2009年6月23日 (火)

株式会社東急コミュニティー

株式会社東急コミュニティー (東証一部: 4711)

2009年6月23日(火) 午前10時

用賀 世田谷ビジネススクエア ヒルズⅠ 5階 会議室

金城の出席状況: 2年ぶり2回目  

議決権を有する株主数: 7,394名

開会時点の出席人数: 座席数約270の6割くらい

フリードリンク: 会場入り口でペットボトルを配布
            (ミネラルウオーター、紅茶、日本茶など)

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 8名

所要時間: 1時間31分

お土産: 図書カード 1000円券 1枚
      当社広報誌 「暮らしの窓」 第117号

 東急不動産系のビル・マンション管理業。2009年3月期は増収経常減益で最終利益はほぼ横ばい。配当据置。

 --自分の住んでいるマンションは新宿歌舞伎町の近辺で、当社の管理だが、防災センターの担当者が4代続けて無愛想で、あいさつもしない。特に現任者は黒の背広に、ルイビトンのバッグを持っており、場所がらまるでその筋の人のようだ。どうしてもサービス業の職員には見えない。社員教育はどうなっているのか。
今日は管理組合のメンバーから文句をいうようにといわれてきた。

 「従業員には平素より十分な教育を施しているが、今後は一層徹底し、お客さまにご不快感を与えないよう注意する。申し訳ない」

 --役員候補がほとんど親会社の出身者ばかりである。生え抜きが次期社長になるべきだ。自分は某大手企業の出身で、子会社の社長になったが、退任の際、親会社の反対を押し切って、プロパーを後任に据えた。おかげで同社は今でも隆々としている。当社の総会では毎年同じ意見を述べてきたが、いまだに実現していない。自分はもう88歳で、来年の総会には出られるないかもしれないが、元気だったらまた来るつもりだ」

 --貴重なご意見として承りました。

 マンション管理業は、受託件数が急激に増減したり、管理料が乱高下するなどとは考えにくいから、比較的安定した業界ではあろうが、それにしてもこの厳しい経済環境下で、当社の前期業績はまず善戦健闘の部類といえる。この点には大方の株主も満足しているようで、一部に「もっと配当を」という声もあったが、複数の株主から「役員の努力を多とする」旨の発言があった。

 そのほかの質問はほとんど当社管理のマンションに住む住人である株主からのクレームと、それに対する会社側の紋切り型の答弁の繰り返しで、当事者以外の株主はげんなり。もっとこの種の苦情をしっかりと受け止めて、解決する、組織・ルールを整備し、総会の場になど持ち出されないよう工夫すべきである。

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2009年6月22日 (月)

東急リバブル株式会社

東急リバブル株式会社 (東証一部: 8879)

2009年6月22日(月) 午前10時

渋谷 セルリアンタワー東急ホテル 地下2階 ボールルーム

議決権を有する株主数: 16,238名

開会時点の出席人数: 座席数約600の5割くらい

フリードリンク: なし

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 10名

所要時間: 1時間31分

お土産: クオカード 1000円券 1枚

 不動産業界の厳しい事業環境を反映、2009年3月期は賃貸業のみが増加で、仲介業、販売受託業、不動産販売業の各部門はすべて減収減益、全体としては不動産・有価証券評価損の計上がなかったこともあり、辛うじて黒字。中間無配で、通期減配。

 冒頭、議長から昨年総会では用意した座席数が不足したため、出席した株主に不快の念を与えたとして陳謝。

 --連結子会社の業績は?

 「今期に入って名古屋支店を分社化して1社増えたが、前期は8社で、売買仲介業の不振はあっても全体としては黒字である。
赤字は3社のみだが、うち東急リバブル九州は恒常的に赤字で、立て直しが課題となっている」

 --リバブル九州の資本関係、事業所や従業員の数はどうなっているか。リストラのため営業拠点の閉鎖、人員削減等を行うなら、マスコミに追及されないよう注意すべきだ。特に九州地区はキャノン大分の大量馘首の影響で神経質になっている。

 「100%子会社で本店の他に営業所が2か所ある。営業マン19名、全体で25名で、拠点の閉鎖に踏み切れば営業関係の人員に手をつけざるを得ない」

 --厳しい金融情勢で資金調達面に問題は生じていないのか。
前期に比べて貸借対照表上の流動資産の中で有価証券の項目が急増しているが理由は?

 「金融情勢の先行きがは不透明なため、将来の資金を確保する目的で前期末に長期資金を36億調達したが、各行のいずれとも良好な関係を維持することができた。有価証券はこの資金を一時的に短期債券で運用したものである」

 --所有している不動産を賃貸に出したとき、他社ではうまくいかなかったのに、いずれも女性である当社の店長、担当者がしっかりとやってくれた。人材育成面での男女差をどのように考えているか。

 「全従業員中女性の比率は25.3%であるが、賃貸部門は特に女性の気配りが大切な分野で、店長で87%、担当者は79.8%の女性を配置している」

 --入社後3~5年の社員の退職率はどのくらいか。

 「2005年の新卒が33.3%、06年卒22.8%、07年卒22.5%である。知りうる限り同業他社より低い」

 --役員賞与を総額1,425万円とする議案が提出されているが、前年はどのくらいだったのか。

 「6,430万円だったので、78%の減額だ。業績不振の責任は痛感している」 

 昨年の大失態に懲りて会場を東急系の別ホテルに変更したため順調に運営されたが、株主数は今年も引き続き増加している。

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2009年6月21日 (日)

株式会社ファンケル

株式会社ファンケル (東証一部: 4921)

2009年6月20日(土) 午前10時

新横浜 横浜アリーナ

議決権を有する株主数: 86,487名

出席人数: 同伴者を含め約3,200名(会社側発表)

フリードリンク: なし

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 映像、ナレーション使用

総会の後: 別会場で株主懇談会。製品紹介ブース、肌年齢・骨
        量測定コーナー、商品特別販売コーナーなど

発言者: 7名

所要時間: 2時間7分

お土産: マイルドクレンジングオイル 60ml
      マルチビタミン 約30日分
       青汁 4.2g×10本入り
      発芽米スティックタイプ 5袋入り

 無添加化粧品と健康食品。2009年3月期は減収減益ながら増配。総会には全役員ノーネクタイのクールビズで登場。

 --新日本監査法人に対する監査報酬が6,200万円というのは高過ぎる。総監査日数はどのくらいか?

 「延べ日数については手元に資料がないので即答できないが、5~6名がほぼ常駐に近い形で監査を行った。報酬は前年に比較して2,000万円の増加であるが、今年から本格的に四半期決算や内部統制制度が導入されたためである」

 --単体の貸借対照表には役員退職慰労引当金の項目がないのに連結ベースでは6.000万円計上されている理由は?

 「当社は06年6月の総会で役員退職慰労金を廃止し、ストックオプションに移行したが、関係会社のなかにはまだ制度上親会社と一体になっていないところがある」

 --国内の化粧品シェアで資生堂を抜くのは難しいかもしれないが、東南アジアでは上に行けるのではないか。

 「03年上海に中国1号店を開店した当時はファンケルの名前も知られていなければ、化粧品の無添加という考えもなかった。
その後日本以上に徹底的に無添加ということを売り込んだ結果、現在中国の百貨店の化粧品フロアの売上では、ほとんどファンケルがトップになっている」

 --海外事業担当役員の語学力はどの程度か?

 (海外事業推進部長)
 「英語の読解力、会話力はあると思っている。中国語は北京語、広東語を勉強中だが、まだまだの段階。来年の総会ではぜひ中国語であいさつできるようにしたい」

 (議長)
 「大勢の前で公言した以上、ぜひ実現してほしい」

 --ファンケル銀座スクエアに観光バスで東南アジア系の観光客が大勢来て、大量に買い物しているが、対応するスタッフの語学力はどうか?

 「特に中国人が毎年前年比150~200%に増加して、われわれの想像を超えているが、これは現地での高い評価を裏付けるものだ。
現在中国人スタッフ3名を配置しているが、これからも積極的に採用するつもりである。また団体客で入口付近が混雑するため、近く1階をリニューアルして、上層階への動線を確保する予定だ」

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2009年6月19日 (金)

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 

カルチュア・コンビニエンス・クラブ株式会社 
            (東証一部: 4756)

2009年6月19日(金) 午前10時

恵比寿ガーデンプレイス ウェスティンホテル東京
地下2階 ギャラクシールーム

議決権を有する株主数: 23,446名

開会時点の出席人数: 座席数約360の4割くらい

フリードリンク: 控室でコーヒー、紅茶、日本茶、
          ウーロン茶とオレンジジュース

事業報告: 映像、ナレーション使用

発言者: 5名

所要時間: 1時間1分

お土産: シネマハンドブック  2009 

 TSUTAYAなどを全国展開するレンタルビデオ最大手。2009年3月期は減収増益、特別損失の減少で純利益は過去最高となり増配。4月1日付で子会社9社を合併させ、さらに成立した新会社を10月1日付で吸収合併する予定。

 --合併が連結決算に及ぼす影響は?

 「現在、持株会社である当社の単独決算と連結決算には大きな開きがあるが、合併後はほとんど同じ内容になる。合併相手には税務上の繰越欠損を持つ会社が何社かあるので、今年度については税負担が軽減される」

 --連結貸借対照表の利益剰余金が143億円のマイナスになっている理由と解消の見込みは?

 「05年3月期と06年3月期に行った企業買収で発生したのれん代380億円を一括償却したのが主な原因である。今年度は利益140億円を計上する見込みなので、ほぼ解消できると思う」

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2009年6月18日 (木)

リコーリース株式会社

リコーリース株式会社 (東証一部: 8566)

2009年6月18日(木) 午前10時

コートヤード・バイ・マリオット 東京銀座ホテル
(旧銀座東武ホテル) 2階 「桜の間」

議決権を有する株主数: 6,281名

開会時点の出席人数: 150名(うち女性 33名)

フリードリンク: 控室でセルフサービスのホットコーヒーと
          アイスの日本茶、紅茶

総会の前: PRビデオ(豊洲新本社と周辺の風景)上映

事業報告: 映像、ナレーション使用

総会の後: 別室で株主懇談会(パネル展示と立食パーティー)

発言者: 12名

所要時間: 1時間23分

お土産: 銀座ウエストの菓子折(リーフパイ)

 リコー系のOA・情報通信リース会社。2009年3月期は減収減益ながら通期で増配。定刻、ブザーが鳴って開会。

 --2011年3月期を最終年度とする中期経営計画の達成は厳しいのではないか。

 「2008年に計画を策定した後、リース会計基準の変更、リーマンショックなどの環境変化があったため再検討中である」

 --新本社に移転し、首都圏の各拠点を集約したとのことだが、金額的にどの程度節約できたのか。

 「リコーグループとして初めて銀座から豊洲に移転した。拠点集約により業務の効率化、社内コミュニケーションの促進、セキュリティーの強化が可能になった。金額的にいうのは難しいが、年間で2億5,000万円ほど経費削減が可能とみて実行したものである」

 --有利子負債と比較して営業外費用の支払利息が少な過ぎる。

 「リース会社の場合、支払利息は売上原価に入っている」

 --ワンルームマンションの経営を勧められているが、借入金の金利はリコーリースが一番安い。その秘訣は?

 「業界最上位の格付を得て有利な資金調達ができるからである。最近は特に格付による調達金利の差が開いている」

 --リース会計基準変更の影響はどの程度か。

 「新基準が適用されるのは資本金5億円以上の上場企業で、1件300万円以上の契約である。当社は98%以上が対象外なので、ほとんど影響がない」

 --売上以上に営業利益の減少が大きい理由は?今期(10年3月期)は減収増益の計画だが、達成できるのか。

 「前期減益の理由はほとんど貸倒引当金が35億円増加したためだ。
今期も上期は10億程度の貸倒引当金が必要と予想しているが、経費の節減等によってカバーできる」

 --現在の株価と配当をどう考えるか。

 「昨年の総会時から現在までの株価下落率は業界内で当社が一番小さい。配当については、目標ではないが配当性向を20%に持っていくのををめどに考えている。今回の年1円増配によって配当性向は14.2%から18.4%になった」

 昨年初めて総会に出席して社長の答弁に好感を持ち、買い増しもしたが、今回議案の取締役候補に社長の名前がなく、正直がっかりしている。会長にもならずお辞めになるのですか?今後の予定をお聞かせください。

 「2000年の就任以来足掛け10年になり、上場会社のトップとしてはかなり長い方だと思う。懸案の本社移転も完了したので、これを機に辞任し、今後はリコーの常任監査役となる予定である」

 株主懇談会は料理に長蛇の列でうんざり。アルコール飲料なし。

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東京センチュリーリース株式会社

東京センチュリーリース株式会社 (東証一部: 8439)

2009年6月17日(水) 午前10時

秋葉原 富士ソフトビル 5階 アキバホール

議決権を有する株主数: 6,268名

開会時点の出席人数: 109名(うち女性 22名)

フリードリンク: なし

総会の前: 風景写真(渓谷)のスライド映写

事業報告: 社長(スライド併用、報告書朗読)

発言者: なし

所要時間: 24分

お土産: 資生堂パーラーの菓子折(焼菓子)

 伊藤忠商事系のセンチュリー・リーシング・システムが4月1日付でみずほFG系の東京リースと合併して発足。旧センチュリー・リーシングの2009年3月期は、リース業界の取扱高が一昨年6月以降前年同月実績を割り込む逆風下で減収減益ながら通期で増配。
合併後の新会社の10年3月期は売上、利益ともほぼ3倍増の予定。

 会場のアキバホールは、最近株主総会の会場として人気上昇中。
座席にコンセント設置、階段教室状で株主から役員がよく見える。
収容180名。

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2009年6月16日 (火)

株式会社セガトイズ

株式会社セガトイズ (ジャスダック: 7842)

2009年6月16日(火) 午前10時

浅草ビューホテル 4階 「飛翔の間」

議決権を有する株主数: 13,712名

開会時点の出席人数: 座席数約400の4割くらい
                別途第2会場としてお子様連れ株主専用の
                   プレイルームを設営

フリードリンク: ロビーでコーヒー、紅茶、ウーロン茶、オレン
           ジジュース(全部アイス)

総会の前: ロビーで自社製品のサンプルを展示

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

総会の後: 引き続き同一会場で2010年3月期事業計画説明会

発言者: 3名

所要時間: 総会 47分
         説明会 約25分

お土産: 自社製玩具 2点(いずれもアンパンマングッズ)

 2009年3月期は増収で赤字幅は減ったものの、2期連続の損失計上、無配継続。冒頭、議長(社長)が「当初計画比大幅未達」をおわび。

 --前期は増収で、経費削減の効果も出ているのに、売上原価率が高いため赤字となった。何故か。

 「原価率が低い国内売上が大幅に減少し、OEM生産のため原価率の高い海外が伸びたためである」

 --十分ある資本準備金を取り崩して配当する考えはないのか。

 「無配が続いて申し訳ない。長期の安定性を維持するため、早急に業績を回復し、その範囲内で復配を実現したい」

 --ロビーの商品は定価が付いているのに、展示だけで販売しないのは何故か。また衣料品メーカーのように、ときどき株主向けの販売会を開催し、思い切った、原価ぎりぎりの安い価格で販売したらよいと思う。

 「当業界では、メーカー直販に対する、販売店や問屋からの反発が大きい。貴重なご意見として承っておく」

 説明会では、今期(10年3月期)の目標として2.9%増収で黒字化の計画を発表、TVニュースなどでの同社製品紹介場面を上映、最後に会長あいさつがあった(質疑応答なし)。あいさつの内容は「当社の製品はすぐれているが、マーケティングと営業力が弱い。一例として、米国、韓国、東南アジアなどで成功した爆丸が国内では不発に終わった。欧米では好評でも、アジアで受けないのならテイストの違いともいえるが、日本だけ不評というのはおかしい。
今期は思い切ってもう一度爆丸2で国内再チャレンジし、成功させたい」というもの。株主に対するあいさつというよりは現役の役職員に聞かせたいような感じ。

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2009年6月12日 (金)

株式会社メッツ 

株式会社メッツ (東証マザーズ: 4744)

2009年6月11日(木) 午前10時

東京ミッドタウン ザ・リッツ・カールトン東京 2F 
「グランドボールルーム」

議決権を有する株主数: 9,053名

開会時点の出席人数: 38名(うち女性 9名)

フリードリンク: 各座席にミネラルウオーター(エビアン330ml)

事業報告: 社長(大筋で報告書朗読)

総会の後: 休憩約10分の後同一会場で近況説明会

発言者: 総会 6名
       説明会 7名

所要時間: 総会 56分
         説明会 約55分

お土産: なし(各座席にマスクを配布)

 パソコンのソフト開発から転身して、セキュリティーシステムを手掛かりに不動産業に進出、防犯装置の設置などによりヴァリューアップしたした物件の売却・賃貸で好成績であったが、2009年3月期は一転リアルエステート事業の売上がほとんどゼロとなり、総売上高が前期の10分の1以下で、赤字、無配となった。ただし、保有する販売用不動産には時価の下落が認められないとのことで、評価損の計上はなし。

 --「不動産の評価において、時価の下落が認められなかった」とはどういうことか。

 「不動産鑑定士に評価を依頼した結果について、監査法人の了承
も得たということである」

 --所有する販売用不動産のうち大口は西麻布の土地だと思うが、どの程度の価格で販売するつもりか。また10年3月期の売上見込みに入っているのか。

 「個別の問題なので売却見込価格を明らかにすることはできないが、会社・株主にとって有利な条件で売却したい。今期の計画(引き続き経常赤字)は売却を前提としないで作成しているが、とにかく不動産の売却を最優先で考えている」

 --当社会長が社長を兼務しているブリスというのはどんな会社か。

 (会長)
 「私が全株保有している個人会社で、飲食店経営、アパレルの販売などを行っている。当社発足当時からの株主でもある」

 --会長は当社の株式を20万株以上所有する筆頭株主だが、社長はどのくらい株を持っているのか。

 「253株である。昨年5月に入社し、6月の総会で取締役に選任された。もっと買いたいと思っているが、インサイダーの規制が厳しくてなかなか買う機会がない」

 --当社はダイヤモンド社の危険な不動産会社ランキングの上位に入っている。

 「数式にあてはめて機械的に算出した順位で、当社への取材もなかった。売上が少なくて、借入が多いとどうしても数字が悪くなる」

 どうやら、会長はもともとITの専門家で、会社が不動産業にのめり込むようになって外部からスカウトしたのが現社長という関係らしいが、議長(社長)が株主の質問にいちいち「少々お待ちください」と断って、事務方・会長と打ち合わせてから回答したのはいただけない。説明会の方は会長中心でスムーズに進行。

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2009年5月29日 (金)

株式会社セブン&アイ・ホールディングス

株式会社セブン&アイ・ホールディングス
          (東証一部: 3382)

2009年5月28日(木) 午前10時

麹町 当社本社 1階会議室

議決権を有する株主数: 96,594名

開会時点の出席人数: 約750の座席がほぼ満席となり、仕切り
               を取り払って会場を拡張、数百席の追加

フリードリンク: ドリンクコーナーで紙コップ入りのウーロン茶、
          ミネラルウオーター、オレンジジュース

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 12名

所要時間: 1時間32分

お土産: カラフルショッピングバッグ(自社開発商品)入り
      マスク 1枚
      セブンプレミアム(PB商品)試供品
       即席カップめん 2個(天ぷらそばときつねうどん)
       即席みそ汁 10食入り
       黒糖かりんとう 135g
       ごまスティック 105g
       ココナッツビスケット 25枚

 セブン-イレブン、イトーヨーカ堂などを傘下に持つ。2009年2月期は減収減益ながら増配。営業増益はコンビニエンスストア事業と金融関連事業のみ、フードサービス事業は2期連続の赤字。

 --利益の出ていないフードサービス事業を売却する考えはないのか。

 「七つの事業領域の一環であり、売却する考えはない。今年不採算店舗を40店削減するなど、早急に立て直し中だ。新事業の展開としては、そばやのチェーン店をすでに8店舗開き、好調である。
また今年の夏までに中国第1号店を開店する予定だ」

 --中国では、新たに北京以外の地域でもコンビニを展開するそうだが、その進行状況は。
 
 「北京では、前期末72の店舗数が今日現在では78店舗になり、時間は掛かっているが、順調に推移している。1店舗あたりの売上高は中国の他のコンビニの倍以上だ。ここまで中国政府との間で制度的な問題をクリアしながらやってきたが、これからフランチャイズを展開していく。すでに上海では4月30日に4店舗が同時オープンしたが、次は天津への出店を検討中だ」

 --自分の地元である四国にセブン-イレブンが1店もなくて、さびしい。

 「セブン-イレブンの出店はドミナント式(高密度集中出店方式)であり、前期末でようやく37都道府県(うち3県は先行出店で、実質は34都道府県)に進出したところだ。四国への出店時期はまだ決まっていない」

 --株主優待制度を始める考えはないのか。

 「企業業績を向上させ、配当性向35%をめどに株主還元を図っていく方針である。今回減益にもかかわらず増配したのは、自社株買いと株式消却で増配しても配当金の総支払額が増えないからである。現在、株主優待は具体的に検討していない」

 総会に動員した社員数の多さにビックリ。建物の入り口から会場まで長い廊下の片側に人間の壁のようにぎっしりい立ち並んで、順に頭を下げるのには参った。なお、一団の株主が役員の答弁にいちいち熱烈に拍手しており、これに不満の意を示す株主がいた。

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2009年5月27日 (水)

アセット・マネジャーズ・ホールディングス株式会社

アセット・マネジャーズ・ホールディングス株式会社 
               (大証ヘラクレス: 2337)

2009年5月27日(水) 午前10時

新橋 第一ホテル東京 5階 ラ・ローズⅡ

議決権を有する株主数: 21,935名

開会時点の出席人数: 85名(うち女性14名)

フリードリンク: ロビーでセルフサービスのお水
          (冷水器とコップを設置)

事業報告: 会長(報告書朗読、スライド併用)

総会の後: 休憩約10分の後、同一会場で株主説明会

発言者: 総会 4名
       説明会 4名

所要時間: 総会 51分
         説明会 約1時間5分

お土産: ユニセフギフト(ノートブック)

 不動産ファンド中心。2009年2月期は大幅減収で、赤字、無配転落。筆頭株主いちごアセットから外人会長を迎えて再建中で、事業報告の後、全役員起立、無配となったことをわびる。

 --株価下落をどう思うか。

 「1株あたり純資産が1万円程度あり、しかも前期決算において低価法を厳しく適用して販売用不動産の簿価を切り下げ、投資案件についても減損処理を行ったのに、7,000円前後というのは低すぎると思う」

 --今期業績予想が10億の黒字となっているが、達成可能か。

 「手持不動産は2月末現在の価格で厳しく評価替えしており、その時点より価格が上昇しているので、業績予想は十分実現性が高いと考えている」

 --役員および役員候補にフジタ出身者が多いが何か特別な関係があるのか。

 「自分の経営哲学は人間であり、出身校や以前の所属企業にはこだわっていない。正直なところフジタ出身者が何人いるかも知らない。(事務局に確認して)3人だそうです」

 --当社の自己資本比率6.2%はいかにも低すぎる。

 「連結決算のルールでSPCの全資産を連結対象とするように定められているためだ。ファンドで資金を集めた場合、実際にリスクがあるのは当社自らが出資した部分だけだから、当社グループに帰属しないリスクを控除したB/Sを作成してみると、17.3%となる。
さらに、現在発行しているCB130億円が、将来全額株式に転換されるとすると、この比率は42.2%になる」

 --日経新聞の記事によるとREITの支援策が動き出したようだが、当社に与える影響は。

 「大きなプラスである。現在不動産取引においてはREITの取引が指標になっている。REITの資金繰、ファイナンスの問題が解決し、REIT市場が活性化すれば当社の資産売却にもよい影響がある」

 昨年の総会における旧経営陣の強引な議事運営に関する憤りの発言があった。本日の議長は総会と説明会の間に会場内をまわって、株主にあいさつ、閉会後は全役員がエレベーター前に整列して株主を見送った。

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2009年5月26日 (火)

J.フロント リテイリング株式会社

J.フロント リテイリング株式会社 (東証一部:3086)

2009年5月26日(火) 午前10時

九段会館 大ホール

大阪(大丸心斎橋店)と名古屋(松坂屋名古屋店)に中継会場設営

議決権を有する株主数: 発表なし(議決権数のみ報告)

開会時点の出席人数: 1階(約600席)の4割くらい(会社の
               規模の割には少ないように思う。やはり、
               大阪、名古屋在住の株主が多いか)

フリードリンク: 株主様ご休憩所(会場の喫茶室)でコーヒー、
          紅茶、ジュースなどの喫茶メニューから

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 映像、ナレーション使用(ほぼ報告書朗読)

発言者: 11名

所要時間: 1時間43分

お土産: タオル 2枚

 大丸と松坂屋の経営統合で発足した持株会社。2009年2月の第2期は大幅減収減益で減配。

 --法律改正によって配当が取締役会で決められるようになったが、今回のように減益減配の場合は株主総会に諮るべきではないか。また、冒頭に減配に対するおわびの言葉がなかった。

 「貴重なご意見として承ります」

 --役員賞与5,700万円支給の議案が提出されている。前期実績の半分程度とのことだが、高島屋の役員賞与はもっと少ない。

 「現下の業績を踏まえて、昨年11月から役員の月額報酬を減額し、この3月からさらに減額幅を拡大している」

 --株主配当を減らしてもよいから貧しい国の学生に奨学金を出すべきだ。

 「CSR(企業の社会貢献活動)のことかと思う。当社は奨学金こそ出していないが、海外の災害への支援、共同募金への協力、芸術・文化支援活動などいろいろ行っており、その内容はホームページで紹介しているので、一度見てほしい」

