« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »

2016年6月28日 (火)

16-26 マルハニチロ株式会社(東証一部: 1333)

16-26 マルハニチロ株式会社(東証一部: 1333)

第72期定時総会

2016年6月28日(火曜) 午前10時

港区芝公園 メルパルクホール

最寄駅からの道案内: なし(三田線芝公園駅A3出口)

金城の出席状況: 2年連続2回目
         
議決権を有する株主数: 78,942名(前年比△9,370名)

開会時点の出席人数: 956名(会社側発表)
               (前年比△102名)

フリードリンク: ロビーで紙パック飲料配布
         緑茶、コーヒー、オレンジジュース          
  
総会の前: PRビデオ上映
      (クロマグロ完全養殖レポートなど)

事業報告: 事業の経過およびその成果
       スライド、ナレーション使用(報告書朗読)
      対処すべき課題 
       社長(スライド併用、報告書朗読)

発言者: 17名 質疑打ち切りなし (前年比+1名)

所要時間: 2時間3分(前年比+18分)

お土産(後渡し、開会前退出時入手可):
      フィッシュソーセージ 2本入り
      さば水煮缶詰 190g
      フルティシエ ちょっと贅沢ミックス 210g
      あけぼの さけフレーク 60g
      リーフレット「世界においしいしあわせを」

 水産最大手。2016年3月期は増収経常増益。配当据置。 

 --大型いけすを使った養殖事業で、海底に残った餌の掃除はどのようなタイミングでやっているか。

 「どの程度餌を食べるのデータを持っており、それに基づいて餌を与えているほか、毎日海に潜ってどの程度食べたか見ているので、基本的に海底に食べかすが残るということはない」

 --水産物の買い付けで中国などに買い負けて苦しんでいたが、現状はどうか。

 「2012年以降買い負けが続いていたが、昨年は何とか努力して取扱高前年比102%まで戻した。今年は円高で買い付け力が増しており、以前のような現象はない。水産部門は8:1で輸入の方が輸出より多いので円高が有利である」

 --海外事業は売上に比べて営業利益が大幅に増加しているが、理由は?

 「オーストラリアのエビトロール事業とタイのペットフード缶詰生産が貢献した」

 --社外取締役候補のN氏は当社の筆頭株主大東通商の社長で、10年以上社外監査役として当社に係わっている。こういう人物が社外取締役といえるのか。

 「大東通商と当社の間にはほとんど取引がなく東京証券取引所の社外取締役基準を満たしている」

 --壇上に女性が見当たらない。女性の活用を考えよ。

 「女性の社会的進出の環境を作るのが各企業の課題である。当社の女性社員比率は18.3%、平均勤続年数は14.5年だが、管理職比率は3.6%で業界平均の4.8%より低い。壇上へ上がるには管理職養成が必要で、そのためにまずその一歩手前の課長代理を増やすプランを立てていいる」

 --機能性表示食品に力を入れているそうだが、田舎に住んでいるとなかなか店頭に見当たらない。

 「2015年4月に始まった事業者の責任で表示できる制度である。当社は中性脂肪と情報記憶の2点で機能性を謳っており、今日現在11品目完成、うち6品目が販売中、7月からさらに3品目追加する。できるだけ多くの店に置く必要があり、今日現在2,500店舗だが、8,000店を目標にしている。先週全国紙に全面広告も出した」

--TPPの影響は?

 「最終的な行方は分からないが、基本的には輸入関税がゼロになる。水産物の輸入関税はもともと低いので影響は大きくなく、むしろ輸出に期待している。畜産物の関税は大幅に下がるので、ビジネスチャンスだが、水産物との競合が激しくなる恐れもある」

 --チルド部門の販売不振の原因は?

 「牛肉ソーゼージとデザートカップ(ゼリー等)が不振だが、原料値上がりが共通の理由である。競合他社との関係で、なかなか製品値上げが通らなかった。今年はかなり円高になったので、これを利用して商品開発とコスト削減を図りたい」

 --今日の総会はサクラの掛け声が多すぎる。議長が信頼されていないなら即刻辞めろ。

 「本日、従業員株主が参加しているか分からないが、私としては常に開かれた総会を目指している」

 これ以後「サクラ」氏完全沈黙。

 --5年~10年経った缶詰は食べても大丈夫か。

 「缶詰はナポレオン時代にフランスで保存食として発明され、本来缶が傷つかない限りいつまでも食べられるもので、250年前の缶詰を食べた例もあるが、できるだけおいしく食べられる賞味期限の3年以内に食べてローテーションしてほしい」

 --取締役の人数が15人から10人に減る理由は?

