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2016年12月29日 (木)

総会メイ問答集(2016年) 総会家金城編

総会メイ問答集(2016年) 総会家金城編

 金城が出席した株主総会、投資主総会から独断と偏見で選んだメイ問答。珍問愚答に喝!名答弁には天晴れを。

◆子会社になっちゃったらどう?

(オハラ)

 --新しいものに取り組んでいくには時間が掛かる。大株主のセイコーかキャノンの子会社にならないと無理ではないか。両社の役員を兼ねる取締役の意見を聞きたい。

 (セイコー出身役員)
 「セイコーは創業者服部金太郎の時代から当社とは緊密な関係にあるが、本日はオハラの総会である。6月29日にセイコーの総会があるのでそちらで質問していただきたい」

 (キャノン出身役員)
 「いろいろな可能性があるかと思うが、キャノンは非常に重要な商材をオハラからもらっている。しかしカメラメーカーはキャノンだけではないので、キャノン100%ではなく、もっと幅広いビジネスをした方がいいのではないか」

◆キンキンギラギラ

(トラスコ中山)

 --新任社外取締役候補のS氏はキンキンギラギラで反社会勢力の人間のようだ。

 「ユニークなところのある方ではあるが......。お答えのしようがない」

 S氏は外資(マッキンゼー)出身だからか、日本人らしくなく表情の豊かな方だが、特にド派手な服装をしているわけでもなく、質問した株主がなぜその筋の人のように感じたのかはまったく分からない。

◆不動産会社とREITは違います

(ヒューリック)

 --当社は保有不動産の賃料収入で利益を得る不動産投資信託と同じような形態だから、配当性向はREIT並みの90%くらいでもいいのではないか。

 「当社はあくまでも不動産会社で、REITとは違うこともいろいろやっている」

◆さっそく営業

(アサヒグループホールディングス)

--自分はスーパードライしか飲まないのに、世界一周のオーシャンドリーム号に乗ったら船内にはキリンしか置いてなかった。

 「今日の夕方さっそく営業部員を売り込みに行かせる」

◆アサヒは大丈夫?

(アサヒグループホールディングス)

 --今年キリンが総会のお土産を廃止した。最近お土産をやめる企業が多いが、当社は大丈夫か。

 (担当常務)
  「ご安心ください。止める予定はありません。当社の製品は重いものが多いので、お荷物にならないようビール以外に関係会社の商品を組み合わせてお贈りしている。

 (社長)
 「担当常務がいうのだから大丈夫でしょう」

◆ワイヤレスマイク使えないの?

(レナウン)

 --昨年の総会で質疑応答の際ワイヤレスマイクを使えという要望があり検討するとのことだったが、相変わらずスタンディングマイクを使っている。

 「検討した結果、ワイヤレスマイクは性能上音声途絶の可能性があるとのことだったので取りやめた」

 発言の際マイクの設置場所まで足を運ぶなど大したことではないと思うが、各社の総会で、席までマイクを持って来いという要望は時々聞く。しかし今日の会社側の答弁には矛盾がある。なぜなら役員の答弁にはワイヤレスマイクを使っているから。

◆ただのお金はどんどん借りよう

(小松製作所)

 --世の中が変わってマイナス金利の時代になり、借り入れコストがゼロになったのだから、ノーコストの借入で現預金を増やすべきだ。

 「2000年当時当社の経営は厳しい状況にあり、借金返済に努めてきた。2015年にようやく借入金残高が目標数値を下回ることができたので、新中計では借入金返済の数値目標は設定せず、現状維持としている。事業経営においては長期的な視点からバランスを取る必要があり、金利は上昇することもあるので、今後とも健全な財務内容を維持していく。当社の手持ち現金の必要量は月商の2分の1程度であり、今後も余分な現金を持つ考えはない」

◆稼がざる者は去れ

(コロワイド)

 --62歳の役員が退任したが、何かあったのか。

 (会長)
 「当社では稼ぐ力がなければ62歳でも辞めていただく。これは個人攻撃ではない」
 
 社長はこの件の回答を避け、会長に一任。

◆計算の仕方がおかしいんじゃないの

(オービックビジネスコンサルタント)

 --配布された資料によると、I取締役は昨年11回開催された取締役会に7回しか出席しておらず、出席率が64%と極めて悪い。

 「11回のうち同氏が就任した後に開かれたのは8回で、うち7回に出席している」

◆サクラがうるさい

(マルハニチロ)

 --今日の総会はサクラの掛け声が多すぎる。議長が信頼されていないなら即刻辞めろ。

 「本日、従業員株主が参加しているか分からないが、私としては常に開かれた総会を目指している」

 これ以後「サクラ」氏完全沈黙。

◆古い缶詰は食べられるの?