 --そごう心斎橋店を購入するそうだが、採算見通しはどうか。

 「初年度から営業黒字になるものとみている」

 --大丸梅田店のチャリティーオークションは、有名画家の作品が入手できるので毎年参加し、購入しているのに、案内状が来たことがなく、そろそろ開催されるころではないかと、こちらから問い合わせて日取りを知っている状態だ。

 「係りの者に事情を調べさせる」

 --銀座松坂屋の外商が上野店に統合されてしまい、不便になった。

 「銀座店の再開発を検討中のため、場所を上野に移しただけで、人員の配置などは変えていない」

 --インターネット通販への取り組み状況は。

 「大丸では平成12年の11月から開始。主に中元、歳暮のギフト商品で、平成20年度は大丸20億、松坂屋9億の実績であった。
今後は父の日、母の日など一般ギフトをはじめ、ギフト以外のコスメティック、紳士・婦人服などに取扱範囲を広げていくつもりだ」

 会場は旧軍人會舘。戦前の建築とは思えない、立派なホールだが、ロビーの狭さには時代を感じる。

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2009年5月22日 (金)

株式会社サークルKサンクス

株式会社サークルKサンクス (東証一部:3337)

2009年5月20日(水) 午前10時

大手町サンケイプラザ 4階ホール

議決権を有する株主数: 19,777名

開会時点の出席人数: 座席数約400の5割くらい

フリードリンク: なし

総会の前: 当社の社会的貢献活動に関するビデオ上映 

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

総会の後: 休憩約15分の後同一会場で株主様事業説明会

発言者: 総会 4名
       説明会 5名

所要時間: 総会 1時間8分
         説明会 約1時間

お土産: ムーミン・キャラクター付きトートバッグ入り
       ほがら菓かたいむ せれくと ショコラクッキー 80g
      ほがら菓かたいむ ミニどら焼 5個
      Asahi 乾燥スープ シーフード25.3g
      ケース付き箸
     
 ユニー系コンビニ。2009年2月期は、ここ数年減少が続いていたチェーン全店売上高がタスポ効果で増加、利益も増加した。配当据置。

 会場の係員はガードマンも含め、全員マスク着用。入場する株主にも希望者には会場入り口でマスクを配布、消毒用アルコールも設置するなど物々しい雰囲気だが、さすがに総会議長が、TVインタビューに見られるようにマスクをしたまま発言することはなかった。

 --6月1日から改正薬事法が施行され登録販売者資格を持つ者がおれば医薬品の販売が出来るようになる。この試験は今のところ極めて簡単だが、将来は難しくなると聞いている。社員を積極的に受験させているか。

 「試験内容は簡単でも、受験資格として販売に従事した経験年数が必要なため当社の社員は受験できない。現在、直営店で試験的に販売を開始すべく、資格を持つ者6名を社外から採用して準備中である」

 --対処すべき課題に「地域別にメリハリをつけた出店戦略とし、収益地域への新規出店投資を強化する」とあるが、具体的にはどこを指すのか。

 「中京圏と首都圏である」

 --2009年度の経営戦略として、出店290、閉店270で純増20とあるが、無駄が多いのではないか。

 「出店、閉店の中には10~11年経過して、老朽化した店舗を取り壊し、同じ敷地内、またはごく近隣に新設するリロケート店、それぞれ110店を含む」

 --クオカードが使えるようにしてほしい。

 「必要性は認識している。現在進行中のシステム関係の再構築が完成する来年以降の導入を考えている」

 事業説明会ではタスポ効果が今年の6月で終わる一方で、システム関係の高額投資が続くため10年2月期は減益となるが、その後は増益に転ずる旨の説明があった。 

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2009年5月15日 (金)

イオン株式会社(東証一部:8267)

イオン株式会社(東証一部:8267)

2009年5月14日(木) 午前10時

海浜幕張 幕張メッセ国際展示場8ホール

議決権を有する株主数: 発表なし
                (出席者は定足数を満たしているとの
                み説明)

開会時点の出席人数: 座席数約3000の7割くらい

フリードリンク: なし

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 映像、ナレーション使用

発言者: 16名

所要時間: 2時間23分

お土産: イオンギフトカード(チャージ金額1,000円)
      漫画本「すべてはお客さまのために」 1冊
      環境問題への取り組みに関するパンフレット 3種

 昨年のガソリン価格高騰をきっかけとして、外食・流通産業ともに郊外型ロードサイド店の不振、都心駅前店の好調が目立つが、巨大GMSに力を入れてきた当社も2009年2月期は純損失を計上。
配当は据置。

 冒頭、総会議長(取締役会議長)から「前期の大幅減益」に対し、おわびの言葉があった。確かに営業・経常段階では黒字であったとはいえ、謝るのに、あえて「赤字」という言葉を避けたのは何となく釈然としない。また、欠損の原因として不振の米国アパレル子会社タルボットのリストラ費用を強調していたのも、基本的な経営戦略の問題から目をそらせているような印象を受ける。

 2010年2月期は巨大ショッピングセンターの開店を抑制し、試験展開中の都市型小型店舗「まいばすけっと」を一挙に300店体制に拡大する方針が示されたが、巨艦はそう急角度に方向転換して、直ちに全速航行できるのだろうか。

 --一昨日イオンクレジットの総会へ行ったら新役員候補に警察庁のOBがいた。一方、当社では検察庁出身者を取締役候補とする議案が提出されている。こういった経歴の人物を役員に迎える会社は怖い。

 「われわれ自身がイオングループの社会的責任を遂行するために、各官庁からご指導いただく人材を求めているからである」

 --自分の家の近くにはJUSCOがなく、まいばすけっとは3店ほどあるが、そこではオーナーズカード(株主優待の返金カード)が使えない。

 「グループ全体への優待カードの相互乗り入れは検討中。なお、従来オーナーズカードは現金またはWAONでの支払いに対してのみ有効だったが、イオンカードでのも支払いも可能にした」

 --株主優待のラウンジへ夫婦と子供3人の5人で行ったら利用は4人までと断られてしまった。本社のお客様相談室へ抗議したら「対処します」との事だったので、後日再度同じ店で利用を申し込んだらまた断られた。

 「ラウンジ利用の有資格者が増えて混雑している。費用も1,000万円ほど掛かっている。ラウンジだけを目的に来る人もいるし、子供は入れるなという人、ソフトドリンクやお菓子の種類を増やせという人もいる。全部の要求には応じ切れないので、どこかで線を引く必要があることを理解してほしい。その代わり平日の閑散時などには特例として弾力的に5人でも入室を認めるようにする」

 --セルフレジを使うとWAONポイントが倍になる店とならない店がある。

 「今後統一していくようにする」

 --店舗配置が偏っている。ないところには全然ないのに、店頭から隣の店の看板が見えるところさえある(例:砂町地区)

 「隣接店舗はそれぞれの店の特徴を出しており、商圏設定のエリアが違うため、相乗効果で効率を高めている」

 --イオン銀行は2010年3月期で黒字化の計画を達成できる
のか。

 「2008年度までATMネットワークの構築に力を入れてきた結果、月5万口座の獲得、月100億円前後の融資実行が可能になり、地銀中堅どころの実力が備わってきた。イオンクレジットとの一体運営でローコスト経営を行っており、キャッシュカード、WAON、クレジットカード一体型のイオンカードセレクトなど、商品開発も行っている。しかし、2010年度の業績については、まだ確たることはいえない」

 --中国河南省の店に賞味期限切れの商品が置いてあった。

 「論外である。早速現場の指導を強化して改善に努める」

 総会終了後の株主懇親会は今回から中止され、秋に全国6か所に分けて行われることになった。

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2009年5月 2日 (土)

ゴールドパック株式会社 

ゴールドパック株式会社 (ジャスダック: 2589)

2009年4月28日(火) 午前10時

渋谷エクセルホテル東京 6階 プラネッツルーム

議決権を有する株主数: 2,804名

開会時点の出席人数: 67名(うち女性12名)

フリードリンク: 株主様控室で各種飲料
           (野菜ジュースの種類が豊富)

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用)

発言者: 7名

所要時間: 44分

お土産: 自社製缶飲料(190g)3本
     
     信州・安曇野の
      手摘みトマトジュース
      捥ぎたてりんごジュース
      旬穫り野菜ジュース

     クオカード 1000円券 1枚

     商品カタログ 1冊

 2009年1月期は減収減益で、無配。景気停滞による飲料市場の販売伸び悩み、食品業界の相次ぐ不祥事を背景とする消費者の安全志向の高まり、原油・原材料価格の高騰などを利益圧迫要因としているが、当社の減収減益はこれで3期連続であり、必ずしもリーマン・ショックだけが理由とはいえない。

 --昨年の総会にはゴマのジュースがあって、とてもおいしかった。今年も楽しみにしていたのに置いてないのはなぜか。

 「申し訳ないが、売れ行き不振で製造中止になった」

  熱烈な愛好者がいるのに売れ行き不振で製造中止になってしまったゴマジュースなるもの、ぜひとも一度飲んでみたかった。しかし、ゴマを絞ったらジュースではなく、食用油が出来てしまうのではないかという気もするが...........。

 --昨年、当社の原料調達先である青森県果工が中国産りんご果汁を国産と表示して納入した事件があったそうだが、中国産の農産物は口にしたくない。いつごろ製造した、どの製品に混入したのか教えてほしい。

 「別のブランドオーナーの製品に使用された。当社ブランドはすべて国産原料である」

 --総会招集通知に無配とする旨の記述がない。

 「配当を実施する場合は議案として提出ことになっているが、無配なら掲載の必要はないという会社法の規定に従ってやっている」

 この回答はどうかと思う。義務はなくとも事業報告の中でひと言おわびぐらいあってもよいのではないか。

 --復配の見通しは。

 「堅実に利益を上げ、財務体質を強化した後、しかるべき時期に行う」

 役員8名のうち6名を入れ替える議案などを可決して閉会。事実上の経営不振による更迭だろうが、復配の時期などに関する質問には、新経営陣が決めることとして明言を避けた。後任にはあまりプレッシャーを与えないようにとの配慮かと思うが、株主側にしては不満の残るところ。

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2009年4月 4日 (土)

株式会社ベンチャーリンク

株式会社ベンチャーリンク (東証一部: 9609)

2009年3月31日(火) 午前10時

浅草ビューホテル4階 「飛翔の間」

議決権を有する株主数: 19,019名

開会時点の出席人数: 61名(会社側発表)

フリードリンク: ロビーでコーヒー、紅茶(ホット、アイス)と
          オレンジジュース       

 「この会社はつぶれるかもしれないから、せめてお茶くらいは」といいながら飲んでいる株主がいた。

事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用) 

総会の後: 引き続き同一会場で事業説明会

発言者: 総会 5名
      説明会 1名

所要時間: 総会 1時間36分
        説明会 25分

お土産: なし

 企業向け情報サービス業と称しているが、金融、外食、教育、ウエルネス、商品販売など、どれを取っても柱になるようなものがなく、何をやっているのか分からない会社。2008年12月期は主要顧客である中小中堅企業が不況の直撃を受け、当社の業績も急激に悪化、減収、赤字大幅拡大で、単独債務超過、連結でも債務超過寸前に追い込まれた。外食部門を役員によるMBOで分離、ウエルネス部門も譲渡し、人員大幅削減などによる固定費圧縮でで再建を目指す。

 冒頭全役員が起立、今回の「誠に不甲斐ない決算」について深くおわびし、最敬礼。

 --業績不振の原因は、当社の営業構造か、それとも世界不況か。

 「業績不振に気づいたのは、リーマンショック以前、一昨年の耐震偽装問題に端を発する建築基準法の改正である。当社顧客の4割が地方ゼネコンなど建築業であったためで、さらに昨年前半の原油価格高騰以来、これに次ぐ取引先である自動車関連業界もおかしくなった」

 --創業者で、前会長の小林氏に対する当社の貸付金が焦げついているが、何故か。

 「経営危機に陥った平成15年当時に実行した当社の第三者割当増資160億円の一部30億を引き受けるために、小林氏が銀行から20億円を借り入れ、所有している当社株式を担保として差し入れたが、その際株価が一定限度以下に下がった場合には株式を強制売却するという条件が付けられていた。その後株価が下落し、この条件に抵触しそうになったが、小林名義の株式が市場に流出すると当社の事業面にも悪影響が出るので、20年の1月から3月にかけ、自宅不動産と他社株式を担保として当社が同氏に8億円を貸し付けた。返済期限は20年8月29日であったが、担保株式処分による返済が困難になったため延滞債権として同年12月の四半期決算で回収不能見込額3億2,200万円につき貸倒引当金を計上したものである」

 事業説明会では、本年3月13日にNISパートナーズ・ファンド1号投資事業組合への第三者割当増資によって9億7,600万円を調達してとりあえず債務超過転落を回避したこと、日本振興銀行から資金支援を受けたこと、今期(09年12月期)が引き続き赤字決算とならざるを得ない(営業損失11億、経常損失、純損失各12億)ことなどが示されたが、今後の具体的な営業施策については、SBIおよび振興銀との業務提携の合意以外、具体的な内容は明らかにされなかった。

 SBIに対し特に有利な条件をもって新株予約権を発行する件につき承認を求める議案などを可決して閉会。

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2009年3月28日 (土)

株式会社 グローバルダイニング

株式会社 グローバルダイニング (東証二部: 7625)

2009年3月28日(土) 午前10時

銀座 当社店舗「権八 G-Zone 銀座」

議決権を有する株主数: 3,239名

開会時点の出席人数: 102名(うち女性22名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 引き続き同一建物内のモンスーンカフェで株主懇談会
        (カフェテリア形式、アルコール類あり)

発言者: 14名

所要時間: 1時間51分

お土産: なし

 イタリア料理ラ・ポエム、アジア料理モンスーンカフェ、和食権八などを経営する外食産業。2008年12月期は不況の影響で減収、営業減益だったが、さらに営業外費用に米国子会社の円建借入金に係わる為替差損、特別損失に不振店舗2店の建物、構築物等の減損損失をそれぞれ計上したため、純損失となった。今期(09年12月期)に入ってから、創業社長に対する第三者割当増資で5億円の資金を調達。

 --業績不振を景気のせいだけにするのはおかしい。

 「昨年お台場の同一店舗で短期間のうちに2回火災が発生した。当社は全店舗が直火の厨房を持って手作りしているが、防災意識が不足していた。火災後しばらくの間営業できず、防災対策作成のため残業したりして人件費がかさんだ」

 --ストックオプションに関する議案が提出されているが、この制度が真に人材確保につながるか疑問だ。過去にストックオプションで大金を手にしたとたん役員を辞めた人物がいると聞いた。

 「当社の場合、恥ずかしながら上場以来ずっと株価が低迷しているので、そのような人物はいない。以前は2年据置後ただちにオプションを行使できたが、最近は最初に実行のスケジュールが決められており、簡単に辞めることはできないようになっている」

 --今回の第三者割当増資で社長の持ち株比率はどうなったのか。別の資金調達方法はなかったのか。

 「47%から62%になった。これによって年間3.500万円の配当増となるが、役員報酬は不振の責任を取って半減している。当社は13億5,000万円の当座貸越枠を利用していたが、昨年11月末の深夜、取引銀行から電話があって5億円の枠がストップされた。これは何とか手持ち資金で返済できたが、銀行、特にメガバンクの態度は厳しく、残りの8億5,000万円も返済を求められたら資金繰りが苦しい。現状では社債発行、銀行借入等による資金調達は困難で、ほかに方法がなかった。この増資実行によって銀行の態度も変わり、危機を脱することができた」

--社長は現在59歳だそうだが他の役員との年齢差が大きすぎる。後継者問題をどう考ええいるか。

 「当社では、現在自分を含む全社員の親族は一人も勤めていない。20年前、自分の弟が当社を辞めたとき、たまたま本田宗一郎氏の本を読んでいて、以来後継者は社員からと思っている。上場以前、店長、チーフレベルの定着率は高かったが、現在40代くらいの期待していた人がより大きな会社に適合できず、結果を出せずに出て行ってしまった」

 --新規出店に成功していないイメージがある。ビバリーヒルズの権八もうまくいっていないのに今年またマカオに出店するのか。

 「マカオに出店するのは世界最大のカジノコンプレックスの向かい側で、カジュアルなフードコートである。マカオのフルサービスのレストランはいずれも苦戦しているが、これは観光客のほとんどが中国本土、香港から来るギャンブル目的の中国人で、食事に重きを置いていないからである」

 --今年既存店舗閉鎖の予定はあるか。

 「成績不振で閉鎖したい店は2店ほどあるが、店舗の賃借契約のしばりがあって、閉鎖するとかえって高くつく」

 --市場での当社の株価は投資家に見捨てられた値段だ。今後のIR戦略をどう考えているか。

 「IRの前にまず不況を乗り切るのが大事だ。ホームページ上にディスクローズはしているし、決算期ごとの機関投資家への説明もやっているが、個人投資家向けのIRはスタートしていない」

 株主懇談会はいずこも同じ大混雑だが、ほぼ人数分の椅子、テーブルの用意があるのはよかった。

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東京都競馬株式会社

東京都競馬株式会社 (東証一部: 9672)

2009年3月27日(金) 午前10時

水道橋 東京ドームホテル 地下1階 「天空」の間

議決権を有する株主数: 24,306名

開会時点の出席人数: 座席数約480の5割くらい

フリードリンク: 控室でホットコーヒーとオレンジジュース

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 8名

所要時間: 1時間34分

お土産: クオカード 500円券 2枚

 大井競馬場、伊勢崎オートレース場、東京サマーランドを経営。
2008年12月期は売上、経常利益ほぼ横ばいに対して、前期の特殊要因(東京ムツゴロウ動物王国閉園に伴う固定資産除却損を特別損失に計上)がなくなったため純利益は増加。創立60周年記念配当を実施。

 --一昨年の6月に圏央道が開通して中央道とつながり、、サマーランドの目の前にあきる野インターが出来たのにこれを十分活用していない。

 「ご提案については私どもも検討しており、埼玉、新潟、山梨方面での宣伝を強化している」

 --サマーランドではアジサイ園を売り物にしているが、サクラなどもっと多くの花を植えて、四季を通じて楽しめるようにするべきだ。

 「アジサイのほかにツバキ園もあるので宣伝を強化したい」

 --以前サマーランドでは風神、ハヤブサなどの絶叫マシンが売り物だったが撤去されてしまい、冬でも泳げるドーム型プール以外に他の遊園地と差別化するものがない。

 「絶叫マシンは投資額が大きく、人気が2年くらいしか続かないなど寿命が短いという問題がある。現在5か年計画作成中で、その中で遊園地の施設についても検討している」

 --株価対策として自社株買いを実施せよ。

 「自社株取得のメリットは承知しているが、当社の置かれた経営環境を考えると実行できない」

 --競馬発展のためにはハイセイコー、春うららなどのスターが必要である。何か対策を考えているか。

 「小林牧場内に新素材を使用した坂路(新調教コース)を建設中であるが、これは馬の心肺機能を発達させてスターホースを作り、地方競馬全体の活性化を図るためである」

 --東京五輪の開催が決まれば大井競馬場が馬術の競技会場になるそうだが、施設の整備にどの程度の費用が掛かり、都がどの程度負担してくれるのか。

 「近代五種のうち馬術を含む3競技が大井で行われる予定である。東京開催が決まれば、オリンピック委員会と協議の上整備を行っていく」

 --伊勢崎オートレース場の集客のため都内から送迎バスを運行してはどうか。

 「現在オートレース場は全国で6場しかなくなってしまった。その中で伊勢崎の売上は低迷しているが、関係者の努力で何とか3年連続単年度黒字を達成した。最近は来場者数は少なくても電話投票が伸びており、都内からの長距離送迎バス運行は費用対効果の点で問題がある」

 --大井競馬場第四駐車場に商業施設を建設中だが、周辺は倉庫ばかりで住宅は少ない。はたして成り立つのか。メインテナントは決まっているのか。

 「周辺に競合する施設も少なく、問題ない。メインテナントとしては、すでにホームセンター、家電量販店、食品スーパー、ドラッグストアの4店と契約済みだ」

 --サマーランドというネーミングは良くない。東京都競馬の株価に季節性があるのはそのためだ。もっと年間通して利用できるような名前にせよ。

 「サマーランドという名前は浸透しており、大きな施設の名前を変えるのは難しい。事業の将来性が十分理解されるようIR情報の提供に努力したい」

 質問はほとんど各施設の運営に関する問題に集中したが、会社側の答弁はやや具体性に欠け、物足りない感じがする。

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アサヒビール株式会社

アサヒビール株式会社 (東証一部: 2502)

2009年3月26日(木) 午後1時

紀尾井町 ホテルニューオータニ ザ・メイン宴会場階 鶴の間

議決権を有する株主数: 98,330名

開会時点の出席人数: 座席数約1100が満席で第二会場設営

フリードリンク: 会場入り口でコーヒー、緑茶の紙パック配布

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 映像、ナレーション使用

総会の後: 引き続き別室(芙蓉の間)でグループ株主様フォーラム

発言者: 17名

所要時間: 1時間56分

お土産: アサヒクールドラフト(発泡酒) 350ml
      十六茶 275ml
      牛乳屋さんのキャラメルミルクティー 10包入り 
      クリーム玄米ブラン 2枚×2袋
      こまつ菜のおみそ汁 フリーズドライ 8.5g
      プルーン黒酢 125ml

 2008年12月期は売上微減ながら8期連続で過去最高益を達成。冒頭、社長から昨年一部芋焼酎の原料に事故米が含まれていたため自主回収したことに対し、おわびの言葉があった。

 --WBCの日本チーム優勝後のセレモニーで選手がアサヒビールを使わずシャンパンをかけたのは何故か。

 「日本ではビールかけだが、アメリカではシャンパン・ファイトを行うのが普通。実はあのとき使ったシャンパンはランソンという当社の取扱商品である。また、その後改めてスーパードライで乾杯したのはいうまでもない」

 --今年の新製品発売計画は。

 「2月にプリン体85%カット、糖質75%カットの第3のビール、アサヒオフを、3月17日に発泡酒クールドラフトを発売したが、いずれも好調な売れ行きである」

 --ビールのTVコマーシャルは各社熾烈な戦いだが、宣伝費はどのくらい使っているか。

 「昨年実績は323億円で売上の3.2%だった。宣伝費は通常売上の3%程度である」

 --当社の富士山のバナジウム天然水はおいしいが、やや値段が高い。そのため当社の株主なのについサッポロの製品を買ってしまう。何とか、もう少し安くできないか。

 「バナジウム天然水は好調で、昨年も10%成長した。値段は少し高いが、入っている成分が良いことを評価してもらう戦略を取っている」

 --株主優待でビールが4缶送られてくるが、4というのはいい数字ではない。小さい缶でもいいからもう1本増やすか、おつまみをつけるかしてほしい。

 「即答できかねるので持ち帰って検討する」

 --最近2年間に食道がんと大腸ポリープを患った。医者がビールはポリープを成長させるから飲むなというけれど本当か。

 「私は医者ではないので分からないが、ビールは微生物や病原菌に強く、中世にコレラやペストが流行したときビールを飲んだ人は生き残ったといわれている。しかし医者の言うことには従ってほしい」

 フォーラムでは会場を「工場見学体験」「食の安全・安心へ取組み」「120年のあゆみ」「商品展示」などのコーナーに分け、それぞれ展示を行った。今回は試飲・試食なしとのことだったが、富士山のバナジウム天然水だけは飲み放題。

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2009年3月26日 (木)

株式会社ソルクシーズ

株式会社ソルクシーズ (ジャスダック: 4284)

2009年3月26日(木) 午前10時

芝 大門 メルパルク東京 5階 瑞雲の間

議決権を有する株主数: 7,775名

開会時点の出席人数: 83名(うち女性26名)

フリードリンク: ロビーでホットコーヒーとティーバッグの緑茶

事業報告: 音声合成装置使用

発言者: 7名

所要時間: 52分

お土産: 神楽坂 きんときやの菓子折
      (羊羹、どらやき、きんつば、ポテト菓子等)

 保険、証券など金融機関向けのシステム受託開発を主力とする。2008年12月期は増収ながらM&Aで発生したのれん代の償却と余資運用の複合金融商品で発生した有価証券評価損のため、大幅減益。有価証券評価損については冒頭社長が陳謝し、以下のとおりの説明があった。

 平成18年から余資を外貨建債券に投資してきたが、平成20年中間期まで市場価格の低下、為替変動等で生じた評価損は期間損益に反映させず、含み損として貸借対照表に計上することで、その都度監査法人の承認を受け、処理してきた。しかるに今回の決算で唐突に期間損益に含めるよう要求され、やむを得ず5.000万円を特別損失の過年度損益修正損、1億4,200万円を営業外費用の運用有価証券評価損に計上したものである。

 --株主優待が楽しみで株を買っているが、最近突然制度を廃止したり、条件を変更する企業が多い。当社のお米贈呈は是非長期に継続してほしい。

 「株主優待は配当と並ぶ株主様への継続的な利益還元策と考えている」

 --株主優待の費用は経費として認められるのか。

 「交際費として課税される」

 --社長が子会社の社長を兼務している事例が多過ぎる。本体の経営に負担とならないか。それとも人材が不足しているのか。

 「いずれも設立後間もない100%子会社であり、事業部長のような感覚でやっている。規模が拡大し、負担になるようであれば当然専任社長を置くが、しばらくはこのままでいきたい」