 「コーポレート・ガバナンス・コードに従って監督と執行役を分けたためで、取締役10人、執行役員3名の合計13名になる」

 -- 借入金が多すぎる。金利が上昇したら収益を圧迫する。

 「たな卸資産の圧縮、仕入れ債務の回転日数短縮に取り組み、昨年はたな卸資産を56億減らして、借入金2,814億を82億減らし、支払利息も25億から2億減らした」

 -完全養殖クロマグロの死亡率と、養殖にかかるコストは?

 「稚魚10万尾のうち生き残るのは1万尾(10%)程度で、それをいけすに入れた後成長するまでの生存率は85~90%である。1キロのマグロが成長するまでに15キロ程度の餌を食べ、3,000円から3,500円で売れるクロマグロの当社コストは2,200~2,500円程度である。他社の実績である2,800~3,000円を下回っている。

 子会社の農薬混入事件に関する質問が依然として多かった。

2
1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月27日 (月)

16-25 株式会社オービックビジネスコンサルタント

16-25 株式会社オービックビジネスコンサルタント
                 (東証一部: 4733)

第37回定時総会

2016年6月27日(月曜) 午前10時

新宿区西新宿 京王プラザホテル 本館47階 あおぞら

最寄駅からの道案内: なし(JR新宿駅西口) 

金城の出席状況: 初めて
         
議決権を有する株主数: 4,384名

開会時点の出席人数: 座席数約110の4割くらい

フリードリンク: なし

事業報告: 事業の経過及び成果
       スライド、ナレーション使用(報告書朗読)
      対処すべき課題
       社長(スライド併用、報告書朗読)   

発言者: 2名 質疑打ち切りなし

所要時間: 42分

お土産(後渡し、開会前退出時入手可):
         オリジナルクオカード1,000円券 1枚 

 奉行シリーズで知られる業務ソフト大手。2016年3月期は増収で営業利益、純利益とも増加。経常利益のみ受取配当金減少で微減。増配。

 --手持ち現預金が多すぎる。使うあてがないなら増配しろ。

 「確実性、安定性を考えるとある程度の現預金は必要だ。配当性向については今後の課題として認識している」

 メーカーと違って工場、機械などの固定資産をあまり持たないから、現預金比率が高くなるのは理解できるが、総資産の半分以上が現預金というのは感覚的にはやや多すぎるように思える。答弁は抽象的で評価しにくい。

 ーーソフト業界は人の出入りが激しいそうだが、昨年の新入社員と退職者は?

 「新人47名、退職者16名」

 --配布された資料によると、I取締役は昨年11回開催された取締役会に7回しか出席しておらず、出席率が64%と極めて悪い。

 「11回のうち同氏が就任した後に開かれたのは8回で、うち7回に出席している」

 京王プラザホテルでの総会には何度も出席したことがあるが、会場が47階(最上階)というのは初めて。トイレの前からの眺めは絶景。

1

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月25日 (土)

16-24 東京センチュリーリース株式会社

16-24 東京センチュリーリース株式会社
              (東証一部: 8439)
第47回定時総会

2016年6月24日(金曜) 午後2時

千代田区神田練塀町 富士ソフトビル5階

                 アキバホール

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置
           (JR秋葉原駅中央改札口)

議決権を有する株主数: 8,277名

開会時点の出席人数: 座席数約180の3割くらい
           
フリードリンク: 受付でevian330ml

総会の前: 会社紹介ビデオ上映
  
事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 1名 質疑打ち切りなし

所要時間: 39分

お土産: なし(昨年から廃止した旨招集通知に朱記)
        
 みずほFG系。2016年3月期は増収増益で増配。

 冒頭、監査役から東芝問題で業務停止処分を受けた新日本有限責任監査法人に引き続き監査を依頼するか慎重に検討した結果、少なくとも現時点では当社の担当チームを交代させる必要はないと判断した旨の報告があった。

