16-10 株式会社不二家 (東証一部: 2211)
16-10 株式会社不二家 (東証一部: 2211)
第121期定時総会
2016年3月25日(金曜) 午前10時
港区元赤坂 明治記念館 富士の間
最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置
(地下鉄青山一丁目駅2番出口)
金城の出席状況: 3年ぶり2回目
議決権を有する株主数: 40,390名
開会時点の出席人数: 座席数約800の8割くらい
第2会場もあり
フリードリンク: 給茶室で紙コップの煎茶と冷水
お子様同伴株主様室あり
総会の前: ロビーで製品見本展示
場内にCMソングを流す
事業報告: 社長(スライド併用)
山崎製パン社長(当社相談役)あいさつ
「不二家再生復活支援について」
発言者: 9名(質疑打ち切りあり)
所要時間: 1時間35分
お土産(先渡し): ホームパイの水(富士山の天然水)350ml
ネクターこだわり白桃 195g
カントリーマアム バニラ 5枚入
ペコサブレ 5枚入
ホームパイ 富士山の天然水仕込み 16枚
ミルキー 120g
LOOK A LA MODE チョコレート 12粒
山崎製パン傘下で製菓と洋菓子・レストランの両事業を展開。
2015年12月期は売上微減ながら黒字化を達成したものの、2期連続の無配。
--業績不振は輸入原材料価格の高止まりが原因か。山崎製パンから原料を安く回してもらえないか。
「当社は80%以上輸入原材料を使用している。昨年は原材料価格が20億上がった。ぎりぎり黒字の不二家にとっては大きなインパクトだ。円安も一因だが、新興国の需要増、世界的な金余りも大きな理由になっている。値上げや生産性向上で何とか利益を上げる努力をしてきた。最近石油が値下がりするなどいい風が吹きつつある。原材料が少しでも安く買えるよう山崎と共同で購入するなどできることはすでにやっている」
--中国事業が好調だそうだが、今後人口が増えている東南アジアへの進出をどう考えているのか。
「1~2年以内に対中国の売上は総売上の10%くらいになるものと見ている。東南アジア(ベトナム、インドネシア、フィリピン等)についてはまず輸出中心に考え、基盤ができてから工場建設を考えたい」
--女性の管理職を増やすべきだ。
「女性活動推進法ができて企業の数値目標が定められた。当社は生産部門中心に女性の構成比率が44%と高く、アルバイトは80%が女性だ。女性管理職比率も徐々に増え6%を超えている。子会社のダロワイヨジャポンには女性取締役もいる。
不二家本社でも適性者がいればなるべく社内から登用したい。
育児休暇も積極的に取ってもらうようにしている。男女とも意識改革が必要だ」
--賃上げの実施状況は。
「配当もしていない状況なので、ここ数年定期昇給のみで、ベースアップは行っていない」
--最近甘いものが好まれないが、菓子業界の対策は?
「お客様の嗜好が変わっているのではないか。最近業界のヒット商品表彰式があったが、半分が健康志向の商品だった。糖分控え目が流行になっている。おいしいは大事だが、健康に良いとまではいかなくても、体にやさしい、健康配慮型の商品が必要だ。
今後も開発の課題にしていく」
冒頭全役員起立して無配のお詫び。現状では山パン首脳の支援継続確約表明は重要であろう。
閉会後庭園で写真を撮る株主が多かったが、館内にも横山大観や川合玉堂の名画がある。
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