 --税金等調整前当期純利益が5億1,000万円あるにもかかわらず、ほとんど税金で持っていかれて6,500万円しか残らなかったのは何故か。

 「経費にのれん代の有税償却2億円が含まれているためである。
もしこれが通常の費用であれば1億浮いてくることになる」

 --退職取締役に対する慰労金贈呈の議案が提出されているが、B/S上の役員退職慰労引当金との関係は。

 「引当金は全役員を対象としたもので、今回の退職者(1名)に充当するのは微々たるものである」

 会計監査人をあずさから新日本に変更する議案などを可決して閉会。

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2009年3月24日 (火)

昭栄株式会社

昭栄株式会社 (東証一部: 3003)

2009年3月24日(火) 午前10時

神田錦町 学士会館 2階会議室 

議決権を有する株主数: 10.817名 

開会時点の出席人数: 座席数約360の6割くらい

フリードリンク: 株主控室でコーヒー、紅茶、ウーロン茶、
          オレンジジュースにクッキー

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 引き続き別室で株主懇親会
        (立食パーティー、アルコール類あり)
        会場に自社所有不動産の写真展示

発言者: 7名

所要時間: 1時間9分

お土産: ねんりん家の菓子折(バウムクーヘン)

 不動産・有価証券投資を主業務とする当社にとっては厳しい情勢下、2009年12月期の大幅減収減益は当然で、むしろよくぞ黒字を維持したという印象。不動産部門は営業利益微減で踏みとどまる一方、投資有価証券では多額の評価損計上を余儀なくされたが、長期保有証券のヘッジ収益一部実現と持合株式の一部解消による売却益で何とか赤字幅圧縮。配当は期初予想を株主への公約と考えて維持。

 --上場されている当社の転換社債が利回り7.7%くらいの価格で取引されている。買い上げて消却出来ないか。

 「昨年末に20億ほど買い入れた。今後も状況を見て実行する」

 --株価下落対策として自社株買いはできないか。

 「現在の株価は明らかに割安と考えるが、株価対策の基本はあくまで業績を上げていくことだと思う。しかしながら、それが市場で認識されるには時間が掛かる。極めて厳しい経営環境の中では手許資金の確保を図らなければならず、現時点で自社株買いの優先順位は低い。今後、資金繰りや株価の状況を判断しながら検討したい」

 --群馬県の介護施設で禁煙なのに寝たばこから火災が発生した。所有不動産の利用者が喫煙していないか、点検しているか。

 「基本的にテナント側の問題だと思う。管理人が常駐している物件では、見回って注意したりしているが、なかなか万全にはいかない」

 --所有有価証券の優待品は活用しているか。不況で従業員の給与もなかなか上げられないので、優待品を抽選で配布するなどしてもよいのではないか。

 「JAL、ANAの優待券は業務出張に利用している。その他の優待品について詳細は把握していないが、世の中の常識の範囲内で対処しているものと理解している」

 --12月以降、大株主に大きな異動はなかったか。外国のファンドが売却したのが株価下落の原因ではないか。

 「決算期以降は東証のルールで公表されることになっている5%以上保有の大株主の異動以外は把握できていない。成長株投資のファンドなどが一部売りに回っているのではないか」

 株主懇親会はWBC日本チームの勝利を祈念する乾杯でスタート。かつて豪華で優雅だった当社のパーティーだが、「総会出席者数で 大手不動産会社をしのぐ」(社長の言葉)ようになってはとても優雅とはいえない混雑ぶり。

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2009年3月21日 (土)

株式会社アマナホールディングス

株式会社アマナホールディングス (東証マザーズ: 2402)

2009年3月20日(金) 午前10時

天王洲アイル T2ビル 当社本社 1階会議室

議決権を有する株主数:4,228名

開会時点の出席人数: 45名(うち女性4名)

フリードリンク: 開会前と休憩時間にロビーおよび控室で紙コッ
          プの各種飲料(お菓子付)
          カメラマンのプレゼン用写真帳を展示

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 休憩約15分の後、同一会場で事業説明会

発言者: 総会 4名
       説明会 2名

所要時間: 総会 1時間1分
        説明会 約1時間

お土産: 写真集 真木 準 著 マグナムをジャックする。
       ビニール製 手提げ袋

 オーダーメイド型のビジュアルコンテンツの企画制作事業(TV-CMなどのビジュアルコンテンツ制作業務とウェブ広告プロモーションの企画制作業務)とレディーメイド型のストックフォトの企画販売事業の2事業3業務体制。2008年12月期は減収で、2期連続の純損失計上。ストックフォトは従来型のポジフィルムによる販売チャネルの閉鎖、関西地域でのアナログ販売からの完全撤退などの合理化策で収益改善したが、ビジュアルコンテンツ事業が急激な市場変化の影響で大幅赤字となったため、及ばなかった。

 --ここ数年株主資本比率が低下し、財務内容が悪化している。

 「2005年に国内事業中心に転換し、海外事業を売却した後国内で積極的なM&Aを行った。そののれん代の償却が進んでいるためである」

 --業界の慣例として発注書なしに見込で撮影を開始し、結果的に受注できずに損害を被る例が多いのではないか。

 「当社の顧客は電通、博報堂などの上場企業が大部分で、後で取り消されて、痛手を受けるのはレアケースである」

 --ビジュアルコンテンツ企画制作の中核会社アマナの傘下に子会社が10社もあるのは多過ぎるのではないか。

 「大半がカメラマンの会社で、人によってそれぞれ得意分野が違う。例えば食品、人物(モデル)、業界用語で量物という短期間に大量に撮影するカタログ用写真などである」

 --2期連続で多額の特別損失を計上しているが、今期(09年12月期)についてはどうか。

 「今期は特に予定していない」

 --アニメはやらないのか。

 「当社はアニメはやっていない」

 事業説明会では業務別に各部門の責任者から最近の状況について詳細な説明があったが、今回は、以前当社総会の目玉であったスタジオで模擬撮影見学などの催しは行われなかった。

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2009年2月28日 (土)

パシフィックホールディングス株式会社

パシフィックホールディングス株式会社 (東証一部: 8902)

2009年2月26日(木) 午前10時

グランドプリンスホテル赤坂 別館5階 ロイヤルホール

議決権を有する株主数: 26,658名

開会時点の出席人数: 座席数約570の3割くらい

フリードリンク: なし

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

総会の後: 休憩約10分の後、同一会場で経営近況報告会

発言者: 総会 1名
      報告会 18名

所要時間: 総会 38分
        報告会 約1時間15分

お土産: クオカード 1000円券
       会社案内

 不動産投資ファンド業。2008年11月期は不動産不況の直撃を受けて業績急悪化、巨額の赤字を計上して債務超過、無配となり、中国系資本中柏ジャパンが、第三者割当増資を引き受けて筆頭株主となった。

 冒頭、社長から大和証券グループとの資本提携が最終合意に至らず、数社のスポンサー候補と交渉の末、中柏ジャパンと契約締結、昨年12月19日に普通株式の払い込みを受け、その後社債の引き受けも得られるはずであったが、前期決算で多額の特別損失計上、債務超過となったため、中国政府の認可が得られず、このままでは4月1日付で東証一部から二部へ指定替えとなる可能性が生じたとの経緯を説明、おわびの言葉があった。本総会には社債に代わる資金調達として中柏に対する優先株式発行による第三者割当増資を行うため、定款変更と有利発行の承認を求める議案が提出された。

 --役員候補者に社外取締役がいない。

 「社外取締役が退任したが、代わりの社外取締役はいない。新経営体制は中柏とも十分協議の上現在のプロパー幹部を中心に選定した」

 --中柏の社債引き受けは明日(2月27日)が期限となっていたはずだが、優先株の払い込みは実行されるのか。払い込みの前提条件、中柏の要求は何か。

 「現在協議を継続中である。守秘義務があるのでこれ以上のことは答えられない」

 --当社は借入金の一括返済を求められてもやむを得ない状況かと思うが、取引銀行からは支援を受けられているのか。

 「メインバンクからは多大なご支援をいただいている。これは私どもが不動産ファンドとして広く一般からお金を集めているためで、こういう企業が最悪の事態に陥った場合、日本の不動産・金融業界に与える影響が大きいからである」

 --中期計画では3年後には売上が3分の1に減るのに利益が出る計算になっているがなぜか。

 「当初は手持ち不動産を処分するため売上が増えるが、2年間でひととおり売り尽くし、その後はフィー中心の商売になるからだ」

 --前期決算では監査法人から意見表明が差し控えられた。上場廃止になるのではないか。

 「目下取引所と協議中だが、規程では上場廃止の条件は意見不表明でかつその影響が重大と取引所が認めた場合とされており、不表明だけでただちに廃止となるものではない」

 --当社が上場廃止、会社更生法申請などの場合、傘下の投資法人はどうなるか。

 「傘下のJ-REITと本体の間に資本関係はない。最悪の場合でも、直接投資法人に問題が発生することはない」

 --退職金をすべて株につぎ込んだが、すでにうち1社が倒産してしまった。倒産前何日か株価が急騰した後、突然破たんしたが、当社もここ数日株価が上がっているので心配だ。

 「株価に関するコメントは差し控えさせていただきたい」

 経営近況報告会では休憩時間中の取締役会で選出された新社長が登場、外部環境、当社の状況、経営方針、中期計画等について説明があったが、具体的な数字の裏付けに乏しいとして出席者の間からは不満の声が出た。

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2009年2月26日 (木)

アルテック株式会社

アルテック株式会社 (東証一部: 9972)

2009年2月25日(水) 午前10時

四谷三丁目 東京都トラック総合会館 7階 会議室

議決権を有する株主数: 4,551名

開会時点の出席人数: 25名(女性0)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: なし

所要時間: 36分

お土産: なし

 ロビーに自社製品のサンプルを展示。

 2006年11月期に大幅な赤字を計上し、現在は再建過程にある。08年11月期は産業機械等の卸売部門が減収減益、食品・飲料容器などの製造部門が増収増益。全体としは有利子負債削減による支払利息減少などがあって経常増益となったが、純利益は前期の特殊要因(固定資産売却益)がなくなったこともあり減少。配当据置。

 冒頭全役員が起立して、旧子会社の元従業員によるインサイダー取引摘発に対し陳謝したが、この問題を含めて株主から一切発言なく、新役員として筆頭株主フェニックス・キャピタルから取締役2名を選任する議案などを可決して閉会。

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2009年2月22日 (日)

キューピー株式会社

キューピー株式会社 (東証一部: 2809)

2009年2月20日(金) 午前10時

有楽町 東京国際フォーラム ホールA

議決権を有する株主数: 87,909名

開会時点の出席人数: 1階(座席数約2700)の6割くらい

フリードリンク: ロビーで紙コップ入りのミネラルウオーター
           (富士山仙水)

総会の前: 各地の桜を紹介するビデオ上映

事業報告: スライド、ナレーション使用

発言者: 10名

所要時間: 1時間28分

お土産: 自社製ディスペンパック商品詰め合わせ
       (マヨネーズ、焙煎胡麻ドレッシング、
      オレンジママレード、チョコ&ピーナッツ各4個)

 2008年11月期は期中にマヨネーズ、ドレッシング類の価格改定を行ったこともあり増収となったが、主要原料特に食油の価格が急騰した結果、営業・経常減益。しかし、海外乾燥肉事業の売却益(約10億)の計上により純利益は増加した。

 事業報告では今期(09年11月期)について売上4,800億、純利益85億の増収増益を目標とする旨の説明があった。期前半は原料資材高騰の影響が残り減益となるが、下期は持ち直すとの見方。健康ニーズへの対応、家庭用ドレッシングの小容量化を進めるとのこと。

 --当社の中国工場における検査管理態勢はどうなっているか。

 「北京、上海の2工場を持つが、いずれも中国国内で販売する商品を製造している。施錠、入室・入門管理、原料のトレース、農薬のモニタリング検査、原料メーカーへの定期巡回強化など、しっかりと行っている」

 --持ち合い株などの含み損はあるか。

 「前期の投資有価証券評価損は4億程度であったが、今期は現時点で37億程度発生している。決算に際しては評価損のみ計上、評価益は利益に含めず、その他有価証券評価差額金として資産計上している」

 --ドレッシング類でも液体洗剤のような詰め替えセットを発売できないか。

 「検討はしているが、食品には細菌の問題がある。安全・安心が担保されれば実現するよう研究は続けている」

 --前期の純利益77億には10億の海外事業売却益が入っていることを考えれば、今期目標の利益85億は高過ぎるのではないか。

 「10億の売却益があっても税金を支払うので実質的な利益貢献は5億程度である」

 --大株主第4位の財団法人旗影会は公益法人としての認可を取得しているか。

 「創業者が個人資産を拠出して作った組織で当社とは別法人なのでよく分からないが、公益、一般いずれとも決定していないと聞いている」

 --子会社KIFUKU U.S.A.CO.,INC.の資本金が7.1米ドルというのは間違いではないか。

 「久しぶりにこの質問が出た。米国では州により資本金の額に対して高い税金が掛かるところがあるので、当社の出資金は大部分資本準備金に入れ、資本金は小さくしてある」

 --当社の介護食用流動食品ペクチンソースがスーパーのワゴンセールで半額程度で売られていた。

 「今春リニューアルするための旧製品処分セールである。介護食は200億市場に成長し、なお高い伸び率が期待できるので力を入れている」

 お土産のディスペンパックとは、ファーストフード店でおなじみの折り曲げて、手を汚さずに絞り出せる、ドレッシングなどの使いきりミニパックだが、当社グループの独自製品とは知らなかった。

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2009年2月 1日 (日)

スリープログループ株式会社

スリープログループ株式会社 (東証マザーズ: 2375)

2009年1月29日(木) 午前10時

新宿野村ビル48階 野村コンファレンスプラザ
             コンファレンスルームA

議決権を有する株主数: 887名

開会時点の出席人数: 26名(うち女性2名)

フリードリンク: 休憩時間に株主様控室でコーヒーと緑茶
          (お菓子付)

事業報告: 社長(ほぼ報告書朗読)

総会の後: 休憩約15分の後同一会場で株主懇談会

発言者: 総会 1名
      懇談会 4名
  
所要時間: 総会 43分
      懇談会 約1時間50分

お土産: クオカード 500円券
      卓上カレンダー
      門前仲町みなとやの福だるま(菓子袋) 
       焼菓子とスリープロのロゴ入り特製あめ

 営業・販売支援(IT関連製品中心に販促スタッフの提供など)、導入・設置・交換支援(オフイスのITインフラ整備とデジタル機器などのユーザーに対する開梱・設置・設定サービスなど)、運用支援(コールセンター構築、運用など)、学習支援(パソコン教室運営など)の4部門から成る。2008年10月期は、厳しい経営環境にもかかわらず売上高、経常利益で過去最高を達成したが、投資有価証券評価損の計上などもあり純利益は減少。配当据置。

 冒頭、上場後5年間で売上、利益とも大幅に増加できたとして、株主の支援に感謝すると同時に、昨年9月に公表したモジュレ株式会社の完全子会社化が先方の翻意によって不可能となったことを報告し、陳謝。 

--取締役、監査役の報酬を大幅に増額する議案が提出されている。役員の人数が増えたわけでもないのに、株価が低迷しているなかで将来に備えて増枠するのは納得できない。新興市場にはお手盛りで役員に多額の報酬を支払う企業が多い。

 「おっしゃることにはごもっともな部分もあり、新興市場上場企業の一員としてお恥ずかしい。当社は上場以来規模も5倍に拡大しており、今後も機動的に拡大を図っていくつもりで、非常勤の社外取締役に常勤になってもらうことも想定される。あくまで将来の成長に備えて総枠を増やすだけで、業績が向上しないのにお手盛りで報酬を増やす考えはない」

 懇談会ではまず取締役、監査役、執行役員を紹介した後、会社概要、08年10月期業績、09年10月期計画などについて説明があった。

 会場は西新宿の高層ビルの上層階だが他のビルに取り囲まれて眺望はあまりよくない。総会終了に合わせて窓の日よけを開ける演出もそれほど効果なし。会場内禁煙は当然としても喫煙コーナーは往復10分の地下1階にしかないとは愛煙家に厳しい。

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パーク24株式会社 (東証一部: 4666)

パーク24株式会社 (東証一部: 4666)

2009年1月28日(水) 午前10時

品川 ホテルパシフィック東京 1階 萬葉の間

総会の後: 休憩約10分の後同一会場で経営近況報告会

議決権を有する株主数: 44,295名

開会時点の出席人数: 座席数約870の7割くらい

フリードリンク: 休憩時間にミネラルウオーター、ウーロン茶、
          オレンジジュースのペットボトル(ロビーで
          配布したほか、会場内でワゴンサービスも)

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 総会 10名
      報告会 10名

所要時間: 総会 1時間27分
        報告会 約1時間45分

お土産: 兵庫県豊岡市播磨屋本店の菓子折(おかき)
       卓上カレンダー

 2008年10月期は不動産市況の悪化等の影響により駐車場開発環境は順調だったものの、ガソリン価格の上昇等により自動車使用を控える動きが見られたため事業環境は低調に推移、増収減益に終わった。配当据置。

 --株価が低迷しているが、自社株買いを実行したらどうか。

 「配当と自社株買いのいずれの方法で報いるかの問題だが、今の経済情勢では自社株買いの効果に疑問がある。今回1株当たり利益33円に対して30円配当を提案しており、配当性向は80%以上になるが、今期は増益の計画で、その達成に自信があるというメッセージだ」

 --従業員数が増えているのは何故か。

 「単体では増えていない。コールセンター運営の子会社タイムズコミュニケーション株式会社が、首都圏から関西、九州へ拡大するために新規採用を行ったのが原因だ」

 --第2位の大株主シービーニューヨークオービスエスアイシーアーヴィーとはどんな先か。

 「米系のファンドだが基本的には長期投資のスタンスで、定期的にミーティングも行っている。昨年9月以降米国投資家の売却で、外人持ち株比率が6%も低下したが、オービスは引き続き保有してくれている」

 --駐車場事業の長期的見通しはどうか。

 「長期的に少子化、車離れの影響は免れないが、現在駐車場需要2,300万に対して供給700万といわれており、差別化さえうまくいけば長い目で見ても成長は可能」

 --海外戦略の現状はどうか。

 「台湾、韓国ともまだ累損を解消するには至っていないが、台湾はすでに4か月連続で単月黒字を達成しており、韓国も月によっては黒字が出る程度で、順調に推移していると思う」

 --監視員制度はどの程度普及しているのか。

 「警視庁管轄の警察署100弱のうち当初41署、その後若干増えて50近い署が採用している。対象は幹線道路とその1本裏側程度で地区内全道路の2割ほどをカバーしているに過ぎない。駐車場事業への影響はマイナスにはならないが、特にプラスにもならない程度」

 --タイムズスパ・レスタ(子会社経営の温浴施設)は平日の昼間ガラガラなのに、土日の女風呂は超満員だ。

 「施設の面積の65%は女性向けであり、男性用には35%しか使っていないのに女性用が混雑しており、いろいろな割引制度等を設けて平日に誘導しようとしているがうまくいかない。女性は滞留時間が長いせいもある」

 --株主優待でタイムズチケット(駐車場利用券)をもらっても、額面が500円では使いにくい。

 「今年から200円券にした」

 近況報告会ではまず取締役、執行役員の自己紹介の後、スライドを用いて前期実績と今期計画の報告があり、昨年来の不動産不況で開発物件の厳選が可能になり、新規開業駐車場が黒字化するまでの期間が5か月から3か月に短縮されたなどの説明があった。

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2009年1月28日 (水)

株式会社ビジネストラスト 

株式会社ビジネストラスト (ヘラクレスS: 4289)

2009年1月27日(火) 午前10時

新宿 小田急ホテルセンチュリーサザンタワー
     21Fパークルーム

議決権を有する株主数: 1,479名

開会時点の出席人数: 19名(うち女性4名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 1名

所要時間: 41分

お土産:アンリ・シャルパンティエの菓子折(焼菓子)

 企業向け連結会計パッケージソフトが主業務だが、熱帯魚、健康肌着などの販売も手掛ける。2008年10月期は婦人服輸入と卸の2社を子会社化したため連結ベースの売上は増加したが、減益。

 --ソフトウエア売り込みに必要なシステムエンジニアの採用は行っているのか。

 「当社製品の売り込みにはシステムエンジニアより会計上の知識がある者の方が必要で、会計士等の資格を持つ社員はいる」

 --鑑賞魚の販売、レンタルは毎年赤字を出しているが、やめる気はないのか。

 「重要な経営課題と認識している。最近のような厳しい経済状況になると鑑賞魚などに対する出費は切り詰められやすい。このまま何もしないわけにはいかないので策を練っているところだ」

 --パッケージソフトの顧客は増えているのか。

 「当社は連結会計ソフトを主に上場企業や上場を予定している企業に販売しているので、これまで取引先が破綻することはほとんどなかったが、最近は売り先の破綻も出てきて、新規顧客を開拓しても取引先数があまり増えないような状況になっている」

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2008年12月31日 (水)

株式会社アパマンショップホールディングス 

株式会社アパマンショップホールディングス 
                (ヘラクレスS: 8889)

2008年12月29日(月) 午前10時

八重洲富士屋ホテル 2階 櫻の間

議決権を有する株主数: 12,400名

開会時点の出席人数: 62名(うち女性5名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用)

発言者: 12名

所要時間: 1時間43分

お土産: クリアファイル、卓上カレンダー、ティッシュ2箱
      クリーナー 2種、ボールペン 1本 
      (ボールペン以外は上戸彩一色)

 賃貸不動産の仲介・管理。2008年9月期は不動産不況の直撃を受けて減収、経常段階までは辛うじて利益を確保したが、有価証券・不動産の評価損など多額の特別損失を計上して最終損益は赤字。

 --総会の様子をビデオ撮影するそうだが、総会出席者以外の目に触れる恐れがある。前もって招集通知でその旨断っておくべきだ。

 「総会出席者以外に見せないよう可能な限り努力する。次回から収集通知に入れるかどうかは検討する」

 --可能な限りではなく絶対に見せないと約束すべきだ。

 「見せないことに関する法的な根拠を理解していないので、帰ってから検討する」

 --子会社の数が多過ぎるのではないか。

 「多くが不動産所有目的のSPCで、物件売却後は整理される。実質的な子会社はそう多くない」

 --トーマツに代えて霞が関を監査法人に選任する議案が提出されているが、トーマツが厳しいので甘い法人に変更するのではないか。

 「任期が来たから変更するだけである。霞が関も上場企業の監査を30社ほど引き受けており、決して有利な監査結果を期待しているわけではない」

 --重要な後発事象として借入金返済条件の変更を行い、返済期日を延長しているが、どういうことか。

 「短期資金を長期安定化するために金融機関4行にまとめてご了承いただいたもので、最近の不動産業界としては極めて珍しいことだ」

 --株価の値下がり率と比較して、社長の給与カットが5割では少なすぎる。JALの社長は年収1,000万円以下だとして米国で賞賛された。

 「当社の取締役はほとんど年収1,000万以下だ。自分自身についてはもっと引き下げるよう申し出たが、会社が過去の上場企業の前例を勘案し、あまり下げ過ぎるとレピュテーションにもかかわるとしてこの割合になった。自分としては今後もっと下げる方向で検討したい」

 「無給にしろ」のやじ。

 --本社をもっと家賃の安い場所に移してコストカットをする考えはないか。

 「検討しているが、現本社もすでに使用面積の4割を縮小し、契約解除した」

 --資料によると株主代表訴訟に東京高裁で敗訴し、当時の経営陣が当社に1億2,600万円の損害賠償を行うよう命じられ上告中だが、とりあえずこの金額は旧経営陣から取り立てたのか。

 「質問者は当業界における当社のライバル企業の社員で、事件の関係者である。抗争中の問題については答えられない」

 --本件は株主代表訴訟であり、自分は事件の関係者ではない。

 「関係者とみなす。この問題はこれで打ち切りとする」

 --上戸彩を起用したTVコマーシャルの今後の方針は。

 「イメージキャラクターである上戸との契約はかなり長くなったのでどうするか考えているが、CMそのものは今後も続ける。来年1-3月はかなりの本数を打つ予定で、すでに契約済みである」

 第三者割当増資を可能にする定款変更と交代の監査法人を選任する議案などを可決。

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2008年12月26日 (金)

株式会社ひらまつ (東証二部: 2764)

株式会社ひらまつ (東証二部: 2764)

2008年12月26日(金) 午前11時

青山ダイヤモンドホール地下1階 サファイアルーム

議決権を有する株主数: 7,701名

開会時点の出席人数: 座席数約500の6割くらい

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(スライド併用)

発言者: 7名

所要時間: 1時間23分

お土産: スパークリングナチュラルミネラルウオーター
      バドワ(フランス産) 330ml 2本
      宣伝パンフレット 2冊

 外食業界にとって厳しい環境の中で、当社の2008年9月期は婚礼営業が好調、既存店売上高も若干増加し、新規開業店舗数の減少で経費率も改善、大幅増収増益となった。ただ政府の緩和方針を受けて自社株買いを実施、配当決定の基準を配当性向から総還元性向に変更したため、増配を期待していた株主の間からは不満の声も出た。

 --従来どおり配当性向30%であれば配当は1,200円程度になるはずだったのが、方針変更で796円になってしまった。

 「昨年までと情勢が大きく変わった。自社株買いで株価が上がれば株主にとってもプラスになる。現にリーマンショックの後38,000円まで下がった当社の株価も、60,000円程度まで回復した。株価が上がればM&Aもやりやすくなる」