 --銀行のみならず、商社、生保などのバックアップを受けている当社の役員にはどのような資質が求められるか。

 「専門知識を備えたプロフェッショナルで、幅広く目配りができ、中長期的な企業価値の向上が期待できる人物」

 開催時刻が午後になり、間違えられないよう招集通知の複数箇所に朱記するなど徹底に必死。何か意図するところがあっての変更かと思ったが、「本当は午前にやりたかったのですが........」と案内の係員がいっていたところを見ると単に会場確保合戦に敗れた結果のようだ。

 幅広い事業を展開するため10月に商号からリースの名称を外し、社名を東京センチュリー株式会社とする定款変更などを議決して閉会。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

株式会社極洋 (東証一部: 1301) 欠席

株式会社極洋 (東証一部: 1301) 欠席

第93回定時総会

2016年6月24日(金曜) 午前10時

千代田区平河町 都市センターホテル(日本都市センター会館内)
        3階 コスモスホール

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置
           (地下鉄永田町駅5、9b出口)

議決権を有する株主数: 33,702名

フリードリンク: ロビーで冷水と日本茶

お土産(先渡し): 缶詰3個
           さけ水煮  180g
           まぐろ油漬 185g
           さば味付  180g

1
2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

16-23 株式会社コロワイド (東証一部: 7616)

16-23 株式会社コロワイド (東証一部: 7616)

第54期定時総会

2016年6月23日(木曜) 午後2時

横浜市中区山下町 神奈川県民ホール

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置
           (みなとみらい線日本大通り駅3番出口) 

金城の出席状況: 8年ぶり3回目       

議決権を有する株主数: 85,822名

開会時点の出席人数: 1階約1,500席の1割くらい

フリードリンク: なし   

事業報告: 映像、ナレーション使用(報告書朗読)

総会の後: 

         引き続き同一会場で会社紹介ビデオ上映と質疑応答
    (総会での発言は議案に関連したものに限り、店舗

         に対する不満などは閉会後の質疑応答でと厳しくく
    ぎを刺す)

発言者: 総会 2名 質疑打ち切りなし
     質疑応答 9名 質疑打ち切りあり

所要時間: 総会 36分
      質疑応答 約1時間

お土産: なし(昨年から取りやめた旨招集通知に明記したほか
        別紙の断り書きも同封する念のいれよう) 

 東京、神奈川が地盤の外食大手。2016年3月期は増収経常増益。純利益は固定資産除却損、減損損失等の特別損失計上のほか、連結子会社の普通株式一部売却による少数株主利益増加の影響もあり減益。配当据置。
 
 --社外取締役(監査等委員)のS氏を今回取締役候補に推薦した理由は?

 「銀行出身で財務に明るく、海外経験が長くてM&Aにも精通しているので、今回業務執行の取締役に加わっていただくこととした」

 --居酒屋部門の立て直し策は?

 「居酒屋担当企業の手数料を大幅に下げて、プロモーションや販促に使えるようにした」

 --M&A中心で成長していくと営業利益は出せても、将来金利が上がったら行き詰まらないか。

 「これまでM&Aが成長の柱であったが、結果として日本基準の会計によるのれんの償却に圧迫されてきた。海外展開を進めていく上で国際会計基準に変更することとしたので、今後はのれんの償却がなくなり、資産に見合う利益を計上できる。今期予想は営業利益120億、税引前利益98億、当期利益64億、少数株主持ち分差引後純利益41億と予想している」

 --借入が大きすぎる。優先株の処理はどうするのか。

 「今後大型M&Aをやらなければ3年後には有利子負債を大幅に圧縮できる。優先株も配当が高いので消却したいが、まず有利子負債を圧縮してからと考えている」

 --海外展開の状況は?

