16-28 株式会社サカタのタネ(東証一部: 1377)
16-28 株式会社サカタのタネ(東証一部: 1377)
第75回定時総会
2016年8月23日(火曜) 午前10時
横浜市港北区新横浜
新横浜プリンスホテル 5階 シンフォニア
最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置(JR新横浜駅北口)
金城の出席状況: 6年連続8回目
議決権を有する株主数: 27,204名(前年比△1,227名)
開会時点の出席人数: 座席数約700の2割くらい
フリードリンク: ロビーで紙コップのコーヒー(ホット、アイス)
オレンジジュース、ウーロン茶
総会の前: PRビデオ上映
ロビーで花と農産物の展示
事業報告: 社長
通常の事業報告(報告書朗読、スライド併用)の他
無花粉タイプのトルコギキョーの開発、アフリカ開発
会議参加について(スライド併用)
発言者: 6名(前年比△1名) 質疑打ち切りなし
所要時間: 1時間29分(前年比+4分)
お土産: なし(昨年より廃止せる旨招集通知に明記)
2016年5月期は前年に引き続き国内の不振を海外で補って増収増益。創業来最高益更新で特別配当実施。
冒頭熊本地震の被災者にお見舞い。亡くなられた方に哀悼の意を表し、1日も早い復興を祈るとの言葉。
--退任する役員に対する退職慰労金贈呈に関する議案が提出されているが、そろそろ他社がやっているように退職慰労金はやめて、自社株を役員報酬に振り向ける考えはないのか。
「当面その考えはない。役員は持ち株会で自社株を購入している。自社株は360万株ほど持っているが、今後の戦略に合わせて合併、提携等に活用したい。当社の属する業界のように研究開発に年数が掛かる場合は退職金制度の方が合っているのではないか」
--社外役員候補者の経歴に、日商岩井、三井製糖、双日食料等の勤務歴、役員歴があるが、これら各社と当社の取引関係は?
「特にない」
--国内の販売力が弱いのではないか。
「人口減少、生産者の高齢化など厳しい環境にあるが、一方で規模拡大、農業法人参入などの努力もある。野菜種子のシェアがまだまだ低いのは事実だが、現場主義の方針のもと地元の代理店と一緒に産地に入っていき、取れるシェアはどんどん取っていく」
--総会の出席者が少なすぎる。お土産を復活する考えはないか。
「お土産の復活は考えていないが、株主優待は改善している」
--女性役員の誕生は?
「国内の女性管理職は1名だけだが、海外では管理職302名中56名が女性である」
--資本金に匹敵するくらいの投資有価証券があるが........。
「総額136億円のうち120億が金融機関、長年の取引先などの株式の政策保有いわゆる持ち合いである。保有基準には内規があり、内容はホームページなどで開示している。監査役会が定期的に報告を受けているが特に問題はない」
--為替はヘッジしているのか。
「売上の55%が海外向けになり、為替の影響が大きくなってきている。全部ヘッジするとコストもかかるので、大口で影響の大きいものについて通貨オプションなどを使っている。前期の想定レートは、米ドル120円、ユーロ130円に対し実績は米ドルが120.94、ユーロは123.61。今期は米ドル100円、ユーロ110円である」
発言にもあったように確かに、当社の場合お土産廃止の影響はかなり大きいように感じられる。会場がお手の物の切り花や鉢植えで華やかに飾られているだけに一層そんな気がするのかもしれないが。
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