 --自社株買いをしても消却しなければ株主にとってプラスにならない。

 「消却、M&A、ストックオプションなど何に使うかはまだ考えていないが、株主の期待を裏切らないようにしたい。来年1-3月にも第1四半期(10-12月)の業績を公表し、インサイダー取引の問題がなくなったら自社株買いを進めたい」 

--開会の際、監査役1名遅刻ということだったがまだ来ていない。

 「実は今朝から連絡が取れない状態になっており、何か事故でもあったのではないかと心配している」

 (閉会間際に自宅にいるが体調を崩して電話口にも出られぬ状況と分かった旨の説明があった。

 --先日関西へ旅行したが、ひらまつの店がなかった。

 「もちろん検討はしているが、関西はフランス料理文化が一番根づきにくい土地で、よほど強力なメンバーを用意しないと難しい。
巨人・阪神の問題のように東京の会社が関西へ進出して成功するには相当の覚悟が必要だ」

 --株主に自社レストランの案内くらい送ってほしい。

 「7,000名の株主全員に送ると郵送料だけでもかなり掛かる。経費節減のためホームページを見てほしい」

 --取締役5名任期満了で4名選任、再任されなかったのが外部取締役で、外部取締役がいなくなったのは残念だ。また女性の役員を入れるべきだ。

 「実は前任者が辞めたのが急なことで、現在後任の外部取締役を物色中だが、女性になるかどうかは分からない」

 
 --K取締役は役員なのに当社の持ち株がゼロだ。

 「特に他意はないと思う。社長だからといって命令はできない。持ち株がないからといって他の役員に愛社精神で劣ることはない」

 総会における事業報告はとかく軽視され、招集通知に掲載された文章を丸読みして済ます企業が多い中で、当社はその経営理念、前期業績、将来の計画等について時間を費やして詳細に説明したのは評価できる。

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2008年12月25日 (木)

株式会社クロニクル (ジャスダック: 9822)

株式会社クロニクル (ジャスダック: 9822)

2008年12月25日(木) 午前10時

ホテルフロラシオン青山 3階 孔雀

議決権を有する株主数: 14,924名

開会時点の出席人数: 15名(うち女性1名)

フリードリンク: ロビーの喫茶コーナーでセルフサービスのホッ
           トコーヒーとオレンジジュース

事業報告: 会長(報告書朗読)

発言者: 1名

所要時間: 42分

お土産: なし

 輸入宝飾品販売と結婚情報サイトの運営。2008年9月期は結婚情報サイトの買収が寄与して大幅増収となったが、宝飾品事業で海外企業との大口取引一時停止状態が継続したため、2期連続の大幅赤字。無配継続。

 --社長はどんな手帳を使っているか。

 (社長)
 「ルーズリーフ式です」

 --手帳でスケジュール管理をしていると思うが、10月、11
月の出社日数はどのくらいか。

 「11月が8日、10月は10日前後」

 --その程度で社長として事業にかかわっているといえるのか。
その他の日は何をしていたか。この会社は会長が取り仕切っていると考えてよいのか。

 「当社に発生しているいろいろな問題の解決をさせてもらっている。自分は現場に出ることの方が多いので...............」

 --会長は昨年アンティコラム社への貸付金が返済されなかった場合責任をとるかと質問したところ、絶対不払いになることはないといったが、今回の決算で巨額の貸倒引当金を積んでいるではないか。

 (会長)
 「貸付金ではない。売掛金である。相手の都合で少し支払いが遅れているだけで、回収不能になったわけではない」

 --不自然な取引である。売掛金というが、実質は無担保のファイナンスだ。

 「ファイナンスではない。現在裁判を行っており、商品も差し押さえてある」

 一部株主の異議なし!議事進行!の発言に促されて議案の採決に移り、持株会社体制へ移行するため宝飾品事業のうち、高級輸入時計部門とジュエリー部門を分割、それぞれ別々の100%子会社へ継承させる件などを決議して終わる。

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2008年12月24日 (水)

サコス株式会社

サコス株式会社 (ジャスダック: 9641)

2008年12月24日(水) 午前10時

センチュリー三田ビル10階 会議室

議決権を有する株主数: 4,162名

開会時点の出席人数: 34名(うち女性2名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

総会の後: 別室で株主懇談会(茶菓)

発言者: 2名

所要時間: 40分

お土産: 粗品(社名ロゴ入りタオル2本)
     神戸 亀井堂本家の菓子折(瓦せんべい)

 西尾レントオール傘下の建機レンタル会社。2008年9月期は減収、経常減益。最終損益は繰延税金資産の取り崩しで赤字。

 --昨年までは土休日開催だった株主総会が今年平日になったのはなぜか。

 「決算取締役会や監査役会との日程調整の都合と年末開催のため会場の手配が難しかったからである」

 事情は昨年までと変わりなく、今年特別の理由があったわけでもなさそう。ちなみに昨年は22日(土)の開催。親会社が80%以上の株を持っているので、議案の採決は間違いないし、どうしても総会が形式化し、緊張感に欠けるのはやむを得ないか。お土産のおせんべいは会社名のロゴと取扱商品のイラストをプリントした特製。

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2008年12月20日 (土)

株式会社フルキャストホールディングス

株式会社フルキャストホールディングス (東証一部: 4848)

2008年12月19日(金) 午前10時

渋谷エクセルホテル東急 6階 プラネッツルーム

議決権を有する株主数: 9,326名

開会時点の出席人数: 67名(うち女性13名)

フリードリンク: なし

事業報告: 会長(報告書朗読)

質疑応答: 文書によるもの 1件
        会場での発言 4名

所要時間: 52分

お土産: ドトールのインスタントドリンク
      (カフェ・ラテ、カプチーノ、
      チョコレートドリンク各10本)

 日雇い派遣大手。2008年9月期は主力の日雇い派遣が法令違反による事業停止処分を受けた影響もあり、減収、赤字幅拡大で、無配転落。冒頭全役員が起立、東京労働局より行政処分を受けたことを陳謝、今後は関係者を処分するとともに、再発防止策をとることを誓い、2度にわたって深々と最敬礼。

 --日雇い派遣に関する法的な問題と経営環境の2点から今後の見通しは。

 「日雇い派遣に関する法律の改正については、当初今国会で審議段階に入るとされていたが、今日時点では継続審議になるものと考えられている。改正法の成立如何にかかわりなく、業態変換により対処可能で、そのための準備は進めている。日雇い派遣業界は当社とラディア(旧グッドウィル)の2社だけだが、ラディアは撤退することになっているので当社の独占となる。景気は来年前半さらに悪化する見通しだが、主に影響を受けるのは製造業や技術者派遣の分野であり、そこから人が流れてくる短期労働市場にはむしろフォローの風が吹くのではないか。当社は民間のセイフティネットとして雇用の悪化を食い止める役割を果たせるものと考えている」

 --事業停止命令の原因となった違法行為は経営者が指示して行わせたのか。あるいは少なくとも経営陣が違法行為が行われていることを認識していたのか。

 「そのようなことは知る由もない」

 最近の急激な経済悪化による派遣労働者の契約打ち切りは、今のところマスコミでは労働者の生活問題の面からのみ取り上げられているが、いずれ人材派遣業の経営にも重大な影響を及ぼさざるを得ないものと考えられる。当社はすでに本社移転、支店統廃合を行い、総会後の株主懇談会開催を見送るなど経費節減に努めているが、はたして答弁にあったような楽観的な見通しが可能かどうか、疑問なしとしない。

 証拠の書類と称するものをかざして、訴訟も辞さずと追及した株主が1名いたが、質問の内容は具体性を欠き、迫力不足。不祥事の後としては、意外に短時間で終わる。

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2008年12月16日 (火)

株式会社イメージ ワン (ヘラクレスS: 2667)

株式会社イメージ ワン (ヘラクレスS: 2667)

2008年12月15日(月) 午前10時

新宿 ホテルヒルトン東京 3階 「桂・春日の間」

議決権を有する株主数: 1,668名

開会時点の出席人数: 26名(うち女性3名)

フリードリンク: 座席でホットコーヒー

事業報告: 社長(スライド併用)

発言者: 3名

所要時間: 37分

お土産: ホテルヒルトンの菓子折(焼菓子)

 国際航業グループが筆頭株主の画像処理会社。医療画像、衛星画像、セキュリティー・ソリューション(フェンスセンサと防雷機器)の3事業からなる。2008年9月期は4年連続の減収で、赤字転落、無配継続。減収の主因は、直販体制の確立が遅れた衛星画像事業売上の大幅減。利益面では、特別損失として防雷機器の在庫全額(1億5,200万円)を商品評価損に計上。

 本年4月の診療報酬改訂もあって、病院の経営はますます厳しさを増しており、効率化は急務で、当社の医療画像事業の需要は増加するものと期待、今後営業・開発人員を増員して攻勢をかけるとしている。衛星画像事業については国際航業グループとの協業強化が必要で、セキュリティー・ソリューションは当面縮小傾向か。

 --貸借対照表に初めて投資有価証券が計上されたが、その中身は。

 「野村信託銀行の金銭信託と伊予銀行の譲渡性預金である」

 --監理ポスト移管後6か月経過したが、今後の見通しは。

 「大証から2か月の猶予をもらった。株価の回復が必要だが、株式市場の現状からみるとかなり厳しい。当社自身の努力で業績向上、付加価値の増加を図り、株価を上げていくしかない」

 --配当の見通しは。

 「今期(09年9月期)の黒字転換、来期復配を目標としている。そのため本総会に資本準備金を取り崩して、累積損失を一掃する議案を提出、早期復配体制を整えることとした」

 会場は2部屋ぶち抜きだが、折りたたんだアコーデオン式仕切りが、部屋の横幅の3分の1ほどをふさいでおり、使いづらい構造。一流ホテルとしてはお粗末。

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2008年11月29日 (土)

株式会社サイゼリヤ

株式会社サイゼリヤ (東証一部:7581)

2008年11月27日(木) 午前10時

千葉県野田市 野田東武ホテル「べルアンジュ」2Fイーリス
(東武野田線野田市駅よりタクシー、シャトルバスの送迎あり)

議決権を有する株主数: 33,005名

開会時点の出席人数: 座席数約580がほぼ満席

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

総会の後: 別室で株主懇談会(立食パーティー)

発言者: 8名

所要時間: 1時間22分

お土産: エキストラ・バージン・オリーブ・オイル
      (イタリー製、458g入り) 1本

 イタリアンレストランチェーン。2008年8月期は増収減益ながら食材価格、人件費の上昇に加え、ガソリン価格の高騰による郊外店舗の不振など、外食産業に逆風が吹く中で、当社は低価格を武器にむしろ健闘した部類と評されていた。

 しかるに、今期に入って一部店舗で使用した中国産ピザ生地にメラミンの混入が発覚、さらに豪ドル相場が急落したため、為替リスク回避を目的に締結したデリバティブ契約で巨額の損失が発生する見込みとなり、次期決算が赤字となる可能性も出てきたことを総会直前に公表したため、株価急落、波乱の中での総会開催となった。

 冒頭メラミンの検出とデリバティブ取引の失敗について説明があり、全役員が起立して謝罪。社長によれば当社は株主資本比率が前期末で84%あり、あり得ないことではあるが、仮に豪ドル相場が最悪0円になったとしても、なお74%程度の水準を維持可能である。従って財務の健全性が揺るぐことはなく、当面の資金繰、店舗運営には影響ない。本年度の新規出店、新規採用とも予定どおり進めるとのこと。

 --メラミン入りピザを食べた客に現金で払い戻しをしたそうだが、クーポン券を渡して後日また来店してもらうようにした方がよかったのではないか。

 「どのようにしてお客様に償ったらよいか考えて、記者会見の場で発表したものだ。レシートがなくても支払うことにしたので、中には食べていないのに食べたといってきた人もいた。だが、それはほんの一部で、店長が確かにあの人は食べたはずだと記憶していても、別に体に異常はなかったからいいよといって受け取らず、逆に頑張ってくださいと励ましてくれた人もいて、結局払戻額は当初見込みの10分の1程度ですんだ。経営者、従業員ともお客様の支持をありがたく思っている」(場内拍手)

 --なぜデリバティブをやったのか。いつ、どのような形で起案、決定したのか。内部体制に問題はないのか。発表後数日間で株価は600円も下落した。

 「社内規定に従い、社長の自分が最終的に決定した。決して投機をしたわけではなく、リスクはないものと判断してやった。どんな専門家に聞いても、これほど短期間に豪ドルが大幅に急落するとは考えられなかった。実は損失はまだ評価額であって、12月にならないと最終的に確定しない。それから対外発表してもよいし、総会直前には発表しない方がよいという意見も多かった。しかし、社長である自分の気持としては、この問題を内に抱えたまま総会に臨むわけにはいかない。今日は暴動が起きるのを覚悟して来た」

 --ファストフードの業態として「イート・ラン」と「サイゼリヤEXPRESS」を作ったそうだが、川口のイート・ランは撤退してしまった。うまくいかなかったのか。

 --イート・ランはナチュラルでヘルシーなタコスとハンバーガー、サイゼリヤEXPRESSはイタリアンのファストフードである。
川口店は近くのマクドナルドが閉店してしまったほど売上は好調だったが、作業が複雑すぎてピーク時に人手が足りず、利益が出なかった。今別の店でハンバーガーに絞って実験中だ。

 デリバティブ失敗に関しては、一時、一部の株主の間に不穏な空気が漂ったが、社長の熱意を込めた答弁もあって、無事終了。

 「サイゼリヤの料理をお楽しみいただく」(社長の言葉)株主懇談会はビール、ワインのアルコール飲料もあり、料理はなかなか充実していたが、混雑も相当なもの。

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2008年11月27日 (木)

株式会社文教堂グループホールディングス

株式会社文教堂グループホールディングス 
                (ジャスダック: 9978)

2008年11月26日(水) 午前10時

溝の口 ホテルケイエスピー 3階 KSPホール
(溝の口駅よりKSP行無料シャトルバス便乗可)

議決権を有する株主数: 9,723名

開会時点の出席人数: 52名(うち女性5名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(スライド併用)

発言者: 6名

所要時間: 1時間5分

お土産:なし

 書店チェーン大手。2008年8月期は減収、経常赤字で無配転落。最近4年間で3回の純損失。不振の原因として、書店業界の競争激化と中堅出版社の廃業、相次ぐ雑誌の休刊、無代誌の増加等に見られる出版業界の変質を挙げており、それはそれで事実であろうが、何といっても当社の場合、過小資本、借入金過多といった弱体な財務体質が大きな問題といわざるを得ない。本総会で定款変更の承認を受けて種類株を発行し、取次大手トーハン宛てに第三者割当増資を実施することとなったのもやむを得まい。

 --前期決算で特別損失として2億8,000万円の役員退職慰労金を支払っている。もちろん前回の総会の決議に基づくものだから問題はないが、会社の置かれた状況からしてあまりに多額ではないか。

 「昨年引退した当社の実質的な創業者に対するもので、長年の功績を考えれば妥当と思う。ただ自分を含む現役員はすべて退職慰労金の受領を辞退し、慰労金の制度そのものを廃止した」

 --ゲオと提携してホビー店に力を入れるといっているのに、青葉台駅前の書籍・ホビー併設店は閉鎖してしまったではないか。

 「青葉台駅前店は併設の実験店第1号として、いろいろノーハウを学んだが、郊外型の実験店である港北ニュータウン店に移設・統合した。その後実験店の成果を踏まえて、併設店3店、専業店1店を開店、さらに明日横浜ららぽーとに専業第2号店を開店する」

 業績不振でいわば他社の救済を受けるような状況に陥ったというのに、株主側、会社側とも危機感に乏しいやり取り。なお社長の発言のなかに「なにそつ」という言葉が出てきたが、これはどう考えても「何卒(なにとぞ)」の原稿読み違いであろう。マンガ好きの総理ではあるまいに、本屋の社長がこれでは困る。 

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2008年11月23日 (日)

株式会社明光ネットワークジャパン

株式会社明光ネットワークジャパン (東証一部: 4668)

2008年11月21日(金) 午前10時

池袋 ホテルメトロポリタン 3階 富士の間

議決権を有する株主数: 3,237名

開会時点の出席人数: 79名(うち女性13名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 4名

所要時間: 1時間24分

お土産: 高崎市ガトーフェスタハラダの菓子折(ガトーラスク他)
      サクマのドロップス
      使い捨てカイロ
      クリスマスカード

 個別指導の学習塾「明徳義塾」を直営およびフランチャイズ方式で展開。2008年8月期は教室数の増加で増収、投資有価証券評価損の計上などがあったにもかかわらず、過去最高益を達成。

 --業績を伸ばすには法人をフランチャイジーとして開拓するのが一番手っ取り早いと思われるが、どのようにして法人にアプローチしているのか。

 「当社の場合個人オーナーが圧倒的に多い。法人の場合窓口の担当者が教育に熱意があるかどうかが問題であり、また人事異動で担当が変わってしまうと一から教えな直さなければならないという問題もある。明光専業で、教育未経験の、脱サラした個人の方が熱心で、独自の教育観を持つ教育者よりよい。オーナーは当初教室長を兼ね、成功するとオーナーが教室長を教育して第二教室を開き、さらに第三教室を開いたあたりで法人化するというのが一般的なパターン。現在オーナーの半数以上が複数教室を経営している」

 --業績が好調なのに株価でリソー教育に負けている。マーケットの評価をどう考えるか。

 「株価は市場が決めるものだが、業績は当社の方が上で、上場以来配当も毎年増額しているのに、評価がリソーに及ばない。今後高い評価を得るように努力する」

 --システム開発に関するコンサルティング業務に関して訴訟になっているが、どういうことか。

 「現在三つに分かれている当社のシステムを統合した新システムを導入すべく、システム開発会社との間にコンサルティング会社を入れて進めてきたが、コンサル会社の担当者交代などあってうまくいかず、解約して直接開発会社と交渉するようにした。これに対して、コンサル会社側から仕掛品などそれまでの諸経費について支払いを求められているものである」

 塾の会社だからというわけでもなかろうが、質問、回答とも至って真面目な内容が多かったという印象。

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2008年11月 1日 (土)

株式会社モスインスティテュート 

株式会社モスインスティテュート (ヘラクレスG: 2316)

2008年10月30日(木) 午前10時

人形町 綿商会館 6階会議室

議決権を有する株主数: 9,235名

開会時点の出席人数: 19名(うち女性2名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者:2名

所要時間: 37分

お土産: なし

 2008年7月期は増収ながら5年連続の赤字。経常損失は減少したが、投資有価証券評価損計上で純損失幅拡大。

 --従業員が期中9名減って35名になったとは2割減だが、その理由は。

 「管理部門などの無駄を省き、経費削減に努めてきた結果だが、現在受注が増加しているので求人活動中だ」

 --取締役3名で役員報酬3,540万円というのは高過ぎる。自分が知っているある業績不振の上場企業では役員報酬が一人平均800万円以下で自社株も買えないと嘆いていた。

 「必ず報酬に見合う利益を上げるよう努力するのでご理解いただきたい」

 成果先取りというわけか。

 --会計監査人から、営業損失とキャッシュフローのマイナスが続いているとして継続企業の前提に関する重要な疑義の存在を指摘されているが、監査役はどう思うか。
 
 (監査役)
 「監査人とは綿密に連絡を取りながらやっているが、ここ数期の流れでこの注記が継続している。今期はかなり業績が回復しているので何とか黒字化して外してもらうように努力する」

 当社は、病院から電子的に治験データを集めるEDCサービス事業をグループの中核事業と位置づけ、時代に先駆け過ぎたが、遅れていた医療界のIT化がようやく進んできたので、これからは急速な拡大が期待できるとしているが、前期の実績では売上高がわずか8,400万円に過ぎず、営業損失4,200万円を計上している状態で、はたして早期に当社の救世主となれるのか、今後の推移を注視する必要があろう。

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2008年10月28日 (火)

株式会社大盛工業

株式会社大盛工業 (東証二部: 1844)

2008年10月28日(火) 午前10時

葛飾区水元 当社本社 3階会議室

議決権を有する株主数: 10,312名

開会時点の出席人数: 34名(うち女性1名)

フリードリンク: なし

事業報告: 専務取締役(報告書朗読)

発言者: 4名

所要時間: 1時間3分

お土産: 銀座風月堂の菓子折
      クオカード 1,000円券 1枚

 2008年7月期は2年連続の減収で赤字幅拡大、無配継続。

 --事業報告書によると工事原価低減に努めたそうだが、原価率は前年比何パーセントくらい低下したのか。

 「全社一丸となって努力したが、原油価格高騰の影響などもあって残念ながら逆に1%ほど上がってしまった」

 --ここ数年、年間受注高が売上を下回り、次期繰越受注額が減少している。このままでは将来の売上増が期待できない。

 「販管費をカバーして利益の出る案件のみを選別し、当社が特許を持つ下水道の元受工事の受注に努力している。今月、昨年の工事に対し当局から技術優秀と評価され、11月から1年間の優先指名権を得たので今後の受注は期待できると思う」

 --最近株価は11~12円程度で推移しており、このままでは時価総額が不足して、上場廃止基準に抵触してしまうのではないか。

 「現在当社の1株あたり純資産は28円程度であり、そこまで買われれば廃止を免れることが可能だが、世界的な株安で市場の評価が低い」

 --最大の借入先ブライトン インベストメント コープとは何者か。

 「平成15年にりそな銀行の債権を肩代わりして大株主となった投資家で同時に融資も受けた。条件は半分が金利2%、残りが無利息で逐次返済している」

 --東京都から受注する場合、ある程度の手持現金が必要と聞いたが、バランスシート上の現金預金残高が少な過ぎないか。

 「たまたま決算期末の預金残高は少なかったが、その直後に完成工事代金の入金があった」

 --株価が安過ぎる。自社株買いを実行せよ。

 「当社は原資となる剰余金がマイナスであるため自社株買いはできない」

 会社側は今回の優先指名権獲得を強調し、このところ続いているじり貧状態を脱却できるとしているが、万一それでも黒字化が達成できない場合は役員報酬カットを約束せよという一株主の執拗な要求に対しては、言を左右にして絶対に応じなかった。

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2008年10月25日 (土)

株式会社アルデプロ

株式会社アルデプロ (マザーズ: 8925)

2008年10月24日(金) 午前10時

西新宿 ヒルトン東京 4階 菊の間

議決権を有する株主数: 38,510名

午前10時の出席人数: 103名(うち女性18名)

フリードリンク: ロビーに冷水入りのジャーとコップ
          (セルフサービス)

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 10名

所要時間: 2時間24分

お土産: なし

 中古マンション再活事業を主力とする不動産業者。2008年7月期は減収、赤字転落で、会計監査人から「継続企業の前提に関する重要な疑義の発生」を指摘された。総会招集通知発送時点で監査未了であったため、計算書類承認を求める議案を提出したが、総会当日までに監査終了、計算書類等に所要の訂正を行って同議案は撤回した。

 開会に先立ち会長から赤字転落のおわび。ゴールドマンサックスから資金調達して、商業施設、オフィスなど中古マンション以外のビル開発事業に乗り出したが失敗。福岡、広島の2店以外の支店、営業所計40か所を閉鎖して、人員をピーク時の220名から40名に縮小、28億の販管費を8億に抑え、物件の売却、借入金の圧縮を進める。ビジネスモデルは原点に帰って今でも需要の大きい中古マンションの再活に集中する。今期業績予想は近々発表の予定だが、まだ赤字で、黒字転換は来期以降になろうと説明。

 --赤字転落の責任は社長にある。辞任すべきだ。従業員を大幅に減らしておきながら取締役は逆に増やしている。

 「今回の損失発生には役員全員が責任を感じており、この会社を継続していくのが責任の取り方だと考えている。支店、営業所の閉鎖を決める前、昨年11月から役員報酬を30%カットしており、現在も継続中である」

 --株主優待としてTシャツを配るという約束が一方的に破棄された。

 「優待中止の決定が権利確定日以降となったことは誠に申し訳なく、反省している。不動産業界がこれほど悪化するとは思わず、この程度の費用は何とか出せるのではないかと考えていた」

 --業績が悪いのに広告宣伝に金を使い過ぎているのではないか。

 「いずれも代金を前払いしてしまったものだ。8月ころから首都圏中心に流しているTVコマーシャルは来年3月までで中止する。
高速道路周辺に看板を掲示しているが、これも期限の来たものから撤去する。すでに一部は他社に肩代わりしてもらった」

 --中古の物件を高く買うから評価損が出るのではないか。

 「中古マンションの再活については、当社はパイオニアと自負している。業績不振はあくまで開発型案件に着手し、支店を大量に開設して、全国展開した結果である」

 --特別損失として26億円を貸倒引当金に繰り入れているが、これに対応する債権額はいくらか。

 「同額、つまり100%の積み立てだ。相手は消滅したわけではなく今でも存続しているので、今後いくらかの回収は可能だと思って協議を続けてきたが、会計監査人がどうしても譲らなかった」

 会社側はしきりに同社の自己資本が厚い(確かに100億以上の巨額欠損を計上したのに債務超過になっていないが)ことと、思い切って大胆なリストラを断行したことを高く評価してほしいような口ぶりであった。しかし、これほど極端な営業拠点と人員の削減が可能ということは逆にそれ以前の経営が甘かったことの証明にならないか。また前期に特別損失として26億5,000万円の解約違約金を支払っているが、事業報告の注記によると、現在も不動産売買媒介手数料、物件売買契約違約金等として3件計16億ほどの支払いを求める訴訟の提起を受けており、紛争多発体質であるうようなのが気になる。