 「東南アジア9か国に75店舗展開。米国ではフランチャイズでやっているので数に入れていない。今年の夏カンボジアに進出するので10か国になる。将来は450店舗体制にしたい。自分で作り、自分で運び、自分で売るのが我々のやり方なので、将来店舗数が増えれば当然カンボジアあたりにセントラルキッチンを作ることになるだろう」

 --62歳の役員が退任したが、何かあったのか。

 (会長)
 「当社では稼ぐ力がなければ62歳でも辞めていただく。これ
は個人攻撃ではない」
 
 社長はこの件の回答を避け、会長に一任。

 --熊本地震の支援策として、コロワイド・グループで県産の野菜を使う考えはないか。

 「社会貢献は適切に考えているが、ご指摘の点は具体的にどんなものがあるのか分からないので、この場ではお答えできない。
地震発生の際には、3万食の炊き出しを行ったほか市町村役場に2,000万円の現金を届けた」

 実に久しぶりにコロワイドの総会に出席。お土産廃止で出席者激減。会場も以前と異なるので、てっきりこじんまりした施設に変更したのかと思いきや、パシフィコ横浜よりは小さいにせよ依然として3階席まで入れると2,500名近く収容できる大ホールなのにはびっくり。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月23日 (木)

16-22 日産東京販売ホールディングス株式会社

16-22 日産東京販売ホールディングス株式会社
                 (東証一部: 8291)

第104回定時総会

2016年6月23日(木曜) 午前10時

品川区荏原 スクエア荏原 「ひらつかホール」 

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置
            (東急目黒線武蔵小山駅東口) 

金城の出席状況: 2年連続2回目
         
議決権を有する株主数: 9,679名

                                        (前年比+1,677名)

開会時点の出席人数: 座席数約350の2割くらい

フリードリンク: なし
       総会終了後の株主懇談会でコーヒー(温冷)、
        オレンジジュース、ウーロン茶と
       クッキー、チョコレートなど  

事業報告: 事業の経過及びその成果 
       スライド、ナレーション使用(報告書朗読)
      対処すべき課題 社長
       (スライド併用、報告書朗読)

総会の後: 引き続き別室(イベントホール)で株主懇談会

発言者: 1名 質疑打ち切りなし

所要時間: 41分(前年比△6分)

お土産: なし

 東京の日産系自動車販売会社3社を傘下に持つ持ち株会社で、2016年3月期は増収、経常増益。15年3月期に税効果会計上の会社区分の見直しを行い繰延税金資産の一括計上を行ったため純利益は減少したが増配。5年連続で営業利益40億を達成し、傘下の東京日産自動車販売と日産プリンス西東京販売は日産の社長賞を受賞した。

 冒頭熊本地震で被害を受けられた方に心からのお見舞いと、三菱自動車の燃費不正による軽自動車の販売停止に対するお詫び。

 --「デイズ」、「デイズルークス」発売停止の影響と今後の見通しは?

 「ご心配、ご迷惑をお掛けして申し訳ない。両車種とも発売以来の人気商品で今年3月末までに累計17,000台販売し、昨年は全社の販売台数の18.3%を占めていた。仮に1年間販売停止となると、6,000台の販売減、最大で売上100億、営業利益で8億のマイナスになる。もちろん再開時期が早まれば、これより改善される。新聞紙上にはいろいろな見通しが出ているが正式にはまだ何も決まっていない。ただ4~5月に登録車の方は前年比113%と好調で、同業他社を上回り、5月単月では昨年並みの営業利益を上げている。消費税引き上げによる駆け込み効果は期待できなくなったし、登録車で軽の穴を埋めるように努力するしかない」

 6月は3月決算会社の総会が集中するため各社の担当者は会場確保に苦労するものと思われる。ふだんあまり使われない会場での開催が多いのもこの月の特徴。本日のスクエア荏原も金城は初めて。3線3駅からアクセス可能だが、どの駅からもやや遠く、徒歩10分程度掛かるのが難点。ただ武蔵小山駅からだとほとんど商店街のアーケードを通って雨にぬれずに来られるので今の季節にはちょうどよいかもしれない。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

16-21 株式会社小松製作所 (東証一部: 6301)

16-21 株式会社小松製作所 (東証一部: 6301)

 

第147回定時総会

 

2016年6月22日(水曜) 午前10時

江東区有明 東京国際展示場(東京ビッグサイト)
西展示場「西1ホール」

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置
              (りんかい線国際展示場駅)

