中していると思う。一昔前、新宿副都心(新都心)、渋谷が成長した。当時は環境に対してお金を払い、郊外の高級住宅地で妻は専業主婦、夫が1時間~1時間半かけて通勤していたが、最近はご夫婦ともに働いている方が多く、むしろ利便性に金を払い、通勤時間を考えて決める人が多い。その意味でかつての新宿にあたるのは品川である。当社も6年前に渋谷から丸の内に本社を移
した」
会場は株主総会開催のホテルの中では高級な部類だと思うが、公共交通機関を使ってのアクセスは必ずしも便利でないところ。
しかしメインルートの高田馬場駅ではホテルバスの利用に関する現地案内もなく、乗車場所など分かりにくい。
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コメント
Mr.H マルマンの株主総会に野球帽をかぶって登場。新スタイル。
投稿: h | 2015年12月25日 (金) 13時32分