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株式会社ドクターシーラボ

株式会社ドクターシーラボ (東証一部: 4924)

2008年10月23日(木) 午前10時

中野サンプラザ サンプラザホール

議決権を有する株主数: 48,345名

開会時点の出席人数: 1階(約1,700席)の5割くらい

フリードリンク: なし

事業報告: 映像、ナレーション使用(ほぼ報告書朗読)

発言者: 16名

所要時間: 1時間31分 

お土産: 自社製品ベーシックトライアルキット

      SクレンジングEX(クレンジング)    NET 18g
      SウォッシングフォームEX(洗顔料)   NET 15g
      PWCレーザープラス(クリーム)     NET 1g
      薬用アクアゲルSモイスチャー(クリーム) NET 15g
      アクアゲルSセンシティブ(敏感肌用クリーム)
                       NET 1.5g×2包
      Mミルク(日焼け止め乳液)        NET 5mL
      薬用アクネレスゲル(クリーム)  NET 1.5g×2包

 2008年7月期は決算期変更のため6か月決算であった前会計
年度(07年7月期)とは対比できないが、07年1月期との比較
では増収で、多額の有価証券評価損を計上したにもかかわらず純利益も増加し、主力製品アクアコラーゲンゲル販売個数1,000万個突破記念配当を実施。

 --広告宣伝費はどのくらい使っているのか。

 「すでに決算短信で開示しているとおり前期実績は34億1,800万円で別にその半分くらいの金額を販促費として使っている」

 --海外事業の収益状況は。

 「幸いに台湾は当初から黒字であり、前期後半から香港が黒字となった。米国も黒字が間近になっている」

 --役員の方は皆さん肌の色つやがいい。自社製品を使っておられるのだろうか。お年を知りたい。事業報告書の役員のリストに生年月日を付記してほしい。

 「全員当社製品を使用している。有価証券報告書には生年月日が記載されている」

 --株主に対し割引価格での製品購入を認めてほしい。

 「現在実施していないが、4月にアクアコラーゲンゲルの販売個数が1,000万個を突破したときは株主宛に割引券を送付した。今後も株主優待の一環として検討したい」

 --現預金に比較して売掛金の額が大きすぎる。

 「売上高の1か月強で、特に多いとは思わない。以前個人宛にトライアルキットを郵送販売したとき、かなりの未払いが発生したことはあるが、現在の売り先はほとんど百貨店と大手卸売であり、回収には特に問題ない」

 --株主である母の代理で出席した。行きたくないといったら社長さん(女性)が美人だからぜひ出ろといわれた。確かにおきれいです。男性の株主が多いはずだと思った。

 「おほめのお言葉ありがとうございます」

--化粧品業界における当社の位置はどの程度か。

 「メディカルコスメに関しては、40%程度のシェアを持つリーディングカンパニーと自負している。化粧品全体では1%くらい、スキンケア市場では2%弱くらいか。米国ではスキンケアの60%くらいがメディカルコスメであり、この流れはいずれ日本にもやってくるものと考えている」

 --従業員の勤続年数が2.5年で短すぎる。定着率が悪いのではないか。

 「毎年店舗を新設するため店頭スタッフを採用するのが数字の足を引っ張っている。それでもここ数期1.9年→2.1年→2.5年と徐々に長くなってきている」

 --貸借対照表に多額の投資用不動産が計上されているが。

 「昨年8月に厚木の研究所施設と土地を売却する方針を決めたので勘定科目を投資用に変更したものである」

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2008年10月18日 (土)

株式会社稲葉製作所

株式会社稲葉製作所 (東証一部: 3421)

2008年10月16日(木) 午前10時

大田区立池上会館 2階集会室

議決権を有する株主数: 13,359名

開会時点の出席人数: 座席数約230の7割くらい

フリードリンク: なし

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用)

発言者: 9名

所要時間: 1時間29分

お土産: 図書カード 500円券 2枚

 2008年7月期は戸建住宅着工戸数低迷で主力の物置製品が低調。原材料価格の高騰、新製品金型償却増等もあって、減収、大幅減益。配当は据置。

 --投資有価証券評価損を計上しているが、その内容は。

 「銀行の紹介で購入した梱包材メーカーの株価が半値以下となったもの。当社の投資有価証券は古くから保有しているものが多いが、半値近くまで値下がりしているのは他にもまだいくつかある」

 --各企業で分煙の動きが進んでいるが、喫煙所を作って売り出したらどうか。

 「当社は本社社屋を新築したとき物置を喫煙ルームとして使おうと考えたが居住性が悪いため断念し、喫煙は各階のベランダで行わせて室内は禁煙としている」

 --無借金で、手持現預金も豊富な優良企業なのに株価が安過ぎる。自社株買いを行ったらどうか。

 「残念ながら当社の株式は流動性が低く、自社株買いを実施すると株主数が激減する恐れがあるのでできない」

 --雑収入3億2,000万円の内訳は。

 「スクラップの売却益が2億3,400万円で一番大きい。ご存じのとおり前期はスクラップ価格が大幅に上がったためだが、本来歩留まりをよくしてスクラップが出ないようにするのが大切で、雑収入が増えるのはよくないと個人的には思っている」

 お土産の図書カードの図柄は当社名物の長寿TVCM「やっぱりイナバ、100人乗っても大丈夫」の写真だが、物置(車庫)から顔を出す車や屋根に乗っている人々の服装は毎年違っている。

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2008年10月 1日 (水)

グッドウィル・グループ株式会社

グッドウィル・グループ株式会社 (東証一部: 4723)

2008年9月30日(火) 午前10時

芝公園 ザ・プリンス パークタワー東京 地下2階ボールルーム

議決権を有する株主数: 39,860名

開会時点の出席人数: 98名(うち女性7名)

フリードリンク: なし

事業報告: スライド,ナレーション使用

質問: 文書によるもの 8件
     会場での発言者 7名

所要時間: 1時間30分

お土産: なし

 2008年6月期はM&Aを行ったプレミアグループの業績が連結算入されたため増収となったが、一連の不祥事の結果、介護事業から全面撤退し、軽作業系人材サービス業グッドウィルの事業を廃止したため2期連続で純損失計上、無配継続。

 経費節減のため株主懇談会を見合わせ、フリードリンク、昼食、お土産全廃。お陰で出席株主数は昨年の10分の1近くまで激減。

 冒頭、無配とグッドウィルの事業廃止につき全役員起立して2年連続のおわび。

 --過年度法人税の金額修正があったが、その内容は。

 「クリスタルの元代表取締役に対する退職慰労金を当社が支払ったが、多額のため一部否認されたものである」

 --六本木ヒルズ、東京ミッドタウンなど賃料の高いビルに入居しているが、移転する考えはないのか。

 「販管費削減努力の一環として本社の移転集約も検討中で、家主とも交渉している。六本木ヒルズについてはすでに一部スペースを返却して、規模縮小した」

 --今後もM&Aを戦略として取り入れる考えがあるのか。

 「新経営陣としては二度と不祥事を起こさないための内部統制が先決で、積極的にM&Aを行う態勢にはないが、将来業績に貢献するような案件があればやらなければならない」

 --今後の見通しはどうか。

 「中期計画リバイバルプラン2012を発表したが、10月以降さらに踏み込んだ内容を明らかにする。レストラン事業からの撤退、不稼働資産の処分、有利子負債の削減などに努力し、09年6月期は、売上3,800億、営業利益60億、経常利益は10億を予定している。
債務超過で東証二部に落とされるかもしれないが、12月には155億の第三者割当増資が決定している」

 --大株主第一位のユナイテッド・テクノロジー・ホールディングスと第2位の折口前会長(折口総研)は中期事業計画に影響するか。

 「ユナイテッド社は5月の臨時総会で反対票を投じたが、今回の中期計画については全面的に賛成している。折口氏は3月に退任の後、現在は米国で過ごしており、役員会への口出しはしていない。
一部でいわれているような院政ということはまったくない」

 --役員報酬を減額する用意はあるのか。

 「中期計画にはリストラも組み入れてあり、役員報酬のカットは当然と思っている。近日中に検討の上発表する」

 --旧経営陣の暴走を止められなかった監査役をなぜ再任するのか。

 「業務に精通しており、役員に苦言を呈することができる人物はほかにいないので再任したい。従来から問題点を指摘してきたのに旧経営陣が耳を貸さなかったものである」

 イメージ一新のため社名をラディアホールディングス株式会社と変更する議案などを可決して散会。感情的な発言が少なく、冷静に議論が進められた印象。

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2008年9月29日 (月)

株式会社フュージョンパートナー

株式会社フュージョンパートナー (ヘラクレスG: 4845)

2008年9月29日(月) 午前10時

渋谷エクセルホテル東急 6階 プラネッツルーム

議決権を有する株主数: 6,474名

開会時点の出席人数: 18名(うち女性5名)

フリードリンク: 入場時にvolvicの330mlペットボトルを配布

事業報告: 社長

総会の後: 引き続き同一会場で事業概要説明会

発言者: 総会、説明会ともなし

所要時間: 総会 16分
        説明会 約15分

お土産: ボールペン、シャープペン、消しゴム、電卓、朱肉の
      セット

 子会社を通じてプロモーション・メディア事業(クライアント企業のセールスプロモーション支援)とデータベース関連事業(Webアンケートの一貫運営管理サービスなどを行うCRMサービス事業とWeb版知的財産管理システムを運営するデータベース事業)を行う。

 2009年6月期は増収、経常減益。過去のM&Aで増加したのれん代を大部分一括償却したため最終損益は赤字となり、無配継続。
今期(09年6月期)については事業の選択と集中の推進により黒字転換、中間期から1株150円復配する旨明言したため特に質問なく終了。事業説明会では各子会社の事業内容につき説明があった。

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2008年9月27日 (土)

アクモス株式会社

アクモス株式会社 (ジャスダック: 6888)

2008年9月26日(金) 午後1時

飯田橋 ホテルグランドパレス 3階松の間

議決権を有する株主数: 4,332名

開会時点の出席人数: 12名(うち女性1名)

フリードリンク: 入場時会場入り口でミネラルウオーターのペッ
           トボトル(volvic 500ml)を配布

           総会開会時にホットコーヒー

          事業説明会でアイスレモンティーとケーキ

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 休憩約10分の後同一会場で事業説明会

発言者: 総会 2名
       事業説明会 1名

所要時間: 総会 53分
         事業説明会 約1時間

お土産: 神田神保町橘昌文銭堂の菓子折(最中)

 情報技術事業と人材事業に多角化。2008年6月期は旧茨城ソフトウェア開発のM&Aで増収となったが、人材事業部門が業界大手の不祥事によるイメージダウンの影響を受け、連結ベースで赤字転落。配当性向を連結当期純利益の20~30%とする方針には反するが、単独ベースでは黒字であることを理由に配当実施。

 --情報技術部門の営業力の強化策は。

 「吸収した茨城ソフトウェア開発は、その名のとおり茨城中心の営業で5名のスタッフがいるが、東京の本社にも3名程度の要員を配置すべく、現在大手メーカー社員などからヘッドハンティング中だ」

 事業説明会では中期事業計画(2007~2009年)は初年度(07年6月期)こそ目標を達成したものの、2年度目は大幅未達となったため廃棄し、新たに2009~2011年の新中期事業計画を策定したなどの説明があった。

 --新計画最終年度の目標は、前期実績と比較して売上は3倍近く、経常利益は約7倍となっているが、達成できずに下方修正した場合の株価に与える影響が懸念される。もっと確実な予想を公表すべきではないか。

 「確実な目標を策定する方法と、意欲的な数字を掲げ、それに向かって努力するやり方があるが、当社は後者の方法によっている」

 努力目標を設定するのもよいが、売上200億円のうち既存事業は115億で、残り85億は今後のM&Aに期待するという計画なのはどうかと思う。

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株式会社三光マーケティングフーズ

株式会社三光マーケティングフーズ (東証二部: 2762)

2008年9月25日(木) 午前10時

新宿 京王プラザホテル 西館5階 エミネンスホール

議決権を有する株主数: 13,379名

開会時点の出席人数: 座席数約480の4割くらい

フリードリンク: ロビーのドリンクコーナーで冷たいウーロン茶
          と緑茶

事業報告: 映像、ナレーション使用(事業報告の他、当社の歴史、同業他社との業況比較、当日のお土産紹介などを含む異例の長尺ビデオ)

質問: 文書によるもの 1件
     会場での発言者 15名

所要時間: 2時間

お土産: 台湾の提携先美食達人社製のパイナップルケーキ

 2008年6月期は増収減益ながら、原材料価格の高騰、食の安全性に対する不安感の高まり、人手不足による人件費や採用費の増加などの外食産業を取り巻く厳しい環境下では、他社比むしろ健闘の部類か。ガソリン価格上昇による郊外ロードサイド店の不振が、駅前一等立地ドミナント出店戦略の当社には、相対的に有利に働いたともいえよう。海外進出記念配当を実施。

 --今後電撃ホルモンという新業態への進出を増やすというが、今までの居酒屋業態とはあまりに違い過ぎる。新規業態展開の基本方針は何か。

 「駅前マーケットはすでに過当競争で、顧客のニーズも多様化しているので、駅前ドミナント戦略を進めていくためには新たな業態への進出がどうしても必要である。従来の居酒屋業態でもホルモン汁などのメニューは提供しているので、食材としてのホルモンを使用した専門性の強い業態を新たに始めたものである」

 --客単価はどのくらいか。

 「東方見聞録 2,900~3,000円
  月の雫   3,200~3,300円
  黄金の蔵  2,700~2,800円」

 --格差社会で若い人は飲食に金を回す余裕がないので、居酒屋業態の将来には不安がある。ランチタイムの営業に乗り出すべきだ。

 「定食屋の三光亭を展開する考えだが、まだ試行錯誤の段階だ」

 --海外進出を決めたそうだが、今後国内とどちらに注力するのか。

 「とりあえず台湾で85°Cという350店以上のチェーン店を持つ美食達人社と提携した。同社は上海、オーストラリアなどにも進出している。まず台湾からスタートして中国、韓国、シンガポールなど日本と共通した食文化を持つ国へ10~15年の長期的展望に立って出ていくつもりだが、まだ具体的に説明できる段階ではない」

 --対処すべき課題として無駄の排除を掲げているのに、会場への案内、受付、会場内整理などの社員が多過ぎる。

 「当社は夜型の商いなので昼間、体が空いている社員を動員した」

 --常勤監査役が社外監査役なのはおかしい。

 「監査役の社内・社外の要件は法律で定められていて、自社職員からの起用かどうかによる。問題の監査役は他社出身だが、現在は当社内に常駐している」

 --役員が外部出身者ばかりだ。社員から登用しない理由は。

 「ここ5~10年で急成長した会社なので、まだそこまで行っていないが、大卒新人を採用して育てている。すでに執行役員もいるし、その下の層も厚くなっているので将来は社員出身の役員も出てくると思う」

 女性株主2人から注文した料理が出てくるまで時間が掛かり過ぎるというクレームがあった。

 時間を十分掛けて丁寧に質疑応答を行う議事運営には好感が持てたが、株価低迷に関する不満など同じような発言を何人か繰り返すなど、株主側の質問のレベルにはいまいちの感あり。

 外食産業の海外進出というとどうしても人口の多い中国に目が向きがちだが、まず台湾を手掛かりに進出先を広げていこうという当社の取り組みがどうなるか、今後の成り行きに注目したい。

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2008年9月 1日 (月)

株式会社ゼクス

株式会社ゼクス (東証一部: 8913)

2008年8月31日(日) 午前10時

TOC有明コンベンションホール
TOC有明ビル4階WESTホール

議決権を有する株主数: 12、514名

開会時点の出席人数: 座席数約450の2割くらい

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 11名

所要時間: 2時間1分

お土産: なし

 不動産コンサルティング、マンション分譲、リゾート施設・ゴルフ場経営、シニアハウジング事業等を手掛ける。ここ数年連結ベースで増収増益を続けてきたが、2008年5月期は不動産市況低迷による大型開発案件の繰り延べ、所有物件の減損処理などの結果、大幅赤字計上。不動産業界倒産相次ぐ中での総会。

 --当社は泥船状態だ。だれが責任を取るのか。

 「不動産市況の低迷、経営方針のミスで業績が低迷しているのは自分をはじめとする経営陣の責任である。役職員一丸となって努力するので今後ともご支援を賜わりたい」

 --会社に万一のことがあった場合、シニアマンション入居者が支払済みの入居保証金はどうなるか。

 「全国有料老人ホーム協会が500万円までの損害賠償に応じるがそれ以上の保証はない」

 --前期に繰り延べとなった大型案件が今期売却できる見通しはあるのか。

 「垂水の18,000坪の商業施設だが、某大手から買付証明を取っているので、確実に売却できる」

 --今期の売上目標は。

 「不動産コンサルティング事業     200億
  シニアハウジング&サービス事業   160億
  リゾート&スポーツ、その他事業」   20億
  不動産コンサルティング事業は、マンション分譲の子会社中央コーポレーションを連結対象外としたため前期の680億から大幅に減少する」

 --利益目標は。

 「経常利益2億5,000万円、純利益5,000万円である」

 当初経常利益5,000万と回答後、事務方に誤りを指摘されて訂正。
社長が記憶していないような利益目標が達成できるとはとても考えられない。

 --資本の増強はどうなっているか。

 「8月29日に公表したが、ジェイ・ウィル・パートナーズが運営するファンドから15億円を調達した。ジェイ・ウィルは外人ではなく、日本のファンドである」

 --コンサルティングとは要するに不動産の転がしではないか。
シニア事業のパイオニアとしてまじめにやっていればよいものを不動産やリゾートに手を出して赤字を計上したのは問題だ。

 「シニア事業がやりたくて伊藤忠から独立したのだが、この事業は何しろ初期投資が掛かるので不動産の利益が必要だった」

 --経営陣がまったく変わらないのでは世間が納得しない。

 「期中に役員2名が辞任した。販管費節約のため人員を削減し、役員の給与も20~40%カットしたが、人員、役員給与とも更なる削減を予定している」

 --ゴルフ場、ホテルからの撤退は評価できるが、今後残った不動産、シニアの両事業のうちどちらを中心にやっていくつもりか。

 「現在の市況の下で不動産に軸足を置くというわけにはいかないが、完全にシニアに移るわけにはいかない。シニア事業に軸足を移し、その黒字化を図るが、不動産をまったくやらないともいえない。
不動産は現在売りも買いもできず、じっと我慢している状態だ。

 --住宅型有料老人ホーム、バーリントンハウスは赤字で、入居者も出ていくほどだったのになぜグッドウィルから買収したのか。

 「グッドウィルから買収したシニアハウジングのうち介護付有料老人ホーム、コムスンガーデン(現ボンセジュール・グラン)4棟は完全に承継し、代金も支払済みだが、バーリントンハウスの2棟(三鷹と馬事公苑)については、売買契約は締結したものの支払いはまだ行っていない。特に三鷹は建物の耐震性に疑義が出たため現在第三者機関が評価中で、新たな入居募集は自主的に控えている。
結果が出た段階で再検討できることになっている」

 --今期の売上目標で利益が出るのか疑問だ。民事再生法の計画はあるのか。

 「シニアハウジングの入居促進を図っていく。前期、前々期は新規のマンションが多かったので入居率が低かったが、新規の開発をやめて、既存施設への入居を進めれば何とか利益を出せる。民事再生の計画はまったくない」

 民事再生についての回答は最初から分かっているが、こういう質問が出ること自体、同社の置かれた状況を物語っている。

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2008年8月29日 (金)

前澤工業株式会社

前澤工業株式会社 (東証一部: 6489)

2008年8月28日(木) 午前10時

八重洲富士屋ホテル 2階「櫻」の間

議決権を有する株主数: 4,939名

開会時点の出席人数: 67名(会社側発表)

フリードリンク: 会場入り口で紙コップ入りのお水とウーロン茶

事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用)

発言者: 1名

所要時間: 42分

お土産: ハーゲンダッツアイスクリーム券
     (ミニカップ 120ml×2個) 2枚

 官公庁向け主体の上下水道機器メーカー。2008年5月期は、
公共事業の抑制が響き、2期連続の減収、赤字決算。過去5年間で
3回の赤字。配当は別途積立金を繰越利益剰余金に振り替えて、据
え置く。

 --新任取締役候補で当社の株式をまったく保有していない人が
いる。

 「役員候補はすべて取締役になる法的な資格を備えており、取締
としての能力を持っている。株式を所有しているか否かは関係ない」

 最近ではストックオプション制度の普及、インサイダー取引規制の強化などのため、他社でも保有株ゼロの役員候補は決して珍しくないから、いまさら取り上げて追及するほどの問題ではないが、それにしてもこんなに開き直った答弁は聞いたことがない。

 --今期も赤字決算が続くのか。借金がなくて配当していればそれでよいと考えているのではないか。

 「90%以上官公需に依存する当社の経営環境は依然として厳しいが、採算を重視した選別受注、豊富な受注残の消化による売上増、工事進行基準の導入、コストダウン努力ととコストアップ分の価格転嫁、環境資源リサイクル事業、海外事業など民需に力を入れる、などで黒字転換が可能だ」

 --回答が抽象的だ。具体的な数字で示せ。

 「受注 342億円
  売上 412億円
  純利益  4.3億円
を計画している」

 当社の不振は官公需の減少という構造的要因によるにもかかわらず、質問者のいうとおり無借金なら不動産業者のように銀行の融資引き締めで資金繰りが行き詰ることはないし、内部留保を取り崩して配当しておけば株主からあまり苦情も出ないだろうという安易な姿勢が経営者にあるように見受けられる。ちなみに日経会社情報では今期も赤字予想。

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株式会社レイテックス

株式会社レイテックス (マザーズ: 6672)

2008年8月26日(火) 午前10時

多摩センター 京王プラザホテル多摩 4階 たまつばき

議決権を有する株主数: 3,370名

開会時点の出席人数: 18名(うち女性2名)

フリードリンク: 各座席にサントリー烏龍茶ペットボトル(350ml)
          株主懇談会中にサンドイッチとアイスコーヒー

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 社長(報告書朗読)

総会の後: 休憩10分の後同一会場で株主懇談会

発言者: 総会 6名
      懇談会 6名

所要時間: 総会 1時間11分
        懇談会 約1時間40分

お土産: パイロット ボールペン ドクターグリップ 1本

 シリコンウェーハ検査・測定装置の製造販売。このところ増収減益が続いていたが、2008年5月期は半導体市況の悪化からシリコンウェーハメーカーが予算執行の一部を一時的に見合わせるなどしたため赤字となり、無配。

 --前期業績不振の主要因として期中における営業方針変更の影響があるそうだが、どういうことか。

 「当初計画していた新規ウェーハ測定装置(ナノプロ)の拡販を、既に多数の販売実績を持つダイナサーチの販売に注力するように変更したが、ナノプロの減少分を補うほどダイナサーチの売上が伸びなかった。両者共通の材料ノビナイトの入手困難という事情もあったため、販売チャンスが出てきたダイナサイトに重点を置くことにしたもので、経営判断にミスはなかったと思うが、結果が悪かった」

 --業績不振なのに要員が増えている理由は。

 「株式会社ナノシステムソリューションズを完全子会社化して、その技術者を本体に吸収したためだ。彼らは、技術を高度化して、今後当社を発展させるのに必要な人員である」

 --借入金が47億もあるのは多過ぎる。

 「有利子負債の残高が大きいことは認識しており、経営方針として返済を進めていく」

 --現預金残高が少なすぎる。これでは業容拡大が不可能だ。

 「3月に15億のシンジケートローンの借入枠を銀行に設定してもらったのでいつでも利用できるが、5月末(決算時点)では使用していない」

 --毎回業績を下方修正しているが、見通しが甘いのではないか。

 「20年前に一人で始めた会社が大きくなったので、営業本部に権限を委譲し、自分が直接顧客に会って営業することはしなくなった結果、成約の見通しが分からなくなった。自分が直接営業するなら20億の案件を抱えていなければ売上10億の計画は立てられない。そういう姿勢がこれまでの営業本部長には欠けていたので、今期から自分が陣頭指揮を執ることにした。また丸紅テクノシステムと代理店契約を結び、商社の力も借りて顧客を開拓していく」

 近年の決算数値は芳しくないが、2社で全世界シリコンウェーハ市場のシェア60%を占める信越半導体とSUMCOをいずれも売り先に持つのが当社の強み。金融機関の支援も得ているようなので、長い目で期待できるか。

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2008年8月 1日 (金)

株式会社伊藤園

  株式会社伊藤園 (東証一部: 2593)

2008年7月29日(火) 午前10時

品川 グランドプリンスホテル新高輪 地下1階 飛天

議決権を有する株主数: 66,431名

開会時点の出席人数: 座席数約1,900がほぼ満席で第2、第3会場も設営

フリードリンク: ロビーで各種自社製飲料の紙パックから選択
          会場内でお代わりサービスも

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: スライド、ナレーション使用(ほぼ報告書朗読)

発言者: 21名

所要時間: 2時間36分

お土産: 天然ミネラルむぎ茶 ティーバッグ 1l用20袋入
      プレミアムティーバッグ 1袋で2杯分 20袋入
      お~いお茶 ほうじ茶ティーバッグ 20袋入

 会場入り口で冷たいおしぼりのサービス。今年初めての試みのようだし、他社の総会でもあまり例がないのではないか。

 ここ数年順調な業績が続いた当社だが、2008年4月期は何とか増収こそ確保したものの、原材料高騰、販売競争激化に伴う販促費増、エネルギーコストの急騰などの影響で減益。