金城の出席状況: 2年ぶり6回目
         
議決権を有する株主数: 183,961名

開会時点の出席人数: 座席数約2,300の4割くらい

フリードリンク: ドリンクコーナーで紙コップの烏龍茶、
         冷水、オレンジジュース 

総会の前: PRビデオ上映
      株主様休憩所にぬりえコンテスト入賞作品展示 

事業報告: 事業の経過とその成果
           (スライド、ナレーション使用)
      対処すべき課題 社長(スライド併用)

総会の後: 展示の場(建機実物、パネルなど)公開
      (菓子パン2個と紙パックの紅茶飲料配布)

発言者: 9名 質疑打ち切りあり

所要時間: 1時間49分

お土産(先渡し): コマツブルドーザミニカー
            (D155AXー6型)
          ペットボトルホルダー
            (ケンケンキッキデザイン)
          コマツ油圧ショベルキーホルダー
            (PC200型)
          
 建機国内最大手。2016年3月期は減収減益で、配当据置。
17年3月期も減収減益予想だが、配当はこれまで連結配当性向30%以上で配当性向が50%を超えない限り減配しないとしていたものを、それぞれ40%、60%に引き上げて据置。

 冒頭熊本地震の被災者に心からお見舞い。

 --2016年3月までの前中期経営計画は、借入金返済と配当性向の目標を達成し、為替相場が計画作成時の想定より大幅に円安になったにもかかわらず、売上高、営業利益率などの目標は未達に終わった。やるべきことをちゃんとやったのか。新中期計画作成にあたっては未達の原因をきちんと分析したのか。

 「深くお詫び申し上げる。経営環境が大きく変わり、中国、新興国の需要や鉱山関係が大きく減少したが、いち早く構造改革、固定費の削減を行い、将来の成長へ向けて種まきをした。需要の予測が難しいので、新計画では業界水準を超える成長を目標とした。借入返済が進んだので、今後は成長投資と株主還元に重点を置く」

 --世の中が変わってマイナス金利の時代になり、借り入れコストがゼロになったのだから、ノーコストの借入で現預金を増やすべきだ。

 「2000年当時当社の経営は厳しい状況にあり、借金返済に努めてきた。2015年にようやく借入金残高が目標数値を下回ることができたので、新中計では借入金返済の数値目標は設定せず、現状維持としている。事業経営においては長期的な視点からバランスを取る必要があり、金利は上昇することもあるので、今後とも健全な財務内容を維持していく。当社の手持ち現金の必要量は月商の2分の1程度であり、今後も余分な現金を持つ考えはない」

 --B/Sを見ると利益剰余金が1兆3,000億もある。上場会社が資金をため込んで使っていないのは問題だ。

 「1兆3,000億をすべて手許に現金で持っているわけではなく、在庫や投資に使っている。B/Sの反対サイドを見ていただけばお分かりのとおり、手許現金残高は1,000億円程度だ。

 --法人税等の支払額約640億円のうち国内分はどのくらいか。また中国への支払額は?

 「350億円程度が日本国内、残りが海外である。中国は、ほぼ収支トントンなので、足元ほとんど納税していない」

 --トヨタが英国の社員に国民投票でEC離脱に反対するようにという手紙を出したそうだが、当社は?

 「基本的に何もしていない。投票は個人の問題だ」

 --中国の成長が鈍っているがその影響は?中国以外で長期的に需要が伸びていくと期待されるのはどこか。

 「中国は2009年の景気対策で2010年の建機需要が11万台とピークになったが、現在は3~4万台程度である。欧米や日本など先進国の需要は循環的だ。今堅調なのはインド。ミャンマーはこれから。フィリピンも期待できる」

 会場内のトイレに入ったらハンドドライヤーが「株主総会開催中のため停止中」と書いた貼り紙で封印され、使えなくなっていた。一体何故?騒音を気にしたのかもしれないが、場内に議事進行を妨げるほどの音が漏れるとも思えないし、考え過ぎではないか。

 

1
2

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月22日 (水)

16-20 株式会社日本取引所グループ JPX

16-20 株式会社日本取引所グループ JPX
                 (東証一部: 8697)