(マルハニチロ)
 --5年~10年経った缶詰は食べても大丈夫か。

 「缶詰はナポレオン時代にフランスで保存食として発明され、本来缶が傷つかない限りいつまでも食べられるもので、250年前の缶詰を食べた例もあるが、できるだけおいしく食べていただくために賞味期限の3年以内に消費し、ローテーションしてほしい。

◆速戦即決

(伊藤園)

 --伊藤園レディーズ(ゴルフ)のトーナメント開催中、会場
でもっと製品の宣伝をしたらどうか。

 (会長)
 「いいご意見ありがとうございます。やります。今決めました」

◆ドンキのようになるな

(クリエイトSDホールディングス)

 --食品を扱うようになってから、店がごちゃごちゃしてドンキホーテのようになってしまった。

 「現在一時的に混乱しているかもしれないが、当社の店舗運営の基本的な考え方に整理整頓というのがあり、今後とも取り組んでいきたい」

◆貯める楽しみ

(クリエイトSDホールディングス)

--当社のポイントは400ポイント貯まらないと使えない。1ポイントから使えるようにしてほしい。

 「そのようなやり方があることは承知しているが、現状貯める楽しみを味わっていただき、ある程度貯まってから使っていただくことにしている。ドラッグ業界ではまだこのようなやり方が一般的と認識している」

◆水筒にワイン

(ひらまつ)

 --今回は創業者に5億円支払うことを承認する総会なのだから、閉会後ビュッフェ形式のパーティーを開き、シャンパンを1杯ずつふるまってもいいのではないか。

 「以前総会の後に株主懇親会をやっていたこともあるが、あるとき2,000人も来場者があり、弁当箱に料理を詰めたり、水筒にワインを入れて持ち帰る人もいて、パニック状態になったので、その後は懇親会を止め、株主フェアでお金は払っていただくが、それ以上のお料理をゆっくり座って味わっていただくことにした」

◆文房具屋ができちゃう

(キングジム) 

 --総会のお土産としていつもキングジムの製品をいただくので文房具屋ができるほど溜まってしまった。お菓子や食事券にでもしてもらえないか。

 「この問題についてはいろいろ議論しているが、常識の範囲内でなければならず、金額が大きすぎても問題だ。せっかくキングジムの株主になっていただいたのだからキングジムの製品を、と考えている」

◆今年もどうやらお騒がせ男

(キューソー流通システム)

 お騒がせ男H今年のファッションはガラス玉(?)をちりばめた黒のニット帽。開会15分前ころ突然現れ、通路を歩き回りながら「理由もなく5回も逮捕されたのは何故だ」などとしゃべり始め、係員が2~3人寄ってきたが場内まったく無関心。所在無げに最前列中央部に腰を下ろしていたが、開会直後に再び立ち上がって「議長!議長!議長!」と10回ほど連呼「出席番号1番のHだ」と叫ぶも議長に適当にあしらわれ、しばらくしゃべった後そのまま出て行ってしまった。

(キユーピー)

 今日も開会15分前ころ現れたお騒がせ男H。「昨年6月22日に逮捕され........」としゃべり始めたが何しろ広い会場なので気が付いた株主がどのくらいたか。開会直後に再び立ち上がり「議長!」と叫ぶ。議長は最初「席にお戻りください」と注意した後「動議ですか」と聞き、それならと苦笑しながら耳を傾けたが、結局採決は行わず,Hもしゃべるだけしゃべって、さっさと出て行った。

(トラスコ中山)