 --取締役22名は多過ぎる。報酬の負担も大きいのではないか。

 「ルートセールスをやっているためどうしても営業担当の役員が多くなる。人数は多いが役員報酬の総額は他社とあまり変わらない」

 --優先株は市場にまったく受け入れられていない。なぜ発行したのか。

 「優先株を発行した理由は以下の3点である。

(1) 消費財を扱っている企業として、個人投資家の選択の幅を広げ、個人株主を多く作りたい

(2) 米独伊などでは、すでに時価総額の10%程度の優先株市場がある

(3) タリーズその他買収した企業の将来の成長に必要な資金を調達するため。優先株の公募増資で得た資金でタリーズが発行していたコマーシャルペーパーを返済した

 一方、優先株不振の原因は以下の4点と考えられる。

(1) 日本では初めての種類株で認知度が低い

(2) トピックスに採用されていないため年金等機関投資家のインデックス取引の対象にならない

(3) 証券コードが5桁のため株価の検索ができなかったり、機関投資家のシステムが4桁コードの銘柄しか発注できなかったりする

(4) 規約上、種類株式への運用ができない機関投資家がある

 しかし個人株主比率が、普通株は30%なのに対し、優先株は40%であり、外人株主の比率も優先株の方が高いなど、すでに効果が出ている部分もある。今後何とか問題点を解決して、両者のかい離を小さくしていきたい」

 --損益計算書によると多額のたな卸資産廃棄損を計上しているが、これらの品をホームレスに食料を提供しているNPOなどに寄付したらどうか。

 「これまで実行したことはないが、今後の検討課題としたい。
前期は特に廃棄損が多かったが、今後は廃棄そのものを少なくするよう努力する」

 --防腐剤であるビタミンC無添加の麦茶に力を入れ、ビタミンC抜きの緑茶も開発してほしい。

 「ペットボトルの常温流通を前提とした場合、ビタミンC抜きの緑茶は技術的に難しい。なおビタミンCは防腐剤とは認識していない」

 --海外への具体的な展開状況はどうなっているか。アメリカだけでなく、豊富な剰余金を活用して中国での販売などに乗り出すべきだ。

 「2001年にニューヨークに会社を設立し、翌年中心街にレストランとティーショップを開設、ティーショップは7年連続ザガットの1位になった。当社がアメリカに力を入れているのは、米国人が太り過ぎで無糖の緑茶を必要としていることと、戦前すでに日本から米国へかなりの茶葉輸出実績があり、もともと緑茶を飲む習慣があったのが第二次大戦でなくなってしまったので、これを復活しようとしているのである。幸い今年は黒字化するものと予想されるので、新しい地域に進出すべく準備中である」

 --今年度第1四半期(5~7月)の実績はどうか。

 「5、6月はすでに新聞発表したが、正直言ってよくない。7月は現在進行中であり、ここで話すとインサイダー情報になるのでいうわけにはいかないが、ご存じのとおりの猛暑であり、一般に気温が26°から30°の間は炭酸飲料が売れ、30°を超すと無糖飲料に移るといわれていることからご想像いただきたい。
私がこんな元気な顔をしているのを見ても分かるでしょう」

 --上場企業なのに役員候補に社長の同族が多過ぎる。

 「伊藤園は実力主義を貫いている。同族でも能力のないものは採用しない」

 優先株発行を株価下落の元凶として役員の結果責任を問う声が多く出たが、最も重大な戦犯は5桁のコードを割り当てた東証ではないか。

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2008年7月27日 (日)

株式会社テンポスバスターズ

株式会社テンポスバスターズ (ジャスダック: 2751)

2008年7月25日(金) 午前10時

東蒲田 当社 本社8階 会議室

議決権を有する株主数: 1,338名

開会時点の出席人数: 17名(会社側発表)

フリードリンク: 受付で生茶のペットボトル(500ml)を配布

事業報告: 社長

総会の後: 休憩約10分の後同一会場で懇談会

発言者: 総会 2名
       懇談会 2名

所要時間: 総会 1時間31分
        懇談会 約30分

お土産: エコバッグ
       ゆば・とうふ(製造)器
      卓上アドレス帳
   
      以上3品から1品選択(写真はゆば・とうふ器)

 中古主体のちゅう房機器販売業。周辺企業を含めフードビジネスプロデューサーとしての総合的な情報、サービスの提供を目指す。
2008年4月期はM&Aした内装工事会社ハマケンの赤字幅縮小と、新品の値引きを止め、粗利益率の高い中古品の拡販に努めた結果、増収増益で増配。

 昨年10月から6か月間「社長の椅子争奪戦」を展開、創業者の前社長は立候補しなかったが、店長、役員、社長による投票の結果、勝利したのは取締役管理部長(前社長の実弟)。

 --短期貸付金が大幅に増加しているが、その理由と回収の見通しは。

 「前社長が信用取引に失敗し、そのままにしておくと担保に差し入れていた当社株式が市場に流出してしまう恐れがあったため、緊急融資を行った。所有不動産の処分で返済してもらう予定だが、現時点ではまだ売却できていない」

 --社長退任に伴う退職慰労金と貸付金を相殺する考えはないか。

 「退職金の使途は個人の問題だが、いくらかでも返済資金に充当してもらいたいと考えている」

 (前社長)
 「不動産の売却は住友不動産に一任しており、ネットでも公開しているが、何しろ田園調布で200坪の土地なので、現下の不動産不況もあり、なかなか売れない。それでも月に2人くらいは見に来る人がいる」

 --創業社長が退陣しても会長として残らず、グループ長というポストに就いたのは、いさぎよいというべきか、それとも逃げ出したのか。

 (前社長)
 「週刊ダイヤモンド誌に院政を布くつもりだなどと書かれたが、そんな余裕はない。グループ中核企業は新社長にまかせ、M&Aした会社が何とか本体を追い抜くように努力したいということだ。新社長はなかなか厳しく、自分の給料は以前の3分の1になった」

 --株価が低迷している。配当や株主優待で報いる考えはないか。

 「新興市場上場企業の不振、倒産が多発した影響と考えている。
配当は少しずつ増やしているが、前社長を含む10位までの大株主で全株式の75%を占めているので、大幅増配してもほとんどこれらの株主のところへ行ってしまう。株価対策としては、昨年、将来M&Aに使う目的も兼ねて2億の自己株式取得を行った」

 退任取締役に対する慰労金の支給についてはほとんどの企業が取締役会への一任を求めるが、当社は議案の中で支給金額算定の考え方、計算式、実額、ジャスダック上場企業一般との比較などを詳細に開示しているのが目を引く。

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2008年6月29日 (日)

株式会社ホリプロ

株式会社ホリプロ (東証一部: 9667)

2008年6月28日(土) 午後1時

三軒茶屋 昭和女子大学 人見記念講堂

議決権を有する株主数: 8,167名

開会時点の出席人数: 2,008席の8割くらい
                          (株主数の割に出席者が多い)

フリードリンク: なし

総会の前: 所属タレントのポートレートを映写

事業報告: 映像、ナレーション使用

総会の後: 引き続き同一会場で当社所属フリーアナ前田真理の司会により、昨年ホリプロタレントスカウトキャラバンで入賞、デビューした新人、足立梨花と入来茉里の紹介ビデオ上映ならびにインタビュー

発言者: 14名

所要時間: 総会 1時間34分
        タレント紹介 約15分

お土産: ベルギー・キプリング社のカジュアルバッグ
      (当社取扱商品)

 芸能プロダクション大手。2008年3月期は2期連続増収増益。
大学構内での株主総会というのは珍しい。

 --増収増益なのに減配した理由は。

 「連結では増益だが、単独決算が経常増益なのに株価下落による評価損のため純利益が減少したので、配当性向を最終利益の40%とする基本的考え方に従って減配とした」

 --自己株式を保有する目的は。消却する考えはないのか。

 「現時点では未定だが、ストックオプション、消却を含めて企業価値向上に利用するつもりだ」

 --在京民放大手5社が大株主に名を連ねているが、これは持ち合いか。もしそうなら当社が保有する相手の株に評価損は出ていないか。

 「上場時から当社株を所有していた外国人投資家から売却したいと申し出があったとき、各社に頼んで引き取ってもらったもので、必ずしも持ち合いではない。当社側も株を持っているのは5社中3社だけで、現時点では評価損は出ていない」

 --取締役を退任する創業者堀威夫氏に対する慰労金贈呈の議案が提出されているが、金額はどのくらいか。

 「当社は再来年創業50周年を迎えるのでファウンダーの在職期間は48年になり、当社の規定に従って計算すると約7億円である」

 --当社は総会の後にイベントがあると聞き、それを楽しみに株を買い、家内にも買わせたのに、今年は中止になったため、へそを曲げられてしまった。

 「昨年イベントで混乱があったため株主の方々に不快な思いをさせてしまい、申し訳ない。イベントを中止するかどうかアンケートをさせていただいた。結果は正直なところ賛否両論であったが、株主総会の原点に帰るという意味で、今年はこのようにさせていただいた。だれよりも早くこれからの新人を知っていただくというのも株主への利益還元と思っている。今後もこのままの形でやるかどうかは分からない」

 --コンサートや音楽会の割引サービスがあるが、電鉄会社の優待乗車券やヤクルトの野球入場券は無料だ。

 「さまざまな意見があるので100%は対応できないが、検討してみたい」

 立食パーティーなど総会後のイベントは、個人株主を増やすのに効果的だが、株主数が増え過ぎると混雑して運営が難しくなるのは避けられず、すでにワタミ、ドクターシーラボなど廃止に追い込まれた企業も少なくない。

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株式会社JSP

株式会社JSP (東証一部: 7942)

2008年6月27日(金) 午前10時

有楽町 新日石ビル 5階 当社本店会議室

議決権を有する株主数: 4,979名

開会時点の出席人数: 41名(女性0)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 1名

所要時間: 34分

お土産: なし

 三菱ガス化学系の発泡樹脂大手。2008年3月期は2期連続の増収増益で増配。

 --原油価格上昇とドル高が当社に及ぼす影響は。

 「1バレルは159リットルなので、原油価格バレル100ドル、1ドル100円としてkgあたり70円ほどになる。昨年の原油価格は平均して60~70ドルくらい、昨今は140ドルなのでおおむね50円程度の影響があり、これについては、今粛々と製品価格の改訂交渉を進めているところである。また当社の場合ドル円相場はほとんど業績に影響がない。原料価格は上がるが、海外からの配当収入も増えるからである」

 消費財を生産していない地味な会社だからといって、今どき女性株主の出席ゼロは珍しい。年配の株主もあまり見かけず、ほとんどがスーツ姿の現役ビジネスマン、ということは社員、関係者ばかりか。ただ唯一の質問が会社と関係なさそうな若者からで、それに対し議長が具体的な数字をあげて懇切丁寧に回答していたのはよかった。

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明治製菓株式会社

明治製菓株式会社 (東証一部: 2202) 欠席

2008年6月27日(金) 午前10時

京橋 当社本社

お土産: カール(チーズあじ) 84g

      ストロベリークラッカー 16枚

      アーモンドチョコレート 105g

      マクビティ・ダイジェスティブビスケット 48g

      CHELSEA 焦がし 黒糖ミルク 45g

 お土産だけいただいて失礼する。

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株式会社サンリオ

株式会社サンリオ (東証一部: 8136)

2008年6月26日(木) 午後4時

多摩センター パルテノン多摩 大ホール

議決権を有する株主数: 50,882名

開会時点の出席人数: 1,414席の3割くらい(株主数が大幅に増えたらしいが、その割に出席者は昨年 とほとんど変わらない感じ)

フリードリンク: なし

総会の前: ピューロランドは午前9時から午後7時まで株主に無料開放(同伴1名可)

        総会会場ではピューロランドのライブショー「海のメ
        ルヘン」の記録DVD上映

事業報告: 常務取締役(スライド併用)

総会の後: 引き続き同一会場で恒例の株主懇談会(という名の社長独演会「このごろ思うこと」)

発言者: 総会 8名
       懇談会 なし

所要時間: 総会 1時間7分
        懇談会 約40分

お土産: くじ引きでレジャーシートが当たった

 2005年3月期の赤字から金融機関の支援を得て立ち直り06年3月期に黒字転換したが、以後2期連続の減収減益。本総会では、期間利益を原資として償還する計画であった優先株を消却するために、資本準備金をその他資本剰余金に振り替える承認を求める議案を提出。

  --ピューロランドへ入場したとき入口で出迎えた××(実名)という男が客にあいさつをしないので、注意したら「あなたはあたしにあいさつしてほしいのか」と答えた。サービス業にこんな職員がいてよいのか。社長なんとかしてください。

 「かみさんとけんかでもした後だったのかな。よし分かった。厳重に注意するよ。場合によっては首にする」

 --社長はもう81歳..........。

 「80です」

 --お元気だけれど人生は有限..........。

 「そんな縁起の悪いこといわないでよ。新聞記者や銀行の重役がいつも辞めたらどうかというけれど......」

 --それでは死ぬまで現役ですか。

 「そんなこと分かりません。とにかく頑張ります。最近同級生と集まったが、みんな腕にシミがあるんですね、僕は全然ないんだ。なんなら触ってもいいよ」

  --マイメロディーはシュガーバニー、ハローキティーと並んで人気のあるキャラクターかと思うが、その割にピューロランドでの扱いが悪い。マイメロの仲間の羊のピアノちゃんなどの着ぐるみが出ていない。握手したいのに。

 「そうおっしゃっていただくのはありがたいが、キャラクターは全部で435もあるもので」

 --3か年中期計画の最終年2011年の売上が大幅に減ることになっているが、なぜか。

 「ライセンス事業の計上方法を変更するためで、これまでは商品売買の形を取っていたが、ロイヤリティーだけを計上することにした。利益には関係ない」

 懇談会ではボタンを押すと音と光の出るカードなどのサンリオ・グッズを実演、PRし、国内では不振の物販、ライセンス事業が、海外、特にブラジル、ロシア、ドバイなどで好調、北京オリンピックの帰りには50万人の外人観光客が日本に立ち寄り、キティーなどのキャラクターが飛ぶように売れるので大増産中という景気のいい話があった。

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2008年6月27日 (金)

株式会社スルガコーポレーション

株式会社スルガコーポレーション (東証二部: 1880)

2008年6月26日(木) 午前9時

横浜駅西口 エクセルホテル東急 3階

議決権を有する株主数: 13,356名

開会時点の出席人数: 座席数約300の7割くらい

事業報告: 会長

発言者: 7名

所要時間: 1時間18分

お土産: 横浜 元町 喜久家のチョコレート

 不動産ソリューション(再開発)事業を手掛ける。2008年3月期は史上最高益を達成するも、立ち退き交渉依頼先逮捕で資金繰悪化、総会2日前に民事再生手続き開始を申し立て、発表済みの株主優待を前3月期にさかのぼって廃止、配当支払(剰余金処分)に関する総会議案も撤回。

 冒頭まず議長(会長)が民事再生手続き開始に至る経緯を説明、陳謝の上議事に入る。 

 --過去最高の利益を達成しながらなぜ配当できないのか。会社再建の資金が必要だからか。

 「取締役会の提案権に基づいて議題を撤回したもので、当社再建のためには必要な措置だ」

 --NHKのニュースで当社の顧問弁護士が反社会勢力との関係は問題があるので手を引くよう申し入れたが、取締役が耳を貸さないので辞任したといっていたが、そのとおりか。

 「2月中旬から当社の役職員が参考人として警視庁の事情聴取を受け、3月4日にテナントとの立ち退き交渉を委託していた企業の関係者が逮捕された。当社はあくまで参考人であって容疑者ではないのに、日経、読売等が大々的に取り上げ、異常な報道を行ったのは意外で、われわれの知らないことまで書かれてしまった。そのため金融機関からの融資がストップし、手持ち不動産も売れなくなって、資金繰が行き詰った。現状は協力企業に対する支払いすら一時待ってもらっている状態だ」

 --今後の再生の道筋は。

 「民事再生法で裁判所の管轄下に入ってしまったので何もいえない。利益を出しており、優良資産も持っているのに、コンプライアンスの網に掛かって、業界の中でも当社が干されてしまった状態である」

 --再上場は可能か。

 「裁判所の管轄下に入ったので将来のことを約束するのは禁じられている」

 異例の早朝開会はマラソン総会を覚悟した上のことかと思われたが、意外に短時間で終わった。総会2日前に再生法とは安倍首相の辞任並みのタイミングだが、裁判所の管轄下を口実に株主の追及を避ける狙いもあったのか。それにしても配当、優待の約束を踏みにじったのに出席者へお土産を配るとは。

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2008年6月25日 (水)

株式会社ゼンショー 

株式会社ゼンショー (東証一部: 7550)

2008年6月25日(水) 午前10時

水道橋 MEETS PORT JCBホール
      (東京ドームシティー内)

議決権を有する株主数: 103,814名

開会時点の出席人数: 1階(座席数約590)はほぼ満席となり
               一部2階席へ誘導

フリードリンク: ロビーのドリンクコーナーで各種ペットボトル

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 12名

所要時間: 2時間6分

お土産: なし

 牛丼、ファミリーレストランを中心に焼肉、ファストフードの4業態を展開。2008年3月期は積極的な新規出店の効果もあって増収、経常増益となったが、在外子会社関連損失の計上などで当期純利益は減少。

 --飽和状態の外食産業以外に進出する考えはあるか。

 「基本的認識として日本の外食産業は1997年の29兆円をピークにシュリンクし続け24兆円強になった。今後は24兆で底ばいか、やや減っていくものとみているが、そうした中で上位10社のシェアは10年間で大きく伸びており、当社の売上も2000年からの7年間で12倍になっている。今後ともマーチャンダイズシステムを強化しシェアを取っていくことで十分成長可能と考える」

 --今後の利益見通しは。

 「11年3月期を最終年度とする中期経営計画では、経常利益を250億、当期利益100億(09年3月期60億、10年3月期80億)、1株あたり利益80円以上を実現したい。これはM&Aを含まず、直営店の出店のみによる最低目標である」

 --効率の悪い子会社は切り捨てていった方がよいのではないか。

 「傘下の35社中立ち上がり段階の4社を除き、赤字は1社のみである。今まで基本的に切り捨てた企業はないし、現状でもその可能性がある先はない」

 --会場の外で組合員が超過勤務代の支払いを求めて抗議行動を行っているがどういういきさつか。

 「問題提起があったので仙台労働基準監督署、東京都労働委員会、東京地裁で双方の主張をぶつけ合い、議論している段階である。会社としてはこき使って残業代を払わないという考えはない」

 --特別損失の在外子会社関連損失とは何か。

 「当社グループのファミリーレストラン、ココスは当初米国カリフォルニア州のカタリーナ・レストラン・グループとのライセンス契約でスタートしたが、その後逆に当社が先方を買収した。買収前に従業員から起こされていた訴訟を引き継いで継続してきたが決着して支払いが生じたものである」

 --純資産が前の期に比べて減少したのは何故か。

 「輸入食材について半分程度ドルの長期予約を結んでいるが、3月末に円高が進んだため会計上のマイナスが生じたという特殊要因によるものである」

 --資金調達の方法についてどう考えるか。

 「金利はまだ世界的に低い水準にあり、これを活用して成長するのが財務戦略だ。将来株式市場から調達する可能性はあるが、ここ1年くらいはまだその時期ではないと思う」

 --最近株主優待を取り止めたり、縮小したりする企業があるが当社はどうか。

 「今後とも継続していく」

 会場周辺では組合が抗議ビラ入りのティッシュ配り。

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 ゼンショーはお土産なしでした。写真は残業お手当て未払いに抗議する組合員が会場周辺で配ったティッシュです。

 

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21LADY株式会社

21LADY株式会社 (セントレックス: 3346)

2008年6月24日(火) 午前10時

二番町 東京グリーンパレス 地下1階 ふじの間

議決権を有する株主数: 5,654名

開会時点の出席人数: 68名(うち女性23名)
               さすがというか女性の割合が高い

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 別室で株主懇談会(ヒロタのシュークリーム、
        シューアイスとコーヒー、紅茶)

発言者: 9名

所要時間: 55分

お土産: ヒロタのシュークリーム4個入り2箱

 投資(コンサルティング)事業、上海家庭料理チェーン、商業用施設の賃貸業なども手掛けるが、売上の93%は洋菓子のヒロタ。
その洋菓子のヒロタで2007年3月に乳酸菌混入による自主回収問題が発生、そのため08年3月期は売上減に加えて、衛生管理を徹底するための投資負担もあり、欠損幅拡大、無配継続となった。冒頭社長のおわびがあって開会。

 --乳酸菌混入事件ではだれがどのように責任を取ったのか。

 「商品本部長を減給、部長、副部長を配置転換した」

 --藤井社長がホームページ上で広野道子と名乗っているのはなぜか。

 「通常は旧姓の広野を通称として使っており、法律的に戸籍上の名前を使う必要がある場合だけ藤井と名乗っている」

 --上海家庭料理の店名は。

 「上海モダンという。モダンオリエンタルという名前の店も1軒ある。郊外の駅と住宅地の中間くらいの1.5等地に20~40坪程度の店を出して出店コストを押さえている」

 --卸売の収益性はどうか。

 「どうしても直営店と比べて利益率が10%くらい落ちるので、卸売は直営店を出店するとコストが高くなる地域向けに限定している。実績は35%くらいで、コンビニ向けは10%を切っている。
今期は直営店向けを70%とするのが目標」

 --乳酸菌混入が発生したいきさつは。

 「千葉ファクトリーの一部手作業が残っていた工程で発生したが、現在はこの部分もすべて自動化した」

 最近の原材料高の影響で主力商品のシュークリーム、シューアイスを値上げしたが、上げ幅は業界の中でもかなり大きく、これはブランド力が強いから出来たことだとの説明があった。

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2008年6月24日 (火)

東急リバブル株式会社

東急リバブル株式会社 (東証一部: 8879)

2008年6月23日(月) 午前10時

渋谷エクセルホテル東急 6階 プラネッツルーム

議決権を有する株主数: 13,104名

開会時点の出席人数: 約220の座席は完全に満席となり、
               急きょロビーに第2会場設営

フリードリンク: 会場入口で日本茶か紅茶のペットボトルを配布

事業報告: スライド、ナレーション使用(報告書朗読)

発言者: 9名

所要時間: 1時間25分

お土産: 用意した品物の数が不足し、後日自宅送りとなる

      3日後到着 横浜 馬車道 ガトー・ド・ボワイヤージュの菓子折(焼菓子)

 東急系で、電鉄沿線を基盤に不動産の仲介、賃貸、販売などを手掛ける。2008年3月期は売上微増ながら減益。不動産市況の先行きには不透明感が強まりつつある。

 --昨年の株主数は3,000名程度だったはず。なぜ10,000人も急増したのか。

 「昨年6月1日に1:3の株式分割を実施し、購入できる金額が低くなった上に、不動産セクターの株価が全般に低迷し、個人が購入しやすくなったためである」

 --株主優待(ギフトカタログから希望商品贈呈)は今後も続けるのか。

 「株主数が大幅に増えたが、今後も現状のまま続けるつもりである」

 --所有不動産の含みは。

 「半年ごとに鑑定しているが、今のところ含み損のあるものはない」

 --賃貸用不動産のブランド構築についてどう考えているか。

 「賃貸用不動産はすでに運用を開始したものを取得しており、数もそう多くないので、特にブランド構築は考えていない」

 --会場に制服のガードマンが配置されているが、住民との間にトラブルでもあるのか。

 「総会の秩序を保つため議長の判断で配置を決めたものである」

 最後に議長からおわびの言葉があったものの、出席予想人数の大幅な読み違えはお粗末の極み。というよりはじめから株主4倍増の影響などまったく考えもせず、漫然と昨年並みの準備を行ったのではないか。

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2008年6月21日 (土)

株式会社インプレスホールディングス

株式会社インプレスホールディングス (東証一部: 9479)

2008年6月21日(土) 午前10時

神田美土代町 住友不動産神田ビル ベルサール神田 2階ホール

議決権を有する株主数: 12,768名

開会時点の出席人数: 座席数約180の6割くらい

フリードリンク: 別室(グループ企業の製品展示)でコーヒー、
          紅茶、ウーロン茶、各種ジュースなど

          総会終了後再び別室で昼食(立食)

総会の前: グループ企業、山と渓谷社の山岳風景ビデオ上映
        (カナディアンロッキー)

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 休憩約30分の後同一会場で株主懇談会(会社説明会)

発言者: 総会 4名
      懇談会 6名

所要時間: 総会 1時間55分
        懇談会 約1時間15分

お土産: 展示中のグループ企業発行書籍類持ち帰り自由

 出版業のほかネット広告、電子書籍等のデジタルメディアに熱心。2008年3月期は前年度に連結子会社となった山と渓谷社の影響で売上高は増えたものの、人件費等固定費の増加もあって経常減益となり、投資有価証券評価損、固定資産除却損等のため純損失計上、無配となった。年度上半期はWINDOWS VISTAの普及遅れからIT入門書の売れ行きが悪く、出版事業の収益性が低下した。

 出版市場の規模が11年連続で縮小する一方で、インターネットの利用者数は増加しており、情報取得形態の変化が著しい。当社はIT部門の強化を図っているが、そのための先行投資の負担が重い。