第15回定時総会

2016年6月21日(火曜) 午前10時

中央区日本橋蠣殻町 ロイヤルパークホテル 3階
ロイヤルホール

最寄駅からの道案内: 半蔵門線水天宮前駅4番出口に案内係 

金城の出席状況: 2年ぶり2回目
         
議決権を有する株主数: 30,511名

開会時点の出席人数: 座席数約1,100の2割くらい

フリードリンク: ロビーで紙コップの冷茶と冷水 

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 事業の経過及び成果 スライド、ナレーション使用
      中期経営計画について CEO(スライド併用)

質疑応答: 文書によるもの 5件
      場内での発言 10名 質疑打ち切りなし

所要時間: 1時間56分

お土産(先渡し): 鶴屋吉信の菓子折(生菓子)

 国内唯一の上場取引所。2016年3月期は増収で3期連続の増益達成。

 開会冒頭熊本地震の被災者にお見舞いの言葉。 

 --我が国は海外諸国と比べて祝日が多く、ゴールデンウイークや年末年始などの連休もあるため、この間の相場変動で収益機会を失うことがある。祝日取引を始める考えはないか。

 「人員面、設備面の問題もあり、証券会社に与える影響も大きいので、十分議論の上検討したい」

 --当社は配当金を取締役会で決定することになっているので、株主が総会で配当について議論することができない。

 「会社法で取締役の任期が1年以内の場合は配当を取締役会で決定できることになっており、当社もこの条件に当てはまるので、定款で取締役会で配当を決めると定めている。取締役の過半数は社外取締役で透明性も高く、各ステークホルダーの意向も反映して決めているので決して株主軽視には当たらない。昨年の配当性向は60%で、株主総会を通していなくとも十分な決定の仕方だと思う」

 --取締役の任期が1年以内ならいいというのは詭弁だ。法律で定める最低限のことさえやればいいというのはおかしい。配当について総会で株主提案ができないのが問題なのだ。60%の配当性向はいいとしても、5年後には0になるかもしれない。

 「配当性向を0にするというのはよほどの事態で、そう簡単にはできない」

 --F社の株価は上場以来一度も売り出し価格を上回っていない。上場審査は適切だったか?

 「個別企業の内容に関する回答は差し控えさせていただくが、一般論として公募価格は幹事証券会社が決定するものである」

 --東京商品取引所(TOCOM)との合併の進捗状況はどうなっているか。

 「2006年第1次安倍政権発足直後に当取引所とTOCOM、東京穀物取引所3者を合併して総合取引所を作ることが閣議決定され、第2次政権でも再度閣議決定されたが、監督官庁(財務省、経済産業省、農林水産省)の調整が進んでいない。ただ今年の秋にJPXのデリバティブのシステムが更新されるとTOCOMもこれを利用することになっているが、TOCOMは赤字であり、頼まれたからといってそう簡単に引き取るわけにはいかない」

 --日経平均が日本の株式市況を代表する指数になっているのはなぜか。

 「TOPIXは全銘柄の加重平均だが、フィーリングとしては日経平均が日本の株式市況全体を最もよく表している。米国でもSPD500が著名だが、たった30銘柄で算出しているダウ平均が、フィーリングとしてはニューヨーク市場を最もよく表している。我々もTOPIXが使われるように努力はしているが、いかんせん日経平均にはTOPIXがなかった時代からの歴史がある」

 --日銀のマイナス金利政策が銀行に衝撃を与えているが、証券業界に対する影響はどうか。

 「金利収入が期待できなくなるので、固定金利の安全資産からリスク資産への移動が発生するのではないか、また内外金利差の拡大による円安が期待される。ただいずれにせよ効果が出るには時間が掛かるであろう」

 会場に入ると前部座席のかなりの範囲に招集通知が置いてある。
場内係員に聞いたところ関係者席だから座らないでほしいとのこと。開会間際になって背広姿の若者の集団が着席したので、若手社員による総会見学の席であったらしい。他社でも新社外取締役候補者などの控え用に株主席の一部をリザーブする例はあるが、大体は椅子の背もたれに「関係者席」などと書いた紙を貼ったりして区別している。書類を置いただけでは何のためかわからない。
日本取引所だったら、もっときちんと他社の総会の模範になるようなに対応を見せてほしい。

1

2
3


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2016年6月18日 (土)

