16-02 株式会社オハラ(東証一部: 5218)
16-02 株式会社オハラ(東証一部: 5218)
第107期定時総会
2016年1月28日(木曜) 午前10時
神奈川県相模原市中央区小山 当社 本社棟 2階 会議室
最寄駅からの道案内: 無料シャトルバス運行
(JR、京王線橋本駅南口)
道路にも要所に案内係を配置
金城の出席状況: 2年ぶり2回目
議決権を有する株主数: 4,490名
開会時点の出席人数: 座席数約100の7割くらい
フリードリンク: 伊藤園香り豊かなお茶(350ml)配布
総会の前: PRビデオ上映
事業報告: 事業の状況
スライド、ナレーション使用(報告書朗読)
対処すべき課題 社長(スライド併用)
発言者: 6名(質疑打ち切りあり)
所要時間: 1時間34分
お土産(後渡し): オリジナルクオカード 1,000円券 1枚
光学機器大手。2015年10月期は減収、営業黒字転換。ただし減収は子会社の決算期を親会社に統一するため変更したのが原因で、この点を修正すれば若干の増益との説明があった。純利益は事業撤退した海外子会社が所有する土地等の売却益を計上したため大幅増加。創立80周年記念配当実施。
--株価が低迷している。株価純資産倍率が長期間にわたって1倍を割り込んでいるのに何の対策も取らなかったのか。
「株価は中長期の業績見通しを反映しているものと認識している。業績向上に向けて最大限の施策を取ってきたが、結果として株価に反映されていないのは忸怩たる思いである。2008年以降リーマン・ショックで業績が落ち込んだ後に、2010/11ころから市況は回復してきたが、この業界特有の事情としてレアアース価格の高騰という問題が発生して、中国展開をしないとレアアースが確保できなくなり、その対策に奔走せざるを得なかった。さらにその後デジタルカメラの不振で、当社の主力製品である光学ガラスの需要が半減して、いまだに底を打たず減少している。そうした中で、不振事業からの撤退、付加価値の大きい新事業、新製品へのシフトを図ってようやく少し水面に顔を出してきた段階であるが、残念ながら株価の上昇にはまだつながっていない」
--今後監視カメラ、車載カメラの伸びが期待できるのではないか。
「監視カメラについては中国に400社くらいのメーカーが乱立しているが、品質の低いものが多い。今後顔認識等高度なものが増えていけば我々の出番があると考えている。車載カメラについても将来自動運転など、多くの性能が要求されるようになるとみて検討している。中長期的には期待できるが、現状デジカメの落ち込みを埋めるまでには至っていない」
--新しいものに取り組んでいくには時間が掛かる。大株主のセイコーかキャノンの子会社にならないと無理ではないか。両社の役員を兼ねる取締役の意見を聞きたい。
(セイコー出身役員)
「セイコーは創業者服部金太郎の時代から当社とは緊密な関係にあるが、本日はオハラの総会である。6月29日にセイコーの総会があるのでそちらで質問していただきたい」
(キャノン出身役員)
「いろいろな可能性があるかと思うが、キャノンは非常に重要な商材をオハラからもらっている。しかしカメラメーカーはキャノンだけではないので、キャノン100%ではなく、もっと幅広いビジネスをした方がいいのではないか」
--中期経営計画はあるのか。
「現在の計画は2017年に売上240億、営業利益16億」
--B/S上土地が3億しかないが、再評価しないのか。
「時価評価できることになっているが、実際上ほとんどの企業は取得額をそのまま計上しているのではないか」
--時価だと大体どのくらいになるかは把握しているはずだ。
「ほとんど相模原本社の土地で40~50億程度といわれている」
--役員退職慰労金制度を廃止して株式報酬に変更する議案が提出されている。業績連動になって役員にも若干の緊張感が出てくると思うが、従来の制度と比較してどの程度の金額になるのか。
「株価が現在のままだと6割の水準。」
会場の当社本社は最寄駅から遠く、前回2年前に出席したときは株主から苦情が出たが、今回はチャーターの無料シャトルバスが用意されていた。
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