 開会直後お騒がせ男Hが立ち上がってわめき出す。今日はなぜか出席票番号855番といやに大きい。議長は数回静粛にするよう促した後退場処分を命じ、Hは「馬鹿が退場しろというから..」と捨て台詞を残して去る。

(ヒューリック)

 事業報告が終わり、議案の説明が始まったところでお騒がせ男Hが現れ、わめき出す。今日の出席票番号は70番とかいっていた。議長は最初「席にお戻りください」と諭すが、聞き入れないため「ただ今議長不信任案が提出されました。私としては引き続き議長を務めたいと思いますが、いかがでしょう」と問いかけ、満場の拍手を得る。なおもわめくHは退場処分に。

(アサヒグループゴールディングス)

 開会5分前、どこからかお騒がせ男Hの声が聞こえるような気がしてあたりを見回すが会場が広すぎて分からない。空耳かなと思っていたらおもむろに登場、会場最前部を行ったり、来たりしながら自称「多少の自慢話」を始める。開会と同時に大声でわめき出し、議長は「ご静粛に。不規則発言を止めないと退場を命じます」と警告した後、退場させてもよろしいかと場内に諮り、満場の拍手を得て宣告、場内係員がHの背中を押して場外へ。後刻「議長は自分の権限で退場を命ずるべきで。株主に責任転嫁してはいけない」とクレームを申し立てた株主がいた。

(イオンモール)

 お騒がせ男Hの衣替えは季節の進行に遅れるような印象があったが、今日は早々と夏向きの真っ白な帽子で登場。緑茶をお代わりして持参の和菓子(?)をパクパク。「株主のHだが....」とどこかへケータイを掛ける。

 開会20分前ころ入場「Hだ」と名乗りを上げるが、その後は座り込んでまたケータイを始めたため、一斉に取り囲んだ場内係員も手持無沙汰。それからロビーへ戻ってもう一度緑茶、その間もケータイ掛け続け。開会の前後は席を外したり、戻ったり、場内をうろうろしていたが、事業報告が始まったころ立ち上がって何やらわめき出す。

 議長は直ちにDVDを止め「これ以上発言を止めないと退場を命ずることもある」と警告するとおとなしくなった。その後は質疑応答の最初に挙手して質問した後、ずっと静かにしていたが、採決が始まるころ様子を見たらいつの間にか姿を消していた。これまでとはかなり違った行動パターン。

(ポケットカード)

 開会数分後他社でもらったお土産らしき包みを抱えたHが現れると場内係員が「来たぞ」と目配せを交わしたようだ。荷物を最前列中央の席に置いたまましばらく出たり入ったり、またしてもケータイを掛けたりしていたが、事業報告の最中に自席に戻って突然わめき出し議長席に迫った。直ちに係員4名が横一列になって立ちふさがる。発言内容はよく分からなかったがICレコーダーの場内持込みに関する問題のようであった。野次を飛ばした株主との間に怒鳴りあいなどあったが、結局はおとなしく座り込んで、いくつか質問した後、中途退場。

(ディップ)

 お騒がせ男Hは開会20分前ころ入場、歩き回りながらぶつぶつ独り言をいったり、ケータイを掛けたり。場内係員が駆けつけると興奮してだんだん声が大きくなったが、ひとまず説得に応じて出て行く。開会時間になると戻ってきて「議長~っ」とひと声。しかし次の「不信任!」は出ず。議長に向かって何かしゃべった後さっさと帰ってしまった。

(クリエイトSDホールディングス)

 ニューHは不信任案など提出せず、質疑応答が始まると真っ先に手を挙げ、質問に回答を得られなくともおとなしく席に残って拍手と挙手を繰り返し、再発言の機会を待つ。質問が出尽くした後ようやく再度指名を受け、立ち上がると新聞(朝日、毎日と何故か毎日小学生新聞)を掲げて一席ぶち始める。場内から「議事進行~」の声が掛かると激高して怒鳴りだし、場内係員が殺到。
野次が「退場!退場!」に変わると議長に「退場させますか?」
と聞き、議長も思わず苦笑い。結局しばらくわけの分からないことをわめいた後さっさと出て行った。お疲れ様。

