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2018年3月 3日 (土)

総会家金城 番外編 その2 他人名義の議決権行使書

受付で妻名義の議決権行使書を出したら入場を断られたことがある。行使書に名前が記載された人物以外入れるわけにはいかないという。以前は時々こういうことがあって、○○電力会社は厳しいとか、××製菓会社はうるさいだとかいわれたものだ。今回はこの問題について考えてみたい。

 総会は株主・投資主が集まって議論し、議決する場だから本人以外の出席を拒否できるのは当然だ。もしどうしても出席したい人は委任状を持参する必要がある。しかし上場企業ともなれば最低でも数千人規模の株主がいるのが普通で、そのひとりひとりが株主本人か確認することなど到底できないから、届け出た住所宛に郵送した議決権行使書を持参していれば株主本人と認めて入場させているのが実情だと思う。金城も冒頭の事例以外身分証明を求められたことなど一度もない。

 問題は受付係が現れた人物の容貌・服装と行使書記載の名前を見比べて、同性と判断したら赤の他人でもフリーパスなのに、性別が異なると思ったら入場を断るというやり方が適当かということ。名前はほぼ性別を示しているとしても、男性に女らしい、女性に男っぽい名前を付けることは別に禁じられているわけではないし、事実そういう名前を持つ人は決して少なくない。一方世の中には実際の、あるいは戸籍上の姓別と異なる装いをする人もいるので、名前と容姿の不一致がある場合のみ、事務方がそれを理由に入場を拒否するのはトラブルの原因となる可能性があり、危険だというのが金城の考えだがどうであろうか。

 最近、このような入場拒否の例をあまり聞かないような気がする。実は冒頭の出来事の数年後、再び同じ会社(その間に他社と合併して、社名も変わってはいたけれど)の受付に恐る恐る女性名義の議決権行使書を出してみたら、あっさりと出席を認められて拍子抜けしたことがある。そのほか何社かの総会で女性名義の行使書を見た受付係に「おや!」とか「あら?」とかいわれたこともあるが、いずれもすぐに責任者が出てきて、入場OKになった。 

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