 --先行投資の内容は。

 「ページビューの増加を支えるためデータセンターのサーバー等を購入し、初めて25名の新卒を採用した。これらの効果は来年度以降に出てくる」

 --為替差損の内容は。

 「若干の物品仕入れと海外の著者に対する印税支払い程度で、大きな海外取引はない。為替差損が生じる恐れのある資金運用は行わないことになっている」

 --山と渓谷社関係の売上がもう少し伸びてもよいのではないか。

 「買収前の市中在庫の返品があるのではないかと思って抑えめの数字にした」

 --登山関係の案内書が大きすぎる。持ち歩きながら読めるようにしてほしい。

 「最近の登山者はほとんど携帯電話を持っていくので、紙ではなくモバイルにするということも考えている」

 株主懇談会では今期(09年3月期)の黒字化、復配予想のほか、IT、音楽、デザイン、医療、山岳・自然の5分野以外に、ファッションなど新規分野を強化し、専門コンテンツ9分野で連結売上高300億円、売上高EBITDA率10%を達成する中期的な経営目標が示されたが、その時期は明らかにされなかった。

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株式会社サトー 

株式会社サトー (東証一部: 6287)

2008年6月20日(金) 午前10時

青山ダイヤモンドホール 1階 ダイヤモンドルーム

議決権を有する株主数: 11,755名

開会時点の出席人数: 座席数約250の7割くらい

フリードリンク: ロビーでコーヒー、紅茶、ウーロン茶、
          各種ジュースなど

          総会後の休憩時間に会場内でサンドイッチと
          ミックスジュースの紙パック

総会の前: PRビデオ上映

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 休憩20分の後同一会場で会社説明会

発言者: 総会 9名
      説明会 9名
 

所要時間: 総会 1時間15分
        説明会 約1時間

お土産: 図書カード(1000円券)

 プリンター、ラベラーなどのメカトロ製品と、ラベル、シール、タグなどのサプライ製品を組み合わせた自動認識システムの総合メーカー。2008年3月期は9期連続の増収で、過去最高の売上を達成したが、原紙価格の上昇、欧州子会社の低迷などにより減益。
しかし配当は14期連続の増配を実施した。

 --台紙のないノンセパ.ラベルをエコラベルとして盛んに売り込んでいるが、この技術はサトーの特許か。

 「基本特許は30年ほど前のハンドラベラー全盛時代に取得したためすでに切れている。しかし、のり、プリンター、ラベルの加工方法などに細かい、難しい技術があり、それらを個々に判断して、出願している。またブラックボックスにしている部分もあるので、特に問題はない。ノンセパは10年ほど研究を続けた結果、最近ようやく価格的にも納得のいくものが出来たのでこれから積極的に売り込んでいく。

 --資金調達の方針は。

 「当面は金利もまだ低いので銀行借入でまかなうが、将来は株式市場の状況、金融情勢等を勘案して市場からの調達も視野に入れる」

 --当社の業界における地位はどのくらいか。

 「日本でバーコード、プリンター、ラベルを同時にやっている企業はほとんどないので、その意味ではトップクラスだ。全世界では5、6番目といったところ。サプライ製品は国内ベストスリーに入るが、海外ではまだこれからだ。サトーの製品を売るだけではなく、他社製品と組み合わせて顧客に便利なセットを提案するのが当社のやり方だ」

 --2015年に向けた中長期計画を発表しているが、これは努力目標か、それとも現実的な計画か。

 「十分実現可能なものと考えている。年平均の伸び率が国内5%、海外10%で、海外はもっと伸ばしたいという考え方もあるが、為替リスクも勘案してこの程度とした」

 会場の青山ダイヤモンドホールはGUCCIの巨艦店と同じビル内でなかなか立派。

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2008年6月20日 (金)

株式会社ゴールドクレスト

株式会社ゴールドクレスト (東証一部: 8871)

2008年6月19日(木) 午前10時

大手町野村ビル12階 当社本社大会議室

議決権を有する株主数: 6,575名

開会時点の出席人数: 67名(うち女性12名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書の一部を朗読)

発言者: 7名

所要時間: 48分

お土産: 湯上がりタオル

 都心部を中心に供給する分譲マンション業者。2008年3月期は減収ながら過去最高益を達成。しかし期初予想は下回ったため失望感から株価は下落傾向。

 --2月末に業績は期初予想どおりといっておきながら、5月の17日に決算が発表されたら下振れていた。これではまるでだまし討ちだ。なぜ3月26日(権利付最終日?)までに修正出来なかったのか。

 「だまし討ちとは考えていない。マンションの引き渡しは3月末に集中するため数字を確定するのが遅れた。上場企業として正確な数字が分からないうちに発表することは出来ない。売上は下振れたが利益は過去最高を達成している」

 --最高益なのに配当が35円というのは妥当か。

 「内部留保と配当のバランスを考えて決めた。マンション業界は市場の影響が大きいので安定的な配当をした方がよいのではないかと考えている」

 --決算発表後株価が下がったのは前期業績が予想を下回ったためというよりは、今期(09年3月期)が減収減益予想だったからではないか。

 「サブプライムローン問題の影響で市場全体の動きが鈍いとみて現時点で確実に達成できる数字を出した。資材高騰のため、新たに土地を取得して利益を上げるのが難しくなっている。こういう場合売上を増やして利益を膨らまそうとする企業もあるが、市況の厳しいときに無理に売上増を図るのはよくないと思う」

 --私の地元川崎市ではゴールドクレストのマンションの建て方は強引だと評判が悪く、主要政党がすべて反対している。

 「近隣住民との話し合いは誠意をもって行うよう指導しているので理解してほしい」

 --最近武蔵新城で4区画の土地を取得しながら2区画しか建築せず、他の2区画にはまったく計画がないことになっており、これは環境アセスメント逃れだといわれている。もし本当にまったく計画がないのなら広大な土地を遊ばせていることになり株主の立場からすると問題だ。

 「新城の10倍もの広さで取得したまま建設に着手していない土地もある」

 会場周辺の路上では当社マンションの建設反対運動も。

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インターニックス株式会社

インターニックス株式会社 (東証一部: 2657)

2008年6月18日(水) 午後2時

新宿野村ビル48階 野村コンファレンスプラザ

議決権を有する株主数: 4,067名

開会時点の出席人数: 67名(うち女性12名)

フリードリンク: 会場内で日本茶とミネラルウオーターのペット
          ボトル

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 別室で株主懇談会(立食パーティー)
      
発言者: 2名

所要時間: 53分

お土産: 3色ボールペン 1本
     図書カード 1000円券

 独立系半導体商社。2008年3月期は携帯電話、ゲーム機向けビジネスの不振で減収減益ながら既定方針に沿って増配。 

--PLC(高速電力線通信)の見通しはどうか。量販店であまり売れていないようだが技術的な問題があるのか。

 「大手に納入しているが拡販が出来ていない。これを家電に入れる方向で努力している」

 --自動車業界との取引をどう考えるか。石油価格の高騰もあり、今後の需要は楽観できないのではないか。

 「日本の自動車業界は世界的に力を持っている。国内はよくないが、世界的に見れば自動車需要はシュリンクしていない。当社はアクセサリを扱っているが、やはりエンジン部に入っていかないと大きく伸びることが出来ない。店頭で売っているカーナビなどではなく、取り替えのできない部品をやりたい。そのための人材も確保してある」

 株主懇談会は同一フロアの倶楽部で、軽食と飲み物、ビールもあり。48階からの眺めは絶好。

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株式会社紀文フードケミファ

株式会社紀文フードケミファ (東証一部: 4065)

2008年6月18日(水) 午前10時

東銀座 時事通信ビル2階 時事通信ホール

議決権を有する株主数: 17,095名

開会時点の出席人数: 座席数約280の7割くらい

フリードリンク: 控室で自社製調整豆乳の紙パック(200ml)

事業報告: 社長(スライド併用)

発言者: 8名(第1号議案採決まで、その後議事混乱の中で数名が発言)

所要時間: 1時間52分

お土産: 自社製モイスチャークリーム(80g入り) 2本

 飲料(豆乳)、食材(練製品、調味料)メーカーだが最近は化粧品・医薬品用途の化成品にも力を入れている。株式交換により8月1日付で親会社キッコーマンの完全子会社となる予定で、その契約承認を第1号議案として提出。

 2008年3月期は主力製品の豆乳が大豆イソフラボン過剰摂取報道の影響で大きく落ち込んだため2期連続の減収減益。当社業績は売上、利益とも06年3月期をピークに急激な増加から減少に転じ、見事に富士山型のグラフを描いている。当然株価の騰落も同様なカーブを示しているので、高値づかみの株主も多いはず。そのため現時点での完全子会社化はキッコーマンに安く買いたたかれるのではないかと懸念する声が上がった。また株式交換比率が未定(紀文の株価は1,100円と決められているが、キッコーマンは7月10日から16日までの平均株価で決定)な点を不安に感ずる人も多いようだ。しかしいずれにせよ交付されるキッコーマンの株数が現在所有する紀文の株数を下回ることはほぼ間違いなく、株主優待を楽しみに単元株100株に投資していた小口株主にとっては納得のいかない結果となりそうだ。おまけに現在キッコーマンの単元株と株主優待を受け取れる株数はともに100株でなく1,000株という問題もある。この点については将来何らかの配慮があリ得ることを匂わすような議長発言もあったが、あくまで蓋を開けてみないと分からない。

 --キッコーマンが当社の株を買い集めた経緯は。

 「キッコーマンは平成16/2/26に以前の大株主紀文食品と資本・業務提携し、17/3/29には筆頭株主となった。さらに19/2/28にはTOBで50.11%の株主となった。この間市場から当社の株を買い集めたことはない」

 --キッコーマンの傘下に入ったら紀文のブランドはどうなるか。

 「今後も紀文ブランドを使用する。今の時点でキッコーマンはんぺんなどとする考えはない」

 第1号議案(キッコーマン株式会社との株式交換契約承認の件)採決の後、同議案に対する反対者を調べるため反対票(出席表の下部を切り取ったもの)を集めてまわったが、かなりの出席者が反対した。これは会社法の規定により紀文株をキッコーマン株と交換することを望まず、会社側に買い取りを請求する場合は、総会に出席して反対票を投じておく必要があるために行われたものであるが、議長の説明があいまいで、十分内容を理解できない株主がいたため入り乱れて数名が発言する混乱状態になり、結局うやむやのうちに幕切れとなった。

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2008年6月17日 (火)

株式会社コロワイド

株式会社コロワイド (東証一部: 7616)

2008年6月14日(土) 午後2時

横浜 みなとみらい パシフィコ横浜 国立大ホール

議決権を有する株主数: 40,419名

開会時点の出席人数: 1階席(定員3,260)はほぼ満席となり、
               開会後は2階席へ誘導

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

総会の後: 引き続き同一会場でPRビデオ上映と質疑応答

発言者: 総会 2名
      質疑応答 13名

所要時間: 総会 38分
        ビデオ上映、質疑応答 約1時間10分

お土産: グループ企業生チョコ発祥の店シルスマリアの菓子折
      (クッキー)

      株主様特別ご優待券(1000円券) 3枚
 
 開会30分前から壇上に役員着席、社長は議長席に立って来場者に「いらっしゃいませ」とあいさつ。

 2008年3月期は経営効率化のため店舗閉鎖数が新規出店を上回って減収、経常増益となったが、閉店に伴う固定資産除却損、減損損失のため純損失計上。

 --株主優待券が金券屋やオークションに流れるのを防ぐ方法はないか。インターネットに当社の株主優待は手厚すぎて収益を圧迫しているという意見が出ているがどう思うか。

 「金券屋の親父から優待券がここに出ているのは名誉と思えといわれてから、あまり気にならなくなった」

 --東京テアトルが株主優待券をプリペイドカード方式にしたら金券屋に出回らなくなった」

 「早速検討させてもらいます」

 --インターネットに優待が手厚すぎると書き込んだのは自分だ。
自分が株を買った当時8,000人程度だった当社の株主数が現在では40,000人にもなっている。これだけ株主数が増えた以上制度を改める気はないか。優待費用として販管費にどのくらいの金額を計上しているのか。

 「単体で3億8,000万円、連結で5億600万円である。連結の方が多いのは上場子会社2社が独自の優待制度を持っているからだ。実際問題として勘定の全額を優待券だけで支払う客はほとんどない」

 --当社のホームページで焼き鳥が半額になる家族の日というのをやっているのを知り大船店に行ったら、店長が催しはもう終わっているのに、本社がホームページから削除しないので困っているといって結局割引を受けられなかった。本社宛にE Mailを出したら即日削除されたが何もあいさつがない。そこで重役宛に手紙を書いたところようやく返事が来た。社長はE Mailを見ていないのか。

 「私は残念ながらE Mailが出来ないが苦情の手紙は毎日数通見ている。苦情は宝の山とよくいわれるが、中には首を絞めてやりたいくらい厳しい苦情もある。また当社では覆面調査団も各店を回っている」

 --ランチ営業をする店が少なすぎる。ランチは利益が上がらないのか。

 「はっきりいってランチは儲からない。ランチ営業をやるかやらないかは本部から強制せず、店や地区の判断にまかせてある」

 --中国へ進出する気はないのか。

 「数十年前から話は来ているが断っている。日本の外食産業で最初に中国へ進出したのは_マサだと思うが開店後1年で周囲に70店舗もの競争相手が出来、撤退するといったら機械設備一式を置いていけといわれて丸裸にされたと聞いている」

 --ジェフグルメカードで支払った場合、釣銭を出す店と出さない店がある。同じ店で店員によって扱いが違う場合さえある。

 「当社の優待券を含めすべて金券には釣銭を出さないことで統一しているが、ジェフだけは先方の強い要望でお釣りを出すことにしている。」

 一度はジェフを含めてすべて釣銭を出さないと答弁しておきながら、後刻誤りがあったとして訂正。図らずもいかに方針が徹底していないかを暴露した。

 --数年前と比べて売上は増加しているのに利益が減っているのはなぜか。

 「M&Aで買収した企業ののれん代償却負担が重い。EBITDAで見れば平成17年度72億、18年度102億、19年度97億、20年度100億となっている」

 --配当がずっと年5円据置だ。配当性向に関する方針は。

 「特に決まりはない。基本的には安定配当継続方針」

 --最近外食産業の_ラーク、_角などが突然上場を廃止したが社長はこれについてどう思うか。株主の存在は経営への集中に差し支えるのか。

 「現在外食産業を取り巻く情勢は極めて厳しく、業界再編は不可避だが、ご指摘の事例は社長が儲けただけではないか。私が社長である間はそんなことをやるつもりはない。ただ私は今61歳だが、私の美学としていつまでも老残をさらす気はない。後任の社長は今ここに並んでいる(重役)連中になるか、外部から招いた人物になるか分からないが、そうなった場合には上場廃止もありうるかもしれない」

 --店のトイレの蛇口が

自動でない。

 「早速、順次改めます」

 全体に社長の個性が発揮された総会といえようか。 

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2008年5月31日 (土)

株式会社アルバイトタイムス

株式会社アルバイトタイムス (ジャスダック: 2341)

2008年5月28日(水) 午後2時

コートヤード・マリオット 東京銀座ホテル
(旧東武銀座ホテル) 3階 龍田

議決権を有する株主数: 10,440名

開会時点の出席人数: 54名(うち女性7名)

フリードリンク: ロビーでコーヒー、オレンジジュース、
          ウーロン茶

事業報告: スライド、ナレーション使用

発言者: 8名

所要時間: 1時間51分

お土産: クオカード 500円券×2

 ロビーには同社の宣伝文句「アル恋」のポスターとと自社発行求人誌の展示
 
 静岡県を地盤として首都圏などへ展開する無料求人誌発行業者。
2008年2月期はネット求人媒体との競争激化で減収となったが、何とかコスト削減で黒字転換し、復配。上場5周年記念配当実施。

 --当期の業績等を勘案、多額の役員賞与を支払うとしているが、売上高が伸びないなかで単に経費を節約して悪化した業績を元に戻したに過ぎず、株価が低迷しているのに理解できない。

 「役員賞与は期初の目標を達成したかどうかで決めている。売上が増えないなかでまずコストカットによる利益確保を目指したのは事実で、売上増は今後の課題と認識している」

 --B/S上利益剰余金、現預金が過大ではないか。自社株買いを実施すべきである。

 「自社株買いの重要性は承知しており、社内でも検討している。
現在具体的な計画はないが、定款上は取締役会の判断でいつでも実施できるようになっている」

 --ストックオプションによる株式取得価格が1円というのは安過ぎないか。

 「最後にストックオプションを付与したのは3年前である。当時は役員賞与がなかったので、1円でも安くはない。現在は役員賞与制度があるのでストックオプションを設定する考えはない」

 --09年2月期の業績予想は。

 「売上116億、営業利益6億5,800万円、当期純利益3億8,600万円を予定している」

 株主の質問は「株価が低迷しているのに役員のみお手盛りで高収入を得ている」点に集中。結局のところ今期もあまり変わり映えのしない計画だし、ストックオプションから役員賞与へというのも世間一般の流れに逆行しているのではなかろうか。

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2008年5月28日 (水)

株式会社ガリバーインターナショナル

株式会社ガリバーインターナショナル (東証一部: 7599)

2008年5月28日(水) 午前10時

舞浜 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル
1階 華厳の間

議決権を有する株主数: 7,693名

開会時点の出席人数: 46名(会社側発表)

フリードリンク: なし

事業報告: 専務取締役

発言者: 4名

所要時間: 36分

総会の後: PRビデオ上映

お土産: フランスワイン 750 ml 1本
     絵本「ガリバー旅行記」

 2008年2月期は通期車両販売台数微減にもかかわらず若干の増収を達成したが減益。広告宣伝費など販売費、一般管理費の増加と金融事業の連結子会社ジー・ワンファイナンシャルサービスが大幅減益となった(会計処理方法変更による一時的増益という前期の特殊要因がなくなったため)のが原因。

 --長年車の営業の仕事をしているが、数年前顧客の所有する外車を査定のためガリバーの店舗に持ち込んだところキズをつけられてしまったので、駐車場に置いて帰った。車は1年以上ガリバーの敷地内に置いてあったが、店長が修理などまったく対応しなかったため裁判沙汰となり、中古車は日々減価するのでやむなく自分が顧客から買い取った。その後車は行方不明となり、ガリバー側が弁護士を使って虚偽の申し立てをしたため自分が裁判に負けてしまった。業界の慣習として、どんな高級車、大型車でも預かるときに預かり証など発行しないのが普通だ。また自分の了解なしに自分の顧客と直接連絡を取ったのも許せない。俺の車はどこにある。俺の車を返せ。誠意ある回答がなければ現在中断している街宣活動を再開する。

 「ただいまの発言はご意見として承ります。すでに裁判を通じて決着しており、本日の議題と関係ないのでお答えできません。発言を続ける場合は退場していただく場合もあります」

 例年無風状態の同社総会にとんだ騒動が起こった。

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2008年5月24日 (土)

株式会社ハイデイ日高

株式会社ハイデイ日高 (東証一部: 7611)

2008年5月23日(金) 午前10時

大宮駅西口 パレスホテル大宮 4階 ローズルーム

開会時点の出席人数: 座席数約570の7割くらい

フリードリンク: 会場内でセルフサービスの日本茶とお水

事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用)

発言者: 18名

所要時間: 1時間24分

お土産: 社会福祉法人皆の郷第2川越いもの子作業所の菓子折外食業界は市場規模縮小に加えて、食の安心安全をめぐる事件の続発、人件費、原材料費のアップなど厳しい環境下にあるが、当社の2008年2月期は増収で営業利益、経常利益とも5期連続過去最高を更新。

 --関東ではあまり人気のないうどん業態に進出した理由と今後の見通しは。

 「既存ラーメン店の隣接地に空店舗が出来た場合、ほっておくとライバル企業が進出する恐れがあるので、別業態で出店したものである。幸い出店した3店とも15~18%の営業利益率を上げている」

 --配当性向の目処は25%とのことだが、30%くらいにしてほしい。

 「当社の財務基盤はまだそれほど強くない。毎年30店舗程度安定的に出店を続ける資金を確保するためにも当面は25%程度とさせていただきたい」

 --以前あった乾燥にんにくがメニューからなくなってしまったのはなぜか。

 「にんにくは水分を吸収しやすく、カビが生えたりするので、安全面から取り止めたものである」

 --今後の出退店計画は。

 「当社が大宮でスタートした関係で大宮・浦和地区の店舗網が密になっているが、今後は山手線各駅の駅前を中心に、総武、中央、東海道などの各線沿線に進出を予定している。閉店した店の中には、ビル建て替えなど家主側の都合によるもの、近隣に重複出店したためバッティングした店などがあり、まったくどうにもならなくて閉鎖した例はそう多くない」

 --小麦粉大幅値上げの影響はどうか。米粉を混ぜる研究をするべきだ。

 「今回と今年後半に予定されている値上げによるコストアップは年間7,000万円程度である。少なくとも基本的商品であるラーメン、タンメンについては値上げを考えていない。米粉利用の研究はしているが、小麦粉の方がこれだけ値上がりしてもまだ値段が安い」

 --中国製餃子問題の影響はどうか。餃子が売れなかったら餃子の皮を使ってワンタンを作るべきだ。

 「餃子事件では1か月ほどダメージを受けたが、今は完全に元に戻っている」

 --株価低迷の対策として自己株式の取得を実施すべきである。

 「当社の発行株数はまだあまり多くないので、自己株式取得で流動性を低下させるのは得策ではない」

 --それなら株式分割はどうか。

 「株価の水準が低過ぎる。業績を上げ、ひと株あたり利益を増やし、少なくとも4桁の株価を維持できるようになってから考えたい」

 --社長はいつまで現役で頑張るつもりか。後継者は決まっているのか。

 「健康とのからみがあるのではっきりとはいえない。まだしばらくやらせてください。後継者はまったく未定だが社内から選ぶつもりだ」

 --ビールのつまみのソラマメは安くてよいが、産地はどこか。

 「中国産だが、残留農薬の検査はしっかりやっているので安心してほしい。今、中国以外の産地も探しているところだ」

 --社外取締役のY氏は当社の株式を全く所有していない。

 (Y取締役)
 「就任直前に自分個人の会社を立ち上げるのに資金をつぎ込んでしまったため余裕がなかった。今年あたりなんとか考えたい」

 --唐揚定食は唐揚が7個で、老人や女性には多過ぎる。4個にしてほしい。

 「貴重なご意見ありがとうございました。検討させていただきます」

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昨年の同社の株主総会レポート↓

http://soukai.air-nifty.com/miyage/2007/05/post_a4eb.html

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2008年4月27日 (日)

株式会社バルス

株式会社バルス (東証一部: 2738) 株主総会 株主総会 Francfranc

2008年4月26日(土) 午前10時

日比谷公会堂 

開会時点の出席人数: 開会前に1階席(定員1,052)はほぼ満席
               となり、以後2階席(定員1,022)へ誘導

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

総会の後: 約15分の休憩後、同一会場で経営近況報告会

発言者: 総会 9名
       報告会 17名

所要時間: 総会 51分
        報告会 約1時間45分

お土産: Francfrancの朝食用食器セット
      (マグカップ、ボウル、プレート)

     Francfrancブランド創立15周年記念映画
     「恋するマドリ」のDVD

 Francfrancブランドを主力とするインテリア・雑貨小売販売事業。
このところ毎期増収増益継続中。

 --現場の従業員のうち正社員と派遣の比率はどのくらいか。派遣社員を正社員に登用する制度はあるのか。

 「店舗の従業員に派遣はいない。1,600人中600人が正社員で残りはパートとアルバイト。現在の店長はほとんどアルバイト出身だ」

 (この発言者は前日SUMCOの総会で同じ主旨の質問をしたのと同一人物)

 --利益還元策として一部の株主が期待する優待制度の拡充は、株主公平の原則に反する。今優先すべきなのは企業価値の向上だ。

 「上場して調達した資金でようやくキャッシュフローが黒字化したので、今後は配当、自社株取得の形で株主に酬いるのが正しいと思う。配当性向は30%を目指す」

 --昨年本業と関係ない不動産子会社Seven Signaturesの株式を売却したのは正しい。

 「ハワイのホテルの区分所有権を販売する会社だが、全株ではなく連結対象でなくなる限度まで売却し、将来の利益を前倒しで手に
入れるとともに、借入金を返済し、保証も外すことができた」

 --香港その他海外進出の現状はどうか。

 「香港は生産地(中国)に近く、日本とマーケット構造が似ているので進出し、5年目である。昨年、全店それぞれ単独では黒字だが、全体では赤字、つまり本部経費までは賄えない状況だ。台湾へはフランチャイズで展開しているので最初からわずかながら利益が出ている。シンガポールなどからもオファーをもらっているが、あくまで国内がメインなのであせらずやっていく。中国はどうかとよく聞かれるが、欧米の方を優先したいと考えている」

 --自己株式取得の目的は。

 「前期5億取得し、3月からも取得継続中である。将来については消却という線で考えている」

 --電子マネーへの対応状況と今後の方針は。

 「まだやっていない。現在フランフランカード(ポイントカード)導入のための設備投資を考えている」

 --本業に関係ないとしてSeven Signaturesから手を引いたのに東京住宅という不動産会社を持っているのはなぜか。

 「われわれが売っているインテリアに必要な空間を作りたいという考えで木下工務店と提携して設立した注文住宅会社で、現在駒場にモデルハウス1棟を建築中である。工事はすべて木下が行う」

 --優秀な人材の確保についてどう考えているか。

 「引き抜きがしづらい業界なので、優秀な新卒を採用し、育てていく必要がある。幸い女性を中心に人気が高く、今年の新卒30人は5,000人の中から選ぶことができた。来年はさらに100人の採用を考えている」

 --携帯電話機を開発したそうだが利益は出たのか。

 「ドコモショップで販売したN705iについてはデザイン料として3,000万円を受け取った。一方当社が自らリスクを負って、自社のamadana storeで販売したamadanaモデルは幸い5,000台を2日間で完売し、5,000万円のの利益を得た。今後はドコモショップで販売する分についてもロイヤリティーをもらうなど利益率の向上につとめたい」