(ひらまつ)

 (お騒がせ男H)
 --本当の出席票番号1番、Hだ。ルールを守れ。おれの方が先に来たのになぜ出席票番号が3番か。来た順番に出席票を渡せ。

 今日のHは青の濃淡縞模様の帽子で登場。議長が議案説明中から出席票番号1番をゲットした株主とひともめ。注意を受けて席に落ち着くと質疑応答のいの一番で発言した後、答弁を待たないで出て行った。

(キングジム)

 お騒がせ男は受付開始直後いったん外出したが、監査報告の最中に入場、野次ひとつふたつの後また出て行った。その後場外で怒声数発、彼の声かどうかわからないが、何らかトラブルがあった模様。それからまた戻ってきて、いの一番に意味不明の質問をした後退場。

(アーバネットコーポレーション)

 会場に入ると青い縞模様の帽子を被ったお騒がせ男Hが最前列中央の席に座っていた。今日午前のTYOは、昨年の定時総会で議長から来年またお会いしましょうといわれていたのに欠席だったが、他社の総会にでも出てさせたのだろうか。今日はなぜかいつもと違い開会時刻が近づいても立ち上がってしゃべり出すこともなく、ぽつねんと座ったままで、体調が悪いのではないかと心配させるほど。結局冒頭に挙手、質問したが答弁は最後まで聞かずに出ていってしまった。

(TYO)

 先日ひらまつの総会でお騒がせ男Hから出席票番号1番を奪取したA氏が今日も1番。「H氏は立川の方へ行っているので今日は来られない」と報告すると、社長は「最後の総会なのでお会いしたかったが残念」と応じた。

 (大森工業)

 今日のお騒がせ男Hは出席票番号26番。というのも当社の総会は受付開始と同時に(あるいは開始以前に?)関係者と思しき株主が大挙して入場、最前部の席を占拠するのがお約束だから。
冒頭Hと議長のやり取り。

 --前にいるやくざのような奴は社員か。下請けか。

 「株主です」

 いつも議長の発言に熱烈拍手と「議事進行」の掛け声でにぎやかな当社の総会だが、いきなりHに一発かまされて静かに。ようやく議決の段階になってちらほらと「異議なし」の声。 

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2016年12月20日 (火)

16-40 株式会社ネクシィーズグループ

16-40 株式会社ネクシィーズグループ
     (旧株式会社ネクシィーズ 東証一部: 4346)

第27期定時総会

2016年12月20日(火曜) 午前10時

渋谷区桜丘町 ネクシィーズスクエアビル 3F大会議室

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置(JR渋谷駅南改札)

開会時点の出席人数: 座席数約80の4割くらい

金城の出席状況: 4年ぶり6回目

議決権を有する株主数: 8,133名

フリードリンク: なし 

事業報告: スライド、ナレーション使用
      社長(スライド併用)

発言者: 5名 質疑打ち切りなし

所要時間: 47分

お土産: なし 

 ライフアメニティ事業(LED照明を中心に各種機器のレンタルサービス)が主業務で、他にソリューションサービス事業(個人事業者向け製品・サービス販売促進支援業務、ウェブマガジン発行のほか、スマホクレーンゲーム神の手のリリース開始)、文化教育事業(着物着付け教室運営や和装・呉服小物等の販売)を行っている。社長の決算説明によると、16年9月期は5期連続の営業増益で、直近10年間の最高益を達成、配当は据置。今期(17年9月期)は創業以来の最高益を「お約束できる」とのこと。

 --現預金に比べて借入残高が少ないがどうするつもりか。
 
 「当社の借入金利は0.3%程度と低いのでこのまま置いておき、必要な事業があれば投入したい」

 --部門別利益の調整額が9億以上あり、連結営業利益の総額17億と比較して多すぎないか。

 「6億は持ち株会社が子会社から受け取った管理報酬であり、3億が各子会社から集めた賞与引当金である」

 --最近各社で従業員の労働管理状況が問題になっているが、当社はどうか。

 「今年新卒103名を営業職として入れ、うち55~56%が女性だが、今までに3名しかやめていない。他社では考えられないことだ」

 以前は議決権を有する株主数2万名以上で総会はホテルで開催していたが、株式分割、単元株制度導入などによって3分の1程度になり、本社会議室が会場になった。

 元横浜市長中田宏氏を社外取締役に新任する議案などを採決して終了。 

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16-39 三菱自動車工業株式会社 (東証一部: 7211)