16-19 藤森工業株式会社(東証一部: 7917)

16-19 藤森工業株式会社(東証一部: 7917)

第86回定時総会

2016年6月17日(金曜) 午前10時

新宿区西新宿 新宿ファーストウエスト 3階

最寄駅からの道案内: なし(JR新宿駅西改札) 

金城の出席状況: 初めて
         
議決権を有する株主数: 3,300名

開会時点の出席人数: 座席数約150の5割くらい

フリードリンク: 各座席になだ万監修旨みの日本茶(275ml) 

総会の前: PRスライド上映   

事業報告: 事業の経過及び成果 対処すべき課題
       社長(スライド併用)
      計算書類説明 管理部門担当常務(スライド併用)

発言者: 2名 質疑打ち切りなし

所要時間: 43分

お土産(先渡し): 花王ビオレ(洗顔料) 150ml
          同上つめかえ用 130ml          
          (当社製包装材使用品)

 食品、日用品向け中心の軟包装材大手。2016年2月期は、連続増収ながら、台湾連結子会社新工場建設に伴う先行固定費増、米国連結子会社移転準備費用の増加などのため減益。増配実施。

 --株主アンケートによると当社株主の株式購入理由は成長性を見込んでという回答が一番多かったようだが、長期的な売上、利益の目標はどうなっているか。

 「社内では具体的な目標を持っているが外部には公表していない。当社の特徴は顧客対応型で、顧客の課題に真摯に対応しているが、同業他社も同じような悩みを抱えている場合が多いのではないか、他の分野でも同じように使える技術があるのではないか、などと考えて業容を拡大していく必要があると考え、取り組んでいる」

 --株主の65%が60歳以上だ。もっと知名度を上げ、若い人にも株主になってもらえるようにするべきだ。

 「株主の年齢構成についてはご指摘のとおりでIR活動等に努力している」

 会場は当社本社所在のビル内。閉会後ショールームの見学を勧められた。

1

2




| | コメント (1) | トラックバック (0)

2016年6月16日 (木)

16-18 リコーリース株式会社 (東証一部: 8566)

16-18 リコーリース株式会社 (東証一部: 8566)

第40回定時総会

2016年6月15日(水曜) 午前10時

江東区東陽 ホテルイースト21東京1階 イースト21ホール  

最寄駅からの道案内: 東西線東陽町駅西改札1番出口に案内係

金城の出席状況: 2年連続5回目
           
議決権を有する株主数: 19,354名

開会時点の出席人数: 座席数約450の4割くらい

フリードリンク: ロビーでお~いお茶350mlペットボトル配布

総会の前: PRビデオ上映
      花のスライド上映
      ロビーでパネル展示 
      社員との懇談コーナー設置

事業報告: 事業の経過及び成果 (映像、ナレーション使用)
      中期経営計画、次期業績予想 社長
      
発言者: 4名(前年比△7名) 質疑打ち切りなし

所要時間: 54分(前年比△22分)

お土産(後渡し、開会前退出時入手可):
           ホテルオークラの菓子折(リーフパイ)
  
リコー系のリース会社。2016年3月期は売上利益とも過去最高を更新して連続増配。今期(17年3月期)も増収増益で増配予想。

 --マイナス金利はどの程度利益に貢献しているか。

 「利益面では確かにプラスで、昨年すでにCPの金利は0%になっているが、借入の半分は固定金利だ。次期決算で1億程度のプラスと考えている」

 --女性管理職比率の現状と今後の見通しは?

 「現在17.3%、目標としては2020年に25%にしたい」

 --リコー関係の取引比率は?

 「40%。これはリコー製品のリースだけではなく、同社の関係先との取引すべてを含んだものだ」

 
 ロビーに懇談コーナーを設置、若手社員が待機していて、希望する株主に私の仕事、会社内の雰囲気、女性社員の活躍、環境、社会貢献への取り組み等のテーマについて懇談に応じていた。参加者はさほど多くはなかったが、役員と歓談の機会を設けるといいながら、ほとんどが単なる飲み食いの場に終わっている総会終了後の株主懇親会に比べれば有意義といえよう。

1
2
3



 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2016年5月 | トップページ | 2016年7月 »