 --ブランド名フランフランに比べてバルスという名は知名度が低い。社名もフランフランに統一すべきではないか。

 「今のところ考えていない。将来いろいろなブランド名ができる可能性があるので、その場合はバルスというのがホールディングカンパニーの名前になり、各ブランド名の会社が傘下になることもありうる」

 --客層の推移、年齢構成の変化にどう対応していくのか。

 「Francfrancは25歳で都会にひとり暮らしする女性をターゲットとしてスタートした。これは今も変わっていない。客は次第に年を取って30代、40代の人も来るようになるが、だからといって店も年を取って商品の幅をひろげることはしない。30代、40代でも25歳の心を持ち、あこがれている人はいて、そういう人が顧客になってくれる。ヴァンサンカンという雑誌が40代の女性に読まれているのと同じことだ」 

 経営近況報告会ではまず会社紹介ビデオを上映後社長から中期経営計画について説明があり、店舗数を増やすより店舗効率の向上によってFrancfrancブランドの継続的な成長を維持すること、不採算事業の収益を改善してフリー・キャッシュフローの黒字化の継続を図ること、株主還元と成長のバランスがとれた経営で今後とも連続増収増益を目指すなどの考えが示された。

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2008年4月25日 (金)

株式会社SUMCO

株式会社SUMCO (東証一部: 3436)  株主総会 株主総会

2008年4月25日(金) 午前10時

ニューピア竹芝ノースタワー1階 ニューピアホール

開会時点の出席人数: 座席数約680の7割くらい

フリードリンク: ロビーのドリンクコーナーで日本茶とミネラル
         ウオーターのペットボトル

総会の前: 会社紹介ビデオ上映

事業報告: スライド、ナレーション使用

発言者: 10名

所要時間: 1時間25分

お土産: 村岡屋(佐賀)の菓子折(和菓子)

 2008年1月期は小松製作所から買収して連結子会社とした旧コマツ電子金属(SUMCO TECHXIV)が通期寄与したこともあって、大幅な増収で経常増益。しかし業績好調にもかかわらず昨秋以降株価不振が続いているのが、会社側の悩み、株主の不満。 

 --設備増強に積極的だが、需給バランスを崩し、価格下落、償却負担増で利益圧迫要因にならないか。

 「基本的には健全なB/Sを前提に、キャッシュフローの範囲内で有効なリターンが見込める投資を積極的に行っていく方針だ。半導体市場は将来中長期的にBRICs、アフリカ諸国等でより一層伸びていくものと考えている」

 --太陽電池用のシリコンウエハーに力を入れているようだが、シリコン以外の素材との競合もあるのではないか。

 「最近シリコンが不足するとみてシリコンベース以外の素材(薄膜)が出てきたが、昨年実績で全体の1割程度であり、今後比率を伸ばすとしてもせいぜい2割強くらいまでではないか。われわれの製品はすでに20年間耐久試験を行っているが、薄膜はこれからである」

 --太陽電池用シリコンウエハーの売上計画は。

 「今年200億であるが早期に800億とし、将来は2,000億程度まで育てたい。その時点での企業全体の売上規模は8,000億程度と考えている」

 --工場勤務社員のうち派遣と正規雇用の割合はどのくらいか。最近キャノンなど他社で発生したような非正規雇用の問題はないのか。

 「派遣社員の割合は20%くらいだが、2年前に正社員へ登用するルールを作ってから400人以上が正社員に転換しており、効果を発揮している」

 --原材料の価格高騰、調達難等の恐れはないか。

 「ポリシリコンは世界全体としては予断を許さないが、当社に関しては大丈夫。十分マネージできる」

 --シリコンウエハーはこんなに儲けてよいのか。いつまで続くのか。株主としては不安だ。

 「毎日需要家からそう言われているが、ウエハーがないと半導体が出来ない。非価格競争力を評価してもらいたい。規模が大きくなると利益率は下がるかもしれないが、儲けの額は増えていく」

 社長は重役陣の助けを借りることなく、すべての質問に一人で答え「今年こそ信越半導体(業界世界1位、同社は2位)に勝つ」との力強い言葉も飛び出した。

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小杉産業株式会社

小杉産業株式会社 (東証二部: 8146)

2008年4月24日(木) 午前10時

東銀座 時事通信ビル2階 時事通信ホール

開会時点の出席人数: 54名(うち女性3名)

フリードリンク: ロビーで紙コップのホットコーヒーとアイスの
          日本茶またはウーロン茶

事業報告: スライド、ナレーション使用

発言者: 1名

所要時間: 43分

お土産: 靴下(Golden Bear by Jack Nicklaus) 2足

 百貨店中心のアパレル大手だが苦戦が続く。2008年1月期は子会社1社が連結から持ち分法適用会社となったこともあり、大幅減収。返品調整引当金繰入、投資損失、商品処分損、減損損失その他多額の特別損失を計上したため、当期純損失も大幅増加し無配継続。これでもほぼ2010年1月期まで向こう3か年間の中期経営計画に沿った数字という。

 --今後の具体的な利益改善策と復配の見通しは。

 「本業のアパレル事業は1990年代から国内消費市場の前年度割れが顕著になり、7期連続の赤字となった。これは時代についていけなかったからだと認識している。作りすぎて在庫を残すことがないようにやっていくことが重要だが、前期で負の遺産を一掃し昨年と今年の2~3月を比較すると返品が35%減り、棚卸資産も大幅に減少して在庫の整理が出来てきた。企業の体質を根本的に変えて利益が出るようになったので今期はプラスマイナスゼロ、中計最終年の来年に黒字化を達成し、その上で初めて復配を検討できるものと考えている」

 思い切ってうみを出したのは評価できるとしてもその先の成長戦略が見えてこないのがつらいところ。

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ゴールドパック株式会社

ゴールドパック株式会社 (ジャスダック: 2589)

2008年4月23日(水) 午前10時

渋谷マークシティ内 渋谷エクセルホテル東京 
6階 プラネッツルーム

開会時点の出席人数: 70名(うち女性14名)

フリードリンク: 株主様お待合室で自社製品の各種飲料

総会の前: 会社紹介ビデオ上映

事業報告: 社長(スライド併用)

発言者: 6名

所要時間: 58分

お土産: 自社製缶飲料(190g)3本
     
     信州・安曇野の
      手摘みトマトジュース
      捥ぎたてりんごジュース
      旬穫り野菜ジュース

     クオカード 1000円券

 果実・野菜飲料メーカーだが、自社ブランドでの販売は少なく、8割強がファブレス企業からの受託生産。2008年1月期は2期連続の減収減益。期中に自社ブランド製品の一部で原料生産地表示の誤りがあり、農林水産省の改善指示を受けた。

 --原料混入問題の原因と具体的対策は。

 「原因は大きくいって、受け入れ時の誤認、保管時の混在、使用時のチェックの不備の3点であり、原産地表示に関する認識の不徹底があった。体制の再構築を行い、原料に原産地表示のバーコードを添付し、読み取り用のハンディーコンピューターを導入するとともに、全役職員に対する啓蒙活動を行った」

 --このところ業績低減傾向が続いているが、いつ歯止めがかかるのか。

 「昨年来重油の高騰とそれに起因する原材料価格の高騰が続いておりながら小売価格に転嫁できず、内部で吸収せざるを得ない状況である。企業を筋肉質に変え、ローコスト・オペレーションを図る以外に方法がない」

 --先日発表された09年1月期が減収予想になっているのはなぜか。

 「受託生産先から有償支給される原材料の価格が引き下げられたためである」

 --PBRが低い。これではM&Aの心配がある。

 「ただひたすら企業価値の向上を図るべく努力する以外にない」

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2008年4月19日 (土)

株式会社シーイーシー

株式会社シーイーシー (東証一部: 9692)

2008年4月18日(金) 午前10時

相鉄線さがみ野 同社本店
(さがみ野システムラボラトリー)A館6階会議室

開会時点の出席人数: 30名(うち女性2名)

フリードリンク: ロビーで希望者にウーロン茶、野菜ジュース、カフェラテの紙パックを配布

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 1名

所要時間: 29分

お土産: クオカード 1000円券

 富士通グループ向けが多いソフト開発業者。2008年1月期は連結ベースで2期連続の増収、経常増益ながら、持分法適用会社の清算や投資有価証券評価損の計上により当期純利益は大幅減。創立40周年記念配を実施。

 --投資有価証券評価損の内容は。

 「業務提携先である上場企業の時価が帳簿価格の50%を割ってしまったため、強制的に評価損の計上を余儀なくされたものである」

 多額の特別損失計上に対してはもっと厳しい質問が出るかと思われたが、案外平穏に終わる。

Cec

CECのHP↓

http://www.cec-ltd.co.jp/index.html

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2008年3月28日 (金)

SBSホールディングス株式会社

SBSホールディングス株式会社 (ジャスダックJ: 2384)

2008年3月28日(金) 午前10時

錦糸町 東武ホテルレバント東京 4階 錦

開会時点の出席人数: 57名(うち女性3名)

フリードリンク: なし

事業報告: 社長(報告書朗読)

発言者: 1名

所要時間: 31分

お土産: なし

 2007年12月期は、増収営業増益ながら、関連会社整理損、投資有価証券評価損、減損損失等の特別損失があったため純利益は微減。主力の物流事業でBtoBに経営資源を集中すべく、個人顧客向け引越サービスの子会社ダックを専業最大手のアートコーポレーションへ譲渡。決算後の重要事項として1万株、15億円の自己株式取得決定を発表。

 --東証は自己株式取得状況の報告について特に期限を定めていないようだが、実行次第迅速に公表してもらいたい。

 「当社としては1か月ごとに実績を報告する予定である」 

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岡部株式会社 

岡部株式会社 (東証一部: 5959)

2008年3月27日(木) 午前10時

錦糸町 東武ホテルレバント東京 4階 錦I

開会時点の出席人数: 座席数約220の8割くらいだが別途第2会場も設営された模様

フリードリンク: なし

事業報告: スライド、ナレーション使用

総会の後: 別会場で製品展示会と株主懇親会(サンドイッチ、カナッぺなど軽食だが、ビール、ウイスキーもあり)

発言者: なし

所要時間: 43分

お土産: ANTENORの菓子折

 2007年12月期は後半改正建築基準法の施行による新設着工減少の影響を受けたが、4年連続の増収増益を達成。固定資産売却の特別利益があったため、最終利益は大幅増、増配。

 懇親会における会長の話では、海外売上比率が急上昇しているので、このところの円高は痛いとのこと。

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2008年3月27日 (木)

昭栄株式会社

昭栄株式会社 (東証一部: 3003)

2008年3月25日(火)午前10時

神田錦町 学士会館 2階 会議室

開会時点の出席人数: 座席数約330の8割くらい

フリードリンク: 控室でコーヒー、紅茶、ウーロン茶、
         オレンジジュースにクッキー

事業報告: 社長(スライド併用)

総会の後: 別室で株主懇親会
      (立食パーティー、ビール、ワインあり)
      会場に自社所有不動産の写真など展示

発言者: 8名

所要時間: 1時間9分

お土産: キハチの菓子折

 2007年12月期は証券市場の不振から有価証券投資事業が減益となったが、不動産事業の積極的な資産入替効果が寄与して大幅増収増益。08年12月期は分譲案件、事業売却益などの特殊要因がなく、減収減益予想。 

--株価が大幅に下がっているのに、積極的な自社株買いを実施していないのはなぜか。

 「毎年2回取得株数を決定しており、昨年3月決定の600,000株については521,100株を取得したが、9月の1,150,000株は2月末現在4.000株しか取得していない。これは新中期計画策定中で大型開発案件も進行中のためインサイダー規制に抵触するからである」

 --何か具体的な買収防衛策を検討しているか。

 「当面はきちんと業績を上げていくのが最大の防衛策と考え、特別の防衛策は検討していない」

 --償還期限の近づいている転換社債の転換率が低い。転換した方が有利な時期もあったのになぜか。

 「分からない」

 --70,000株保有している非上場企業のヒューリックは上場計画があるそうだが、どうか。

 「元は日本橋興業といって富士銀行の支店管理をしていた会社であるが、上場準備を進めていると聞いている」

 同社の株主数は最近急激に増加しており、昨年の懇親会の混雑度はかなり厳しいものがあったが、今年は広い会場に変え、テーブルの配置を考えるなどして何とか切り抜けた。席上の社長発言によると「企業規模では劣るが株主総会出席株主数では住友不動産を抜き、三井不動産に迫っている」由。

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2008年3月 1日 (土)

グローバル・ワン不動産投資法人

グローバル・ワン不動産投資法人
 (東証不動産投資証券市場: 8958)

2008年2月29日(金) 午前10時

平河町 都市センターホテル 5階「オリオン」

開会時点の出席人数: 32名(うち女性3名)

フリードリンク: 休憩時間にミネラルウォーターのペットボトル
         (富士山のパナジウム天然水500ml)を配布

総会の後: 休憩10分の後同一会場で運用状況説明会

発言者: 総会 1名
     説明会 2名

所要時間: 総会 37分
      説明会 約40分

お土産: なし

 2008年3月期の投資口1口あたり予想分配金は56,700円で前期の3倍近い額。もちろん物件売却の特別要因があったからで、翌期以降は従来のペース(19,000円~20,000円)に戻るのだが、原則として利益の全額を分配するREITではこういうことがありうる。

 --規約変更の議案で、投資の対象として新たに著作権を加える
のは何故か。

 「新規に取得するビルがホームページを開設していた場合に備えるものである」

 --これまで首都圏と名古屋圏の物件のみに投資していたが、最近初めて大阪市内のビルを購入した。今後、投資対象となる地域をどのように考えているか。

 「あくまで安定した都市で近、新、大をキーワードとする価値の高い不動産に投資する方針である。3大都市圏以外では福岡なども十分考えられると思う」

 説明会では他の一部のREITのようにいたずらに規模の拡大をあせることなく、地域で1~2番のビルに投資する方針を貫くこと、経費節減を徹底するあまり、建物のメインテナンスをおろそかにすることがないようにするなどの考え方につき説明を受けた。

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2008年2月28日 (木)

株式会社キャンドゥ

株式会社キャンドゥ (東証一部: 2698)

2008年2月28日(木) 午前10時

新宿 ハイアットリージェンシー東京
地下1階 「センチュリールーム」

出席人数: 687名(出席株主の質問に答えて会社側が発表)

フリードリンク: 開会前、休憩室で日本茶かお水

事業報告: 取締役(子会社社長)報告書朗読

発言者: 16名

所要時間: 1時間54分

お土産: 入浴剤(3袋入り×3)
     
     (出席者が予想より多く、用意した品が不足して一部後
     日郵送とする不手際があった)

 2007年11月期単独決算は減収、赤字転落。株式会社クリスタルショップを買収したため初めて作成した連結決算ではさらに大きな赤字。配当は据置。

 --近隣の店で布用のボンドを買ったが安かろう悪かろうの品であった。持ち帰って調べてほしい(現物を役員に手渡す)。

 「これは当社のPB商品である。採用時点では、厳重なテストを行っているが、その後はメーカーへまかせきりになっている面もあるので再度調べてみる」

 --以前当社の商品には100円でこんなものが買えるのかという楽しみがあったが、この点では最近同業D社に負けている。

 「昨年かなりの新商品を投入したが、後に残るものは少なかった。ご指摘は肝に銘じて今後努力する」

 --当社のPBブランドのジュースが他社で2本98円で売られていた。

 「初耳だ。ありえないことだ。他にも同じ経験をされた方はありますか(挙手なし)。以前企画した耐熱ガラス製品を規格外のため発売取りやめにしたところ、メーカーが外に出してしまったということはあった」

 --単独より連結の方が相当赤字額が大きい。昨年のM&Aは失敗だったのではないか。

 昨年4月に買収した子会社の店舗のうち不採算店48店を9月までに閉鎖、残る全店舗も改装のため一時休業した結果、赤字が続いたが、10月以降は正常化している。

 --店長には残業代を払っているのか。

 「当社では店長を管理職とは認識していないので、残業代は支払っている。ご安心ください」

 --貸借対照表に一年以内償還予定新株予約権付社債として36億円が計上されているが、現在の株価では株式転換は期待できず、全額償還することになると思われる。資金手当てはどうなっているか。

 「期日は5月30日であるが、すでに一部市場から買い取り、償却済みで、現在残高は28億となっている。その返済資金手当てについてもここで明らかにするわけにはいかないが、めどがついている」

 --中国子会社の状況は。

 「現地で10元ショップも運営しているが、主要目的はあくまで商品調達にある」

 赤字である以上、配当、役員報酬支払いは取り止めるべきではないかという発言がかなりあった。議長(社長)は事業報告に始まり、質疑応答もほとんど取締役に丸投げ。十分な回答が済まないうちに次の発言者を指名するなど、議事運営にも疑問が残った。創業者らしいカリスマ性はまったく感じられず。

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株式会社エスプール

株式会社エスプール (大証ヘラクレスS: 2471)

2008年2月27日(水) 午前10時

有楽町 東京国際フォーラム ガラス棟6階 G610号室

開会時点の出席人数: 17名 (女性0)

フリードリンク: 休憩時間中に会場内でコーヒーまたは紅茶茶菓子(帝国ホテルのフィナンシエ)付き

事業報告: 社長(報告書朗読)

総会の後: 休憩10分の後、同一会場で
      事業内容及び事業方針説明会

発言者: 総会 2名
     説明会 3名

所要時間: 総会 39分
      説明会 約50分

お土産: 赤坂 虎屋黒川の菓子折
     カラークリップ
     会社案内小冊子

 会場の6階フロアには会議室がずらりと並んでいるが、まったく人気がなく、当社総会以外に使用されている形跡がない。 

 「企業変革の支援」をスローガンに市場調査や企業研修の請負も手掛けるが、今のところ売上の9割以上は人材派遣業務。2007年11月期は連続増収を達成するも、人材派遣業での社会保険料負担増とその他事業での先行投資のため減益。配当は記念配を普通配に切り替えて据置としたため、配当性向アップ。

 --税引前利益に比較して税金が高すぎ、純利益が目減りしているように思えるが。

 「25拠点を展開しており、住民税の均等割が大きいのが原因である。連結決算では子会社が赤字を計上したため、繰延税金資産が減ったことも影響している」

 --海外進出は考えていないのか。

 「具体的に考えてはいない。日本の国内市場は将来ますます伸びると見られており、オランダなど海外の大手が日本進出を狙っている状況で、今後とも国内市場を目標に営業を展開していく。ただ、規制緩和が進むと海外で人を集めることは考えられるので、その研究は進めている」

 --少子化が進むと人材派遣業界はどうなるか。

 「いずれ海外労働力への市場開放が始まるのではないか。また高齢者派遣が盛んになることも考えられる」

 --会社の成長に伴う資本増強の必要性は。

 「製造業のような巨額の設備投資は必要ないので、あまり自己資本を増やしても使い道がない。余剰資金は株主へ還元することとなろう」

 説明会では同業大手の不祥事は人材募集から派遣まで1本でやっているのが原因であるが、同社は営業(派遣先の獲得)と人材募集を組織的に切り離しているとの説明があり、2008年11月期は増益基調に戻るとの見通しが示された。

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日本フィルコン株式会社 

日本フィルコン株式会社 (東証一部: 5942)

2008年2月26日(火) 午前10時

多摩センター 京王プラザホテル多摩 4階宴会場「アポロ」

開会時点の出席人数: 122名(うち女性16名)

フリードリンク: なし

総会の前: 会社紹介ビデオ上映

事業報告: 社長(報告書朗読、スライド併用)

総会の後: 別室で懇親会(立食パーティー、アルコール抜き)

発言者: なし

所要時間: 44分

お土産: クオカード 1000円券

 製紙用網の最大手だが、最近はデジタル家電業界向けのプラズマディスプレー用メッシュなども手掛ける。2007年11月期は減
収減益で、配当は記念配を落とす。

 懇親会は、寿司に長蛇の列が出来た以外、内容、混雑度とも良好。
総会が平穏無事に終わったため、ランチタイムには早すぎたのが難。

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2008年2月23日 (土)

キューピー株式会社

キューピー株式会社 (東証一部: 2809)

2008年2月22日(金) 午前10時

芝公園 ザ・プリンス パークタワー東京
地下2階 コンベンションホール

開会時点の出席人数: 約2000人収容の会場ががほぼ満席となり、第2会場を設営した模様

フリードリンク: ロビーで紙コップ入りのミネラルウォーター

事業報告: 映像、ナレーション使用

発言者: 10名

所要時間: 1時間34分

お土産: 小冊子「Investors' Gauide 2008」
     黒酢バー 200ml入り紙パック 3個
          黒酢&はちみつレモン 2
          黒酢&りんご 1

 2007年11月期は、原資材コストの上昇をコスト低減への取り組み、利益体質の強化、成長分野へのシフトでカバーし、2期連続の増収増益、配当据置。

 --中国産品への対応状況は。

 「原料として調達しているものについては、最終的に自社で検査の上、安全確認している。最終製品は当社員が常駐して生産に立ち会っており、生産頻度が低いものについても、必ず立会い励行している」

 --新潟地震の際自動車メーカーに対する供給責任を果たせなくなった企業が出たが、当社の体制は。

 「マヨネーズはリスク管理を考えて9工場で生産している。資材調達先も分散をはかっている」

 --海外事業の採算状況は。

 「中国向けはまだ先行投資段階で利益が出ていないが、今年は北京オリンピックもあり、投資回収期に入るものと期待している」

 --中国には儲かればよいという考えがある。海外分散はよいが中国を含めるのはリスクが大きい。食糧安全保障の考え方から企業の社会的責任として国産化を推進すべきだ(拍手)

 「国産を重視はしているが、国産だけにこだわる必要はない。安全を確保できるものは海外調達を進めていきたい」
 
 --売上のうち家庭用と業務用の比率は。

 「家庭用70%、業務用30%」

 --食品メーカーなのに女性の役員がいないが。

 「職場での女性の役割は大きくなっている。女性がより活躍できるような環境づくりとして管理職、総合職への登用、産休制度の充実、子育てが終わった退職者の再雇用制度などを実施している」

 予想どおり中国製食品問題に関する質問が多かったが議長の巧みな議事進行で特にもめることなく終了。チャイナフリー実施の要望は強いが、国策による食料自給率向上が実現しない限り、一企業にそこまで求めるのは無理というものであろう。なお会場整理の手際がよかったのは評価できる。 

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2007年12月22日 (土)

株式会社ネクシィーズ

株式会社ネクシィーズ (東証一部: 4346)

2007年12月21日(金) 午前10時

恵比寿 ウェスティンホテル東京 地下2階 「スタールーム」

開会時点の出席人数: 座席数約250の5割くらい

フリードリンク: 各座席にミネラルウォーターのペットボトルVolvic 330ml)

事業報告: スライド、ナレーション使用

発言: 12名

所要時間: 1時間29分

お土産: アンリ・シャルパンティエの菓子折

 07年9月期連結決算は増収ながら、ISP事業の利用料金収入増大が初期投資の費用をカバーしきれず、引き続き赤字。ソフトバンクでも3,000億円の初期投資で当初5年間は欠損だったから問題ないというが、昨年とまったく同じ説明であり、株主としては黒字転換時期の目標ぐらい示してもらわないと納得しかねるだろう。

 --単独決算は黒字なのに連結が赤字だが、その原因となっている子会社はどこか。

 「ISP事業のNexyz.BBだが、現時点でキャッシュフローは黒字化している。客数はすでに10万件を突破し、今期は毎月7千件、年間8万5千件獲得の計画である」

 --当社は某証券会社が作成した「危ない会社百選」に入っているが大丈夫か。

 「これからも頑張ります」

 --今年から会場が変わったのに駅からここまで案内人がひとりも出ていない。本日同じホテルで総会を開く他社の社員に聞いてやっとたどり着いた。社長自らお詫びとお礼に行ってほしい。

 「分かりました」

 --総会資料によると役員7名のうち2名にしか報酬を支払っていないが、残りの5名はどうなっているのか。

 「いずれも子会社の役員を兼ねているので、そちらで支払ってもらっている」

 --事業報告書に載っていなければチェックできないではないか。

 「現行の開示ルールに従ってやっているが、何らか別の方法がないか検討する」

 せっかく連結決算が中心になっても子会社が支払った費用の明細は掲載する必要がないというのは盲点かもしれない。

 --関連当事者との取引に関する注記によると社長の親族から賞品を320万円ほど購入しているが、これはどういうことか。

 「私の母が3か月に1回くらいフランスへ衣料品、装飾雑貨の買付に行っているので、毎月成績優秀な社員を表彰する際に渡す賞品の購入を頼んだものである」

 --身内とそのような取引をするのは好ましくない。一般社員の親が何か商売をしていたらそういう人からも買うべきだ。

 「自分の親なので利益なしの原価で分けてもらっている」

 発言者が同じ内容を執拗に繰り返すため場内騒然「しつこいぞ。退場させろ」の野次。

 「退場を命じます。警備の社員はこの方を退場させてください。抵抗した場合は警察官に引き渡してください」

 ガードマンが退席を促すが結局そのまま居座る。

 --当社の株価は3年連続年初高、年末安になっている。

 「最近、今が底値だと考えて自社株買いを実行した」

 --黒字転換の見込みは。

 「公表済みの08年9月期予想は売上65億、営業損失4.6億、経常損失5億、純損失6億だが、これは固く見て解約引当金を上期30%、下期25%として計算したものであり、最