16-39 三菱自動車工業株式会社 (東証一部: 7211)

臨時総会

2016年12月14日(水曜) 午前10時

千葉市美浜区 幕張メッセ 幕張イベントホール            

最寄駅からの道案内: 要所に案内係を配置(京葉線海浜幕張駅) 

金城の出席状況: 初めて

議決権を有する株主数: 287,685名

開会時点の出席人数: 座席数約2,000の2割くらい

フリードリンク: ロビーに給水器と給茶器を設置
         (横に飲食禁止の立札。矛盾していないか)

総会の前: PRビデオ上映

発言者: 8名 質疑打ち切りあり

総会の後: 新会長(就任予定)ゴーン氏のあいさつ

所要時間: 1時間50分

お土産: なし(招集通知に今年から廃止した旨明記)

 燃費不正問題による業績不振からの立て直しを目指す新経営体制の承認を求める臨時総会。冒頭全役員が起立して謝罪した後、燃費不正問題の再発防止策、業績見通し、日産自動車との提携について説明。今期(17年3月期)について、不振の原因は燃費不正問題だけではなく、円高の影響も大きかったこと、海外では燃費問題の影響がほとんどないことなどを挙げ、上期大幅赤字で下期も若干の赤字が残る予想ながら、下期は為替相場の見通しを最近の円安に対して保守的に設定していることもあり、何とか黒字にすべく取り組んでいくと説明した。

 --再建道半ばなのに役員の給料を3倍にするのはなぜか。同じく燃費不正が発覚したスズキは役員給与を減額している。

 「今回の改革は将来の成長をめざし、抜本的な改革をするため欠かせないステップである。これまで会社再建のため報酬をカットしていたが、優先株の処理も完了したので、従来の年功序列を排し、責任をもって業績改善を果たしたら報いる報酬制度がないと、専門性を持った優秀な人材を確保できない。導入は来年度以降であり、来期はV字回復を目指す」

 --社外取締役候補に通産省出身者を入れている。古い体質を抜け切っていない。

 「通産省の人だからというわけではなく、幅広い知識と見識をお持ちだから選んだ」

 --日産のリーフは急速充電が無料なのに、当社のアウトランダーは普通充電のみ無料で、急速充電は有料だ。

 「急速充電には多大な投資と維持費が必要だ。今後我々の努力で利益の中で賄っていけるようにしなければならない。今しばらくお時間をいただきたい」

 --今回の不正の原因はどこにあったと考えるか。

 「燃費競争が厳しい中で物がいえない雰囲気があったことを反省しなければいけない。解決策を持っていかないと相談しづらいという問題があったので、お互いに役職ではなく、さんづけで呼ぶようにし、根付いてきた」

 議長が担当役員に答弁を指示するときも、さんづけで呼んでいた。

 不祥事の後の出直し総会としては緊張感に欠けたといわざるを得ない。何よりも収容人数を考慮して会場を定時総会の品川プリンスホテルから移転したのに、出席者が予想外に少なかった事実が象徴している。会社、株主ともにゴーン氏の出馬に安心してしまったような印象を受ける。確かに業績不振に陥った会社での役員報酬枠大幅引き上げは異例で、この点に質疑が集中したのも当然だが、本来ならこれほどの高額を支払ってまでゴーン氏を招く以外に方法はなかったか議論しなければならないはず。しかし、そこまでの突っ込んだ質問はなく、会社側も上期大赤字は燃費データ不正問題だけではなく、円高にも原因があるといわんばかり。役員報酬金額の多寡には触れず、年功序列を業績連動に改めた点を強調するに止まった。

 質疑打ち切り後立ち上がって「動議!動議!」と叫んだ株主がいたが、議長は無視して採決に進む。

 ゴーン氏のあいさつは約3分間。日本文の原稿を読み上